京都府立盲学校が、大相撲で活躍中の宇良和輝さん(京都府立鳥羽高等学校出身)を招かれて、児童や保護者を対象とした「スポーツアスリートのお話を聞く会 相撲教室」を開催されました。山本も盲学校の評議員として、京都府視覚障害者協会の方々などと共に宇良関の激励に集まりました。

宇良関(23歳 木瀬)は、ご存知のように異色の相撲を取られます。レスリングの経験を活かした珍しい技を繰り出す取り口の相撲は“アクロバット相撲”と評され入門前から注目されていたことから、入門記者会見では報道陣100人が詰めかけました。2017年1月場所13日目には天風に襷反りを決めましたが、この技が十両以上の取り組みで決まったのは1960年1月に決まり手が制定されて以来初めての事でした。同場所ではやはり滅多に出ず「幻の技」といわれる首ひねりも決めています。身長・体重が小6で139センチ、42キロ。現在も、173センチ、127キロと小兵ながらも、先だって入幕が決定し公表された、京都出身の大人気の新鋭力士です。

盲学校の応接室で対面して、京視協の田尻会長をはじめ評議員から応援エールを送り、握手や筋肉の付き具合をボディタッチさせてもらうなど、皆さんがすっかりファンになってしまいました。「居反りなどは最初から狙われるのですか」という我々素人からの質問に「いいえ、最初から追い込まれようとは思っていません。ただ、そうなったときには、どうすれば良いかも含めて、普段から稽古をしています」と真剣に応えていただきました。

これからも相撲というスポーツの面白さを十分に堪能できる試合を見せていただきたいと思いました。良い機会を与えていただいた盲学校の富永校長先生に感謝申し上げます。

(事務所 山本たろ)

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(冨永校長先生、北村京視協理事、宇良関)

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(山本と宇良関)