夏至も過ぎた6月22日・23日の両日、標記大会が岐阜市において多くの関係者の参加のもと盛大に開催されました。

初日の研修会では、「障害者差別解消法」施行後一年が過ぎた中、現場で実際に起きているさまざまな事例をもとに、基本的な事柄や対処の仕方について解説があり、さらなる視覚障害者支援につながるポイントを学びました。

二日目は、いわゆる「あはき法19条」をめぐる訴訟に関し、その論点と今後の行方について講演をうかがいました。

また「大会アピール」として、差別解消法の主旨徹底に向けた取組の推進、社会福祉法改正に合わせた経営視点の導入、そして日盲社協各部門の一層の連帯等が、13項目の各部会要望からなる「決議文」と合わせて、採択されました。(情報サービス部門は『点訳音訳者養成事業の必須事業化』と『職員定数増』を要望)

会場となった岐阜市。この地名、織田信長による命名説がよく知られています。岐は分かれ道。阜は高い土地の意味があるとされ、たしかに金華山の高みからは各方面に延びていく街道が眺められ、ここを手中に収めた信長がさらなる頂き、天下を目指したのは自然なことかも知れません。

そんな天下統一に勢いをつけた街で開かれた本大会。日盲社協が進めるさまざまな政策の実現にも弾みをつけたいものです。

(五十嵐 幸夫)