標記の大会が、南区のテルサを主会場に二日間行われ、全国から約500名の参加者が京都に集まりました。主催は、「障害のある人と援助者でつくる日本グループホーム学会」。

オープニングは、太鼓の実演やミニフィルム「ようこそ京都へ」などで賑やかにお迎えをした後、シンポジウム「暮らしに関わる私の思いと意思決定支援のあり方」、パネルデイスカッション「スタッフの確保と育成について考える」、講座「GHをめぐる最近の制度改正」「消防法を押さえる」、討論「地域生活支援拠点を我が地域で本当に活かすために」など盛りだくさんな内容で進められました。ほかに、利用者で作る入居者大集合「ポスターセッション」なども別会場で行われました。

居住系のニーズや、法体系の現状を学ぼうと参加しましたが、「GHでも一人暮らしでも他者によって管理された生活であれば、それは『入所施設』であり、『私がありのままで居られる場』としての『ウチ』になるためにどうすればいいかを考えたい」という後援者のお話が心に残りました。それにしても、全国で約9万人が利用されているというGHですが、この4月の改正で法基準も変わり、その大きな役割が満足のいくものになっていくのかまだまだ課題が多いことを強く感じました。

(事務所 山本たろ)

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大勢の参加者で埋まる大ホール

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ジャンケンでワッペンを渡しあうゲームなども盛り上がったポスターセッション