6月の7日(火)と9日(木)の2日間、左京区役所様よりご用命を受けて、職員の方々へ向けての視覚障害者福祉を学ぶ派遣研修へ行かせていただきました。

左京区役所様では、定期的に職員向け研修を実施されており、障害者福祉への理解を深めるなど安心できる地域づくりに積極的に取り組んでおられます。この度は「憲法月間」に合わせての取組として「白杖をお持ちの方への対応の仕方を学ぶ」というテーマで行われました。

京都ライトハウスの歴史や取り組み、視覚障害の方々の生活と工夫などを映像も交えて学習したのち、実際に弱視シュミレーションゴーグルを付けて見えにくい世界を体験していただいたり、室内での簡単な手引きの練習もしていただいたりしました。

「実際に見えにくい世界を体験すると、思っていた以上に怖かった」「来館された視覚障害者に対して声をかけることの大切さが実感として分かった」「手引きしてくれる人がいると、とても安心した」「方角を教えるときなどの適切な言葉遣いが学べた」などのお声をいただきました。

1時間という限られた時間ではありましたが、「見えない・見えにくい世界」を知っていただくための良い機会をお持ちいただけ大変喜ばしいことと思っております。

この度ご用命いただきました左京区役所の皆様、どうもありがとうございました。

京都ライトハウスでは、このような啓発について多様なプログラムをご用意させていただいております。お気軽にお問合せください。(電話:075-462-4400)

 

たくさんの職員の方々にお集まりいただきました。左京区役所様では定期的に外部の受け入れ研修を実施されています。

 

弱視シュミレーションゴーグルを付けた状態で、手元の資料を読んでもらいました。普段の見え方との違いを体験していただきます。

 

室内での手引き体験。隣の方とペアになって声を掛け合っていただきました。

 

(法人事務所 島田)