学校歴史博物館は京都の教育と学校の歴史を、教科書、教具・教材や古文書などの歴史資料により展示するとともに、学校ゆかりの作家から母校に寄贈された美術工芸品等(学校文化財)を展示する全国に例を見ない施設です。

 この度、障害のある子どもへの教育に対する熱意と工夫を伝えようと、企画展が開催されます。障害のある人にも均しく教育の機会を準備し、発達を保証しようとする盲聾教育の創始者古河太四郎(ふるかわたしろう)氏の願いは、今から約130年前の明治11年に、京都市中京区御池通東洞院(ひがしのとういん)上ルに日本初の「盲唖(もうあ)院」を開設させました。その時代の貴重な教具や資料を、京都府立盲学校、京都府立聾学校のご協力により展示されます。

 また、今回は展示品の一部を触って理解するイベント「展示物をさわれる日」も設定されています。この機会にぜひご参加くださいますよう、ご案内いたします。

企画名:
「『京都・盲唖院』発!障害のある子どもたちの教育の源流」
期間:
1月18日(金)〜4月14日(月)
休館日=毎週水曜日、開館時間=9時〜17時(入館は16時30分まで)
※「展示物をさわれる日」 2月11日(月・祝)、3月1日(土)、3月27日(木)、4月6日(日)
場所:
京都市学校歴史博物館 第2、第3展示室
(市バス/四条河町下車 河原町から西へ二筋目の御幸町通りを南へ徒歩5分)
入館料金:
大人200円 小人100円 (団体/大人160円 小人80円) 常設展も含む
身体障害者手帳をお持ちの方及び介助者は無料
 土・日曜日=京都市内の小・中学生は無料
問合せ:
京都市学校歴史博物館(電話 075-344-1305)