障害者支援施設 鳥居寮
ライトハウス2階ロビーにて ボランティアさんと利用者さん
6月動物園に行きました 太陽がまぶしいです
音声でiPhoneを操作する利用者さんの手元
パソコン訓練の時間 ボランティアさんのお話を一生懸命に聞く利用者さん
主に、中途で視覚障害になられた方の自立と社会復帰を支援するための施設です。お住まいの地域にサービスがない方には自立訓練(機能訓練)を受けていただくために、施設入所支援サービスを実施しています。訓練修了後は、家庭や社会復帰、職業訓練に進みます。
定員 | 自立訓練(機能訓練) 20名 施設入所支援 20名 |
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教室施設 | コミュニケーション訓練教室等(1〜6)・ADL室・相談自習室・無線LAN(鳥居寮各居室では使用可能)など |
職員 | 施設長・サービス管理責任者・視覚障害リハビリテーション指導員・栄養士 |
訓練日 | 月曜〜金曜日 |
訓練時間 | 個別時間割による |
訓練科目 | 歩行訓練、点字、パソコン、墨字、ロービジョン訓練, ADL、調理、教養ほか |
問い合わせ | TEL 075-463-6455(鳥居寮) FAX 075-462-4464 torii@kyoto-lighthouse.or.jp |
自立訓練(機能訓練)
訓練の様子です。
![]() ロービジョン訓練 |
![]() 音声・文字拡大でパソコン訓練 |
![]() 点字訓練 |
![]() 音声読書器の使い方訓練 |
![]() 調理基礎動作訓練 |
![]() 歩行訓練 |
2012年度修了生の声
濱ノ上 文哉さん(23)ロービジョン H23.3〜H25.2まで鳥居寮利用
大学生であった濱ノ上さんは、在学中に大学での授業とともに鳥居寮を利用されました。訓練の修了とともに社会人生活をH25.4月から始められます。鳥居寮で得たこと、感じられたことを書いていだきました。
私は、京都ライトハウスで2年間の訓練を受けました。訓練のペースは週2日から3日、時間は朝から昼過ぎまで4時間程です。内容はパソコン、点字、歩行です。
パソコンは約1年間でインターネットの検索、ファイルの保存などから始め、エクセルの関数を使って簡単な表を作成するまでを学びました。点字は約1年間で読み・書きを学びました。現在は1ページを4分程で触読できます。書きについては、1時間程で日本語の歌詞などの簡単な文章を書き写すことができます。歩行は約1か月間の訓練を受けました。基本的な技術と移動環境でのポイントを学び、現在は1人であらゆる目的地に辿り着くことが出来ます。訓練を受ける前も、移動は白杖を使用せずにできていましたが、これから症状が悪化した時に備えて受けました。あらかじめ知識を得ておくのも一つの選択肢だと思います。
そして、私が利用して大きかったことは、各種視覚障がい者関連の団体と深く関わっておられる方も多く居られ、福祉機器や医療などの最新情報を取得することができたことです。
私はここで、多くの人と出会いました。大学生であった訓練期間中に就職活動も経験し、内定をいただくことができました。職場での環境を整えるにもサポートについてアドバイスをもらいました。他に、現在は、あるNPO法人で経済活動発展や社会教育に携わる活動をしています。休日は、友人との飲み会や旅行をしたり、趣味でダイビングやピアノをしています。
人生に対して求める価値は人それぞれです。それを前提として、少なくとも私は、数年前から現在に至る、変化の結果に対して一応の納得をしています。そうした変化に京都ライトハウスにおける訓練やいくつかの出会いが多分に貢献したことは事実です。
行事や体験もプログラムの一部です。
![]() |
![]() 盲導犬体験歩行 ※(財)関西盲導犬協会盲導犬総合訓練センター様にご協力いただきました。 |
料理教室(実際の生活でも楽しく応用できるように料理実習した例です。)
![]() ごぼうハンバーグ |
![]() りんごのスイートポテト |
![]() 黒蜜だんご |
施設入所支援
![]() 鳥居寮 |
![]() 居室 |
![]() 食堂 |
視覚障害者歩行訓練事業
お住まいの地域で歩行訓練を受けていただけます。
定員 | 若干名 |
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対象地域 | 京都府、京都市にお住まいの方 |
問い合わせ | TEL 075-463-6455(鳥居寮) FAX 075-462-4464 torii@kyoto-lighthouse.or.jp |