ライトハウスの近くにある佛教大学の中の一つのクラスで、学生さんたちがあいあい教室の子どもたちへの玩具や遊びを企画するという取組をされました。まずは、このクラスの学生さんがあいあい教室の療育の見学や職員による視覚障がい疑似体験を通して、視覚障がいや子ども達との関わり方について理解を深めてこられました。その後授業の中で玩具作りを進め、完成した後はあいあい教室職員にむけてプレゼンテーション。職員から意見やアドバイスを聞き、更なる改良をして、できたおもちゃをあいあい教室に届けてくれました。玩具は色々な音が鳴るカプセルを鮮やかな色の模様のついた箱の穴に入れて遊ぶ『わくわくカプセル』、子どもたちに人気のキャラクターや三角・星などの形はめをして遊ぶ『ダンボールパズル』、箱の中に手を入れてボールを探したり、側面にフェルトでできた果物をマジックテープで貼り付けて遊べる『なんでもBOX』、タオル生地やたわし等の感触がカードの窓につけてあり、縦横斜めで揃えるゲームができる『触ってビンゴ』、手洗い・外の信号・調理の場面等をオリジナルキャラクターの解説付きで音を紹介する動画『日常の音』の全5種類の玩具をいただきました。それぞれの玩具には音が鳴る、色々な感触を触って楽しめるといった工夫がたくさんしてあり、見えない・見えにくい子どもたちのことを一生懸命考えて作ってくださったのが伝わってきました。玩具を受け取って、子どもたちは大喜び。「一緒にやろうよ」と届けに来てくれた学生さんを誘って一緒に遊ぶ時間も楽しむことができました。いただいた玩具は大切に使わせていただきます。また、佛教大学の学生さんと交流できるのを楽しみにしています。

 

学生さんは講義の中で弱視シミュレーション眼鏡をかけて読み聞かせを体験されました

 

『わくわくカプセル』。面白い音がするカラフルなボールを穴に入れて遊ぶ子ども

 

『触ってBINGO』。触れるカードと同じ感触をビンゴカードの中から探します

 

ひらがなで書かれた玩具の説明書を一生懸命読む子ども

 

(あいあい・桐原)