9月20日、お菓子作り講座&ティータイムサロンに15名の訓練生が参加されました。講師は弱視の岡本さやかさん、見えにくくなっても好きなことは続けたい、お菓子をつくる楽しみをたくさんの人に知ってもらいたいという熱意あふれる講演でした。現職の採用につながった作文の朗読には参加者から暖かな拍手が贈られました。

炊飯器で焼くレモンケーキづくりのプチ実習では、3名の方が卵を割るところから材料をすべて混ぜ合わせる行程までを体験されました。1カップが何グラムかで計量していくこと、粉をふるうときは飛び散ることを想定して大きなボウルを使うことなど、見えにくさならではの工夫がありました。

利用者さんがさっくりと混ぜます
(ボウルに入れた材料を、利用者さんがさっくりと混ぜます。横で先生が見守っています。)

いよいよメインのお楽しみ、ティータイムです。しっとりさわやかなケーキと香り豊かな紅茶をいただきながら、暮らしの中の困りごとや工夫を共有しました。揚げ物は火を通しすぎて黒くなるというお困りごとには、具材を茹でておいて加熱時間を短縮するというアドバイスがありました。調味料の加減がわかりにくくなってきたというお困りごとには、調味料は直接使わず円筒形の器に移してスプーンですくうこと、ネットで見つけた黄金比率の合わせ調味料を多めに作っているという工夫が出されました。電球の交換の際には必ずLEDにして作業を減らすというアイデアや、失敗を気にしないのも立派な工夫だという提案もありました。ユニークな体験談に笑いも巻き起こり、ほんわかとした交流ができました。

【炊飯器で爽やかレモンケーキのレシピ】

レモンの香りが爽やかなケーキ、炊飯器なのでしっとりした焼き上がり、冷蔵庫で冷やして食べても美味しいです。

材料(3合炊き炊飯器)

  • レモン 1個
  • ☆薄力粉 カップ1と1/2(150g)
  • ☆ベーキングパウダー 小さじ1と1/2(6g)
  • バター(無塩) 大さじ6(80g)
  • 砂糖 大さじ7(約60g)
  • 卵 2個

作り方

1 レモンは皮をすりおろします。すりおろしたら絞ってレモン汁を作ります。
2 バターは耐熱容器に入れて500wのレンジで30秒ほど温め溶かしバターにします。
3 ボウルに卵を加えて砂糖を加えよく混ぜます。
4 溶かしバターも加えよく混ぜます。
5 ☆の粉類をふるってボウルにいれます。
6 ヘラで混ぜレモン汁とレモンの皮も加え、粉っ気がなくなるまで混ぜます。
7 炊飯器の内釜に⑥をいれ炊飯します。炊飯が終わったら竹串を挿してみて火が通っているか確認します。
8 まだ焼けていなければもう一度炊飯してください。焼けていたら取り出して粗熱をとります。
9 切り分けてできあがり♪ 

コツ・ポイント

薄力粉カップ1=100g、砂糖大さじ1=9g、BP小さじ1=4g、バター大さじ1=12gの計算でレシピを出しています。
☆はホットケーキミックスで代用できますが、その場合砂糖の量を大さじ3くらいにしてください。

参考

炊飯器で♪爽やかレモンケーキ♪ by さーやgogo 【クックパッド】

(鳥居寮 石川佳子)