• 左京支部長の木村先生とパンフ
    左京支部長の木村先生とパンフ
  • 親しみの持てる豊富なイラストが一杯
    親しみの持てる豊富なイラストが一杯

京都府歯科医師会の左京支部さんが、このたび標記のパンフレットを作成されました。2500部を自費で作られたところ、大反響があり、さらに2000部を増刷されるとのことです。

内容は、視覚障害者が歯医者に患者さんとして来られた場合の接し方・対応についてまとめられています。16ページ立てで、とてもわかりやすいイラストが添えてあり、それでいて内容は、京都府眼科医会など専門家の執筆協力もあり、単に診療所内での支援方法にとどまらない非常にハイレベルな物となっています。

歯科医師さんの世界でも話題を呼び、6月20日に行われる「日本口腔衛生学会 近畿・中国・四国地方会」でも、この取り組みについて左京支部長の木村明祐先生(歯学博士)が講演をされるそうです。

このパンフを作られたきっかけは、視覚障害者が「歯についての話をしてほしい」と木村先生に相談があったのが縁で、紙の資料やスライドなどではない工夫した講演をされる中、普段の歯科治療で支援が十分出来ているのかと疑問を持たれたことによります。先生方がアンケートを採ったり、京都府視覚障害者協会市民啓発部に実際に治療院内で移動実験をしてもらったり、汗をかかれた結果がこのパンフに反映されているわけです。

パンフレットについてのご希望、お問い合わせなどは、京都府歯科医師会左京支部事務所まで(電話075-771-6511 木村歯科医院)。