はなのぼう 2010年5月20日号
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近年、インターネットやメールの発達が情報環境を大きく変えましたが、視覚障害の分野も例外ではありません。さらに、テープからデイジーへの移行が急速に進んでいることや、この4月からは点字と音訳の情報ネットワークを統合した「サピエ」がはじまり、情報提供が新たな時代を迎えています。

「サピエ」を利用することで、登録されている点字図書や音訳図書は、読みたい時に待たずにすぐ、利用することができます。さらに、地域・生活情報の分野もあり、全国のローカルな情報が得られるような仕組みになっています。

この新しい情報ネットワーク「サピエ」の普及と「デイジー」のいっそうの普及をめざして、情報ステーションとして体験会や説明会を行うことにしました。詳しくは次号の「はなのぼう」でご案内しますが、おおよそ次のようなことを考えています。

[1]「おこしやすサピエ・デイジー」(仮称)

定期的に開催します。職員等が丁寧に説明いたします。場所は、京都ライトハウス3階・情報ステーションです。

[2]デイジー講習会の開催

市内と府下4会場で、7月ごろから行います。京都府視覚障害者協会と共催の予定です。

その他、「デイジーの講習会をしてほしい」など、ご要望等がありましたらお寄せください。事業を進めていく上で参考にさせていただきます。(田中正和)