某有名企業さんの関係から、社会奉仕活動を続けてこられたボランティアさんの紹介です。旧船岡寮時代から40年程に渡って懐メロのレコードコンサートを開催し、ご利用者へ楽しみと癒しを提供していただいておりました。

 それが新型コロナウイルスの影響で2020(令和2)年の2月から中断してしまい、早3年が経過してしまいました。ボランティアさんたちの活動の再開を施設内で議論していたところ、PHPのメンバーさんから年賀状が届きました。「ご利用者の皆さんはお元気でしょうか?コロナに負けずに頑張ってください。またお会いできることを楽しみにしております」と。

 やはり、ご利用者とボランティアさんたちの繋がりはかけがえのないものであり、その懸け橋を復活させる責務があるとあらためて感じました。感染対策はしっかりと施しながら、視覚に不自由さのある高齢者が音楽を楽しむ当たり前の日常を少しずつでも取り戻していけたらと思います。

 メンバーさんがPHPの活動日誌に書き込んだ回数は506回目。前頁の505回目の日付は、令和2年2月16日と書かれていました。そして、曲目のラインナップが記されたそのページからは長い時間を要してしまいましたが、ご利用者とボランティアさんの再会できた笑顔の表情が一気に時を戻してくれました。いつも曲を流す前に当時のエピソードの解説があるのですが、この日は今まで以上に熱のこもった紹介でした。時には、この3年間をどのように過ごされていたかをご利用者にも気遣いながら、力強くお話しいただいたお姿はとても感慨深く思いました。またこれからも末永く宜しくお願い致します。

曲の解説を身振り手振り熱心にしてくれているボランティアさんとお話に聞き入るご利用者の皆さま

 

(ライトハウス朱雀 木原)