9月13日、京都ライトハウスにてケアマネージャー・ホームヘルパー・相談員、ライトハウス新人職員など福祉関係者の方へ見えない・見えにくいことの理解を深め、支援するための研修会を開催し、14人の参加をいただきました。

シミュレーションキットでグループワーク
アイマスクで昼食体験

 午前中の体験では、視野狭窄のシミュレーションレンズをつけて文字を書いてもらい、見え方の特徴や作業の困難さを体験したり、アイマスクを着用しての手引きや食事体験では移動や食事における不便さを実感し、どのようなサポートが必要かを考えていただきました。

 午後からは、視覚障害当事者の方から体験談を中心に移動や日常生活での工夫や必要な支援について、お話をうかがいました。その後のワークショップでは、実際に関わっているケースを例に、どのような支援が必要かについて意見交換をおこないました。

 参加者の皆さんからは、「視覚障害者の体感や、どのように考えられているか、どのような工夫や道具があるかを知れて、とても勉強になった」、「考えているだけで、分かった気になっていた部分も体験で、気づかされたことが多かった」、「視覚障害者の方との接し方など、もっと詳しく学びたいと思った」などの感想をいただきました。

 これからも、できるだけ多くの方に参加していただけるような内容を企画し、地域の福祉関係者と一緒に視覚障害者への支援について考え学べる機会を設けられたらと思っています。