9月19日は「敬老の日」ということで毎年恒例の敬老会を開催しました!

 プログラムとしては前年度と大きく変更はせず、昼食時は豪華な食事を、敬老会では喜寿、米寿などを迎えた方のお祝いと職員によるお楽しみプログラムを行いました。その中でも特に盛り上がったのが賞状の贈呈でした。なぜなら、今年は100歳を迎えた方がお二人もおられたからです!

 その内のAさんは、普段は体調を考慮し、ベッド上で生活されていることが多いご利用者でした。笑顔が素敵な方ですが、時折「寂しい」と職員に話されることもあり、その寂しさを少しでも軽減できるよう、出来るだけお部屋に伺うように職員一同努めていました。当初、今回の敬老会はお部屋でお祝いをする予定でいましたが、せっかくの100歳の長寿のお祝いを、より賑やかに他のご利用者の皆さまの前でお祝いしたいという意見が、職員の中で多く挙がりました。

 そこで、この日のために医師や看護師など様々な職種で話し合いを重ねました。そして、短時間でしたが、リクライニング車椅子で敬老会に参加して頂けました!施設長による賞状の読み上げを静かに聞いておられ、ご利用者から盛大な拍手を浴びながら、穏やかな表情で賞状を受け取られます。写真撮影の時も微笑んだ表情を浮かべておられました。

 見えない、見えにくい方の中には孤独感を感じる方もいらっしゃいます。人との繋がりを感じて頂く、それも私たち職員の役割ではないかと改めて感じました。今後も、その人の想いに沿えるよう可能な限り努めていきたいと思います。

 

賞状を受け取ったAさん。
写真撮影時に笑顔を見せて下さいました。
喜寿を迎えたBさん。照れ笑いを浮かべておられます。(写真撮影ブースにて)
敬老会後に紅白饅頭と高級なお茶をご用意しました。

(盲養護 田子森)