2015年度から建設を始めて、これまでは建物の構造物を造る期間でしたが、いよいよ具体のお部屋作りの時期となりました。

設計段階から、「見えない・見えにくい」ことを考えたユニバーサルデザインの考え方で、お部屋の大きさや、位置関係の構成を考えて進めて来ましたが、実際のお部屋の工事を進めて行く時期となり、実物での体感を加えて、住み心地の良い、使い良いお部屋として行くため、モックアップ~モデルルームを作り、入居を予定する現在の船岡寮利用者の方々などに確認をいただき、より良いお部屋作りのための確認を行いました。

計画するお部屋の大きさは図のとおりですが、現物の確認では、吊戸棚の高さが少し低い、日常生活での衣服などを吊る付け鴨居の位置が手前すぎる、手すりが追加で必要、お部屋のスイッチの位置修正など、実際の生活感を想定した確認をした修正を加えましたが、概ね予定どおりの仕上がりで、後は工事を本格的に進めて行くばかりです。

なお、この建物はこれまでの「船岡寮(仮称)」から、皆様方に親しまれるよう、また、地域を表わす新しい名前となるように、「社会福祉法人京都ライトハウス『高齢者総合福祉センター ライトハウス朱雀』」という名前と致しましたことをご報告させていただきます。

工事に伴ういろいろな課題への対処に当たると共に、開所・運営へ向けた多くの準備を進めているところで、予定する工事しゅん工・開所に向けて、多くの皆様方のご支援とご協力に感謝しながら、一丸となって取り組んでいます。

皆様方の幅広いご支援に御礼申し上げると共に、今しばらく見守りいただきますようお願いいたします。

(船岡寮改築推進室 三島時夫)

図面資料

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画像資料

1 画像資料/養護居室-1全景

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ベッド配置、コールとの位置関係、吊戸棚の位置関係(出入口を向いて)

2 画像資料/特養居室-1全景

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ベッド配置、コールとの位置関係、照明確認、車椅子での確認(出入口を向いて)

3 画像資料/特養居室-1部分

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ベッドの納まり、空調機との位置関係、背景壁の色確認、付鴨居の位置確認

4 画像資料/特養居室-3大型トイレ

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器具の位置確認、使い勝手の確認