はなのぼう 2011年07月20日号

 6月26日(日)に創立50周年記念式典が、200名を超える方々のご参加で盛大に開催されました。京視協音楽部の琴の演奏で幕が開き、第1部の式典では、理事長あいさつ・基調報告・理念と運営方針の発表と続き、感謝状の贈呈とご来賓から祝辞を頂戴しました。
第2部では、あいあい教室出身の視覚障害者で京都市立芸術大学の卒業生である久場夏子さんの独唱と同大学卒業生によるアンサンブルが式典に花を添えてくださいました。

 なお、記念式典には、公務ご多忙にもかかわらず、京都府知事・京都市長のご臨席を賜りました。盲人の父といわれた鳥居篤治郎が創設し、その上、盲教育の発祥地であることが、京都ライトハウスを特別な存在として位置づけていただいているのではと想像しています。
鳥居先生以来「ゆりかごから老後まで」の福祉の充実に取り組んできた50年のあゆみを土台に、なお一層頑張る所存です。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

京都市北区の皆さま、調査にご協力ください

 テープからデイジーへの移行が多くの施設で取り組まれています。
情報ステーションではいろいろな課題が見え隠れする中、利用者の実態を調査しました。

 下京区の皆さまにご協力いただいて調査しましたところ、主な利用媒体では、点字+音声が18人、音声のみが17人、点字のみが2人、その他が9人でした。音声利用者35人のうち、デイジーが22人(63%)、テープが13人(37%)で、デイジー再生機は25人(71.4%)の方が持っておられました。テープ利用者13人の内、3年以内に利用がある人はわずか2人、デイジー再生機ありは3人、デイジーを使いたいと思っておられる方は7人でした。

 このようにデイジー化への条件が思ったより整っていることが明らかになりました。情報ステーションでは、お申し出があれば個別講習も含めてデイジー化の促進に取り組んで行きます。
デイジーが使えない、デイジー再生機が買えないなど、お困りのことがありましたら情報ステーションまでご連絡ください。

 7月は、北区の皆さまに調査のご協力をお願いしたいと思っています。よく利用されている方を除きまして、調査のお電話をさせていただきます。ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。(田中 正和)