今回実施するアンケートは、今年度の事業計画で「『利用者満足度調査』に取り組む」となっており、それを受けて実施するものです。

 ライトハウスの各種サービスを利用されている方を対象に実施するもので、いくつかの事業所を利用されていると、それぞれの事業者から依頼があると思われます。ご面倒とは思いますが、ご協力のほどお願い申し上げます。また、調査期間中に来館利用のあった方が基本ですが、来館利用が少ないところでは郵送で実施する事業所もあります。

 情報ステーションでは、図書の貸出し、読み書き、対面読書などで来館された方に、点字版と墨字版、拡大文字版を用意してお願いする予定です。なお回答は、お名前、年齢、性別等プライバシーに関する項目は一切ありません。回答の方法は、(1)自筆での回答、(2)聞き取り、(3)代筆による回答 など、答えやすい形をお選びください。何とぞご協力のほどよろしくお願い申し上げます。


 話は変わりますが、拡大教科書や点字教科書の保障、選挙公報を点訳・音訳したものの全国的な普及、障害者の権利条約批准に向けた取組など、視覚障害者の権利を守る取組が前進しています。

しかし、選挙公報の点字版では、小選挙区と比例区の注文数が大きく違う県があったり、間違えの多い点字版が発行されていたり、配布を視覚障害者団体任せになっている県があったりなど、首をかしげてしまうような状況があります。

 選挙公報は国民の基本的権利の行使を保障するもので、点字版や音声版も同様の位置づけが必要です。総務省や関係方面に働きかけながら、視覚障害者の隅々にまで情報を届けたいものだと思っています。(田中 正和)