南部サテライトの取組みをお伝えします。

見えにくい人も見えない人も、タブレット端末を使うことができます。どうやって?ipadでは、ボイスオーバーという機能を利用します。弱視のかたは、見えにくいものを写して拡大できます。全盲の人も、店に並ぶ洋服の色がわかったり、メールしたり、ネットで調べものをしたりできます。さわってみたいというみなさんの声をよくお聞きしますので、今月は体験です。

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(大きな画面のipadだとアイコンも大きくなります)

まずは模型を使い、端末の構造を触りながら学びます。つるんとした表面のどこを触ると動くのかな?

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(段ボール材で操作画面と外側の境がわかりやすいように、また、ホーム画面のアプリアイコンやホームボタンをイメージしやすいように、立体的に作っています)

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(模型とipadを並べて 本体の操作画面エリアをタップしています)

次に基本ジェスチャー習得するためのアプリにトライ。なかなか合格を出してくれなくて、みなさん何度も挑戦。♪ピコンという合格音が聞こえると、みんなで「やった-!」、嬉しいですね。

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(シングルタップの練習をしています。5回成功すると終了です)

Siriを起動させて、お天気を聞いたり、歌わせてみようとしたり。妙に人間ぽい対応に、また楽しくなっちゃいます。今回もヘビーユーザーのお仲間が来てくださり、便利な使いかたをデモンストレーションしてくれました。使いかたのコツや使いやすいアプリの紹介など、実際に活用している視覚障害者のお仲間が伝えてくれることは、本当にわかりやすいです。習得されたかたが、また次のお仲間に伝えていかれると、みなさんが頼もしいサポーターです。素敵なことだと思います。
なお、NTTドコモでは、iphoneの使い方講座を開講されています。実際の通話も体験できますので、サテライトとしてもお願いできればと考えています。実現できたときには、またみなさんをお誘いしますね。

(鳥居寮 京極裕子)