第105号(2010. 2)

梅の香りに春の訪れを感じる季節になりました。
今年は奈良平城遷都1300年。悠久の歴史を身近に感じられる機会も多くなりそうですね。そんな時にピッタリな新刊と、おすすめ既刊本をご紹介します。

新刊図書

「万葉集」(ビギナーズ・クラシックス)

  • 角川書店 編 全2巻 定価7,200円(原本価格590円)

お待たせ致しました!皆様のあついリクエストにお応えしてようやく完成!
日本最古の歌集『万葉集』には、人を愛する歌である相聞歌、人の死を悼む歌である挽歌など、さまざまな階層の人々が自らの思いを託した歌が収められています。その数4500首余り。
その中から古来とくに親しまれている歌を中心に約140首を選び、意味や和歌の技巧、時代背景、人間関係などを分かりやすく解説。これから『万葉集』に親しもうというビギナーの方にも、あらためて万葉の世界に浸りたい方にもお薦めです。

「京都奈良の世界遺産」

  • JTBパブリッシング発行 全3巻 定価10,500円(原本価格1,600円)

長年受け継がれてきた世界遺産の魅力を記念すべき遷都1300年に再発見してみませんか?
奈良の文化財である神社・寺院をはじめ、法隆寺地域の仏教建造物、紀伊山地の霊場と参詣道を、その歴史とともにご紹介。また清水寺や上賀茂神社など、京都のスポットも網羅。
行き方ガイドや歳時記、見学メモも掲載。データ:2009年1月現在。

京都を五感で楽しむガイドブック(季刊誌)2010年 春 33 号

今号の特集1では気軽に泊まれる片どまりの宿をピックアップ。特集2では、禅の古刹(妙心寺・東福寺)を訪ねてみました。さらに新シリーズとして、京都の道をご紹介するコーナー、喫茶店めぐりも。音空間では珍しい楽器をそろえる楽器屋さんを取上げました。その他京都ライトハウス情報部門の職員によるリレーエッセイ「私の京都」で違った角度から京都を見つめます…。どうぞお楽しみに。

季刊(3.6.9.12月)発行

  • 点字版(リング製本)
  • テープ版(90分)
  • デイジー版
  • 拡大文字版(A4、22ポイント)
  • 各900円(年間購読3300円)

1988年創刊のロングセラー点字雑誌(旅)

旅行・温泉・グルメetc…
旬のとれたて情報満載!
読むだけで、もう旅気分。

  • 隔月(偶数月)発行
  • 1冊500円
    (年間購読2500円)

「俳句で楽しむ四季の手紙」

  • 中川越著 全2巻 定価5,800円(原本価格999円)

季節・目的別に俳句を引用した手紙の書き方を紹介。

「新小倉百人一首 作者一覧」

  • 全1巻 定価1,400円(原本価格280円)

「紀貫之、清少納言なら知ってるけれど、他はどんな人が百人一首の歌を詠んでるの?」
そう思っておられる方も意外に多いのでは?そこで、100人の読み手の人物紹介をした「作者一覧」。歌の作者がどんな時代のどんな立場の人かを知ることで、歌の味わい方も変わるはずです!50ページ程度とコンパクトにまとめました。 “はんぶんこシリーズ” 『新小倉百人一首』の姉妹本としてぜひご活用ください。

「本物・上質・好奇心 たびんぐ⑩ 京都」

  • あるっく社編集部 編 全5巻 定価16,000円(原本価格952円)

エリア別に、名所旧跡、食事・買い物どころを紹介。交通、定期観光バスの案内、宿泊情報、年中行事などもコンパクトに掲載。京都観光のお供に。
(情報は06年5月現在)

★図書ニュースは点字版、墨字版、メール版で配信しています。変更や停止のご希望がありましたらご連絡ください。

はんぶんこシリーズ

点字用紙半分のサイズのコンパクトな点字図書です。
かさばらず、持ち運びに最適!
(バインダー2穴綴じ 縦14.5cm×横21.5cm)

「新小倉百人一首」

  • 原本出版社 京都書房 全1巻 定価1,200円(原本価格390円)

百人一首と、コンパクトな現代語訳。あの時代ならではの華やかさ、自然や人生の儚さへの切ない思い、そして今も昔も変わらぬ男と女の恋愛劇場……千年の時を超えて、奈良時代から鎌倉時代までの歌人の思いが今、蘇ります。 「この歌には、こんな思いが込められていたのか!」と改めて共感し、魅了されること請け合い。

「京都旅手帖」

  • 京都ライトハウス情報製作センター 編 全1巻 定価1,200円(原本価格240円)

古い歴史を持つ清水寺や上賀茂神社、京都ライトハウスから 程近い金閣寺や大徳寺…。
京都を12のエリアに分け、見所スポットをコンパクトにご紹介。京都人が「おこしやす」の気持ちを込めて送る、京都散策に役立つ携帯ガイドブック。読むだけで京都がぐんと身近に。