京都のお盆の風物詩である「五山送り火鑑賞会」を開催しました。
ライトハウス朱雀の建物は5階建てで、最上階5階の屋上庭園から右大文字がくっきりと、また、左大文字と舟形の一部も見えます。
朱雀は昨年6月にオープンしたのですが、昨年はあいにくの大雨だったので鑑賞できず、今年初めて生で送り火を見届けることになりました。

5階盲養護ホームにスクリーンをセットし、19時過ぎからテレビ中継を流し、普段は静かな盲養護ホーム、特別養護老人ホームの利用者の方も、この日は多くの方が20時からの点火を楽しみにしておられました。

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(テレビでの点火を待つ利用者さん)

朱雀の誇る!美女4人衆もこの日はゆかたに着替えてスタンバイ完了です。

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(浴衣に着替えてスタンバイする職員)

20時を前に屋上庭園に移動され、右大文字が点火すると「見えた」「綺麗やなぁ」等と声があがりました。視覚障害をお持ちの方、そうでない方に関係無く、皆様送り火には特別な思いをお持ちのようです。
大文字の文字がくっきりと肉眼でも見え、夏の終わりを皆で感じる事ができました。

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(5F屋上から見える、大文字の様子)

今回は利用者の方だけでなく、施設周辺の住民の方も一緒に送り火を見届けて頂こうとご招待し、瀧本理事長をはじめ職員でお迎えをしました。1階地域交流スペースにテレビを設置し、冷たいお飲み物を提供して中継をご覧頂いたあと、20時の点火を前に屋上庭園へとご案内しました。
チラシ配布等で事前告知しながら、当日は誰も来られないのではないかと不安でいっぱいでしたが、予想とは裏腹に30名以上の方が来場されました。喫茶わくわくで御見掛けする方も多くおられましたが、今回の鑑賞会で初めて朱雀に来られた方も多くおられました。

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(穴場発見。5階の廊下から、窓枠にピッタリ大の字が収まっています。)

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(屋上でご覧になる地域のみなさま)

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(最後に、朱雀でとれた西瓜を頂きながら)

当日まで不安だらけでしたが、朱雀からも綺麗に送り火を見届けることが出来ました。お精霊さんと呼ばれる死者の霊をあの世へ送り届けるとされる送り火は京都人にとって特別なものがありますが、来年からも利用者様と地域住民の方と共に、貴重なひとときをご一緒できたらと思います。

(ケアプランセンターライトハウス朱雀 長谷川源)