「鳥居先生の一生を小学生が熱演!」

年末年始あたりに楽只小学校との交流会の予定が舞い込んできた。
らくらくではいつも夏場に交流会を行っていたが、この時季には珍しいと感じていた。
そして、交流会の内容を聞くと、小学校の総合学習の中で京都ライトハウスの創設者、鳥居篤治郎先生の一生について舞台化してきたことをらくらくや船岡寮の利用者さんたちへ上演するとのことであった。

1月25日(月)いざ当日を迎えてみると、いつもの交流会とは何か違う緊張感が小学生にも引率の先生方にも漂っていて、1階のデイルームはにわかに親御さん方や新聞記者もスタンバイしてぎっしり席が埋まりました。

たくさんの方が見守る中、3、4年生の児童約20人が30分間、熱のこもった劇を演じてくれました。鳥居先生が幼少期に失明するも勉学を重ねて京都ライトハウスを開くまでの努力や奥さんの伊都さんと出会い支え合う場面も印象的でした。

何より、小学生は30分もの長い劇のセリフを誰も詰まることなく、堂々と利用者さんたちをしっかり見据えて表現している姿に感動すら覚えました。劇の後は一緒に童謡を歌ったりして和やかな雰囲気で皆さん楽しまれました。

毎朝、小学生が安全に千本通りの交差点を渡れるようにと京都ライトハウスの中庭(ライトパークの中)を横切ります。通り過ぎる通学の列の傍には鳥居先生の銅像があるのです…

(らくらく 木原 智徳)

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熱演する生徒さんと、らくらくの皆さんや保護者の方々