9月9日、京都ライトハウスあけぼのホールにおいて、鳥居賞の伝達式が約80名の参加で行われ、田尻彰故鳥居篤治郎先生遺徳顕彰会代表から第34回鳥居賞受賞者の指田忠司氏に賞状と記念品・副賞が贈られました。
指田氏は、1953年埼玉県のご出身で、東京教育大学附属盲学校を経て、1978年早稲田大学法学部を卒業されました。
1992年から独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センターで研究員として務められ(2013年より特別研究員)、障害者差別禁止法、各国の障害者雇用制度、視覚障害者の雇用問題に関する研究に取り組み、多数の報告、論文を出版されました。
1977年~1991年には、法律職を目指す視覚障害者の研究団体ユスティティアの会代表を務められるなど、雇用問題への取組を通じ、視覚障害者の権利向上について大きな役割を果たされています。

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受賞者を囲んで

この他、2003年から現在まで、日本盲人会連合国際委員会の事務局長、2008年~2011年WBUAP(世界盲人連合アジア太平洋地域協議会)の会長を務められる等、国際協力の分野でも活発に活動されています。
日本盲人福祉委員会では、2004年から評議員、2015年からは常務理事を務められるなど多岐にわたるご業績は、視覚障害者福祉の発展に大きく寄与するものであり、鳥居賞に相応しいものと評価されました。

指田忠司様からはご受賞のご挨拶をいただいた後、記念講演をしていただきました。
京都ライトハウスの一大イベントである鳥居賞記念式典。創設者の思いを改めて胸に刻む一日となりました。記念講演は、京都ライトハウス通信にて内容を掲載させていただきます。

(事務所 山本たろ)

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受賞される指田忠司氏

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講演される指田忠司氏