2025年6月9日(月)あいあい教室(児発)「療育風景~お絵描き~」
公開
見えにくい子どもたちにとってのお絵描きは、自分でも描いている物がよく見えなかったり分からなかったりすることも多いです。どんなふうに描いていいか分からない、思ったように上手く描けないなど、お絵描きをすぐやめてしまったり、楽しめないこともあります。あいあい教室では、描くと振動やガタガタと音が出る『網板』(木枠に金網を貼り付けたもの)や姿勢よく見たり描くことができる書見台を活用しています。クレヨンも子どもに合わせて、握りやすい太めの物や発色のよい物も使っています。描いたものが見えやすいように、書見台に網板を乗せて使うこともあります。歌に合わせてペンを動かす、絵本に出てきた物を見ながら描くなど、子どもたちそれぞれに合わせてお絵描きを楽しんでいます。どちらも繰り返し遊ぶことで、興味や理解が少しずつ広がっていきますよ。


(あいあい・谷口)