5月12日(日)、第2回京都ロービジョンネットワーク研修会を京都ライトハウスにて開催いたしました。総勢74名の医師や視能訓練士、看護師などの医療関係者の皆様にご参加頂きました。

午前中は疑似体験や当事者講演を行いました。疑似体験ではアイマスクをし、手すりを伝って障害物を置いた廊下をひとりで歩いて頂きました。体験するまでしばらく待ってもらう、必要な声掛けをしないなど、この体験で見えない・見えにくい患者様と接する際に、安心して頂くためにはどのような声掛けや誘導が必要かを、参加者の皆様ご自身で感じて頂けるよう工夫しました。午後からは遮光眼鏡の講演や分科会を行いました。分科会では5つのテーマを設け、「見えにくい人の生活ってどんなの?」や「iPhone、iPad、パソコンの便利な使い方」などの幅広い内容で少人数に分かれての研修でした。

参加者の皆様からは「見えない・見えにくい患者様に対してどのような誘導をすべきか、また外来の環境整備の必要性を考えさせられた」「明日からの業務に役立つ内容となった」などの感想を頂きました。

京都ロービジョンネットワークでは今後も定期的に研修会を開催し、見えにくさで困っておられる方が支援につながり、その方が望む生活を送って頂けるよう活動してまいりたいと考えております。

当事者講演
午前中の当事者講演
アイマスクをし障害物を置いた廊下を手すりをつたって歩く疑似体験
アイマスクをし障害物を置いた廊下を手すりをつたって歩く疑似体験
分科会「iPhone、iPad、パソコンの便利な使い方」
小人数に分かれての分科会「iPhone、iPad、パソコンの便利な使い方」
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