船岡寮では年に2回防災訓練を行っています。9月18日(木)北消防署の隊員の方に来ていただいて、指導していただきました。

火災時の避難誘導のマニュアルに沿って行います。今回は、夜間に火災が発生した設定です。夜間の職員は、夜勤者1名と宿直者1名、ライトハウスの宿直者1名の応援。3名の少ない人数で、50名の利用者さんに安全に避難していただかなくてはなりません。

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訓練開始を待つ利用者さん。訓練とわかっているとはいえ、緊張します。

職員は新人の職員さん2名が行いました。私が初めての時はえらく緊張して、手際が悪かったことを思い出します。

午前10時非常ベルが鳴り、訓練が始まりました。夜勤者は宿直者と連携し、火災の場所の確認、消防署に連絡、利用者さんへの指示、利用者さんの避難誘導を行います。夜勤者は全体の指示を出さなければなりません。

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コールを使い、職員同士が連絡を取り合います。

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利用者さんがベランダに避難したことを確認して、居室のドアを閉めていきます。

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職員で手分けして、各階を確認していきます。

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防災頭巾を被り、ベランダに避難された利用者の方々。

訓練終了後、講評をいただきました。職員同士の連携・連絡の取り方、迅速な初期消火など大切なポイントをご指導していただきました。慣れないことを緊急時にしなくてはならないので、普段から消火器の場所を確認しておいたり、火災受信盤の仕組みを理解しておいたりしておかなければならないと感じました。

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講評を聞いて、今後のために生かします。

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スプリンクラーの止め方を教えていただきました。

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職員全員で消火器訓練。

最後に、スプリンクラーの止め方と消火器の使い方の指導を受け、訓練は終了しました。スプリンクラーの水は止めるまで出続けるので、居室が水浸しになる被害が出ること。消火器には用途に分けて3種類あること(ちなみに船岡寮にある消火器は3種類ともに対応)など、今まで知らなかったことも教わりました。

船岡寮 山内 香