イタリア料理「カーラ・ラガッツァ」

京阪四条駅から八坂神社に向かって歩き、花見小路通の手前、南側にあります。有形文化財をリノベーションした本格イタリア料理店です。

上賀茂の契約農家の地野菜や高知県宿毛から専属仲買人が選ぶ天然鮮魚、各国ワイン醸造所など生産者との直接対話を経て厳選された素材を提供されています。

この日は「ブラインドレストラン in京都 2008」と題し、アイマスクを使用して見えない状態での食事を体験しました。

ブラインドレストランとは完全な暗闇の中で食事をするというヨーロッパで始められた全く新しい形のレストランで、その後ニューヨークやアジアなど世界中で開催され日本でも様々な形で行われるようになってきています。

  1. 視覚障害を持つ方々が”食事”という生きていくための必須行為の中でどういう大変さがあるのかを体験し視覚障害を持つ方々への正しい理解を深める
  2. 自分の手も見えない真っ暗闇の中で、視覚に頼らず純粋に料理の味や香り、舌触りを楽しむことを通し”食”に関する意識を高める食育への提唱。を目的としています。

アイマスクを使用して、前菜、スープ仕立てのパスタ、仔牛のローストを食しました。食材が何であるのかはもちろんですが、お皿のどの場所にあるのか、どれだけ食べたのか、食べ残しがあるのかなどもわかりませんし

フォークやナイフを手探りで探すことから始まります。お箸なら器を手に持って食べられそうな感じを受けますが、器を手で持つことができない料理は顔を近づけたり、手で確認しながら食べることしか出来ませんでした。

今回”見えない”を体験して普段何気なくしている動作も集中して行わないと、声や音を聞くこと、何かに触れることも難しく、”見えない”から感じることもたくさんありました。

主催者、参加者の方々の色々なお話や感想を聞かせていただいて、参加して良かったと思っております。