第77回「地域密着型総合福祉施設 ふなおか」
公開
今回は、「地域密着型総合福祉施設 ふなおか」さんを見学させていただきました。

場所は、京都ライトハウスのお隣、千本北大路の交差点の南西に位置する施設です。

こちらは、2022年3月31日オープンの地域密着型総合福祉施設になります。地域に密着した、地域に必要とされる、高齢者総合施設として運営されています。
1階は小規模多機能型居宅介護施設、2階~3階は地域密着型特別養護老人ホーム、3階はショートステイ、4階は住宅型有料老人ホームで構成される総合福祉施設です。
今回は1階から4階まで案内してくださいました。
まずは1階の「小規模多機能ふなおか」です。
住み慣れた地域で自立した生活を続けられるように「通所」を中心に「訪問」「泊まり」のサービスを組み合わせて、介護その他の日常生活上必要な世話や機能訓練を行う在宅生活をされている方向けの地域密着サービスを提供されています。
1階には地域交流サロンがあり、町内の防災訓練などの実施もされています。
次に2階~3階の「地域密着型特別養護老人ホームふなおか」です。

1ユニット10人以下のプライバシーに配慮した部屋づくりの中で、できる限り住み慣れた場所で人生の最期まで過ごしたいという高齢者らを地域全体で支援する「地域包括ケア」を実現するための介護サービスを提供されています。プライバシーに最大限に配慮し全室個室となっています。

3階には、「短期入所生活介護ふなおか」があります。

ショートステイとして、在宅介護中の高齢者の心身の状況や病状に合わせて、介護する方の介護負担軽減や一時的に介護ができない場合の介護をする目的で、短期間施設に入所し、日常生活全般の介護を受けることができるサービスを提供されています。


ベッドのマットレス下に設置する「ねむりスキャン」というICT機器を紹介していただきました。これは、利用者の方が眠られている際の心拍数や呼吸数などがデータ化され、パソコン上で確認できるという優れものです。離床時センサーも搭載されているため、プライバシーと安全の両面からサポートされています。
最後に4階の「有料老人ホームふなおか」です。

有料老人ホームとは、ご入居者が暮らしやすいように配慮された「住まい」で、必要に応じて食事サービス、介護サービス(入浴・排泄・食事など)、洗濯・掃除などの家事援助、健康管理などを受けて頂けます。
今まで送ってこられたライフスタイルを尊重し、おひとりおひとりが充実した毎日を送って頂けるよう、居心地の良い空間を提供されています。
居室や共有部からは左大文字を望むことができ、季節の移ろいを感じられます。

居室は、車いすの方でも十分に移動が出来るような広さがあります。

トイレは扉を広く開けることも出来、様々な身体状況の方が利用できるような工夫がされていました。
その他にも、全館クッションフロアにすることで、転倒時の骨折防止に繋げられていることや、利用者の方の身体状況に合わせた最新の設備を整えられていることが印象的でした。
住宅街に立地しているということもあり、おむつは新聞紙で包みゴミに搬出する等の、住宅街ならではの配慮もなされていました。
今回の取材で「ふなおか」さんの事業内容やその取り組みや工夫を知ることが出来ました。
お忙しい中、取材のご対応、誠にありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
施設情報 「地域密着型総合福祉施設 ふなおか」
住所:〒603-8302 京都府京都市北区紫野花ノ坊町11
ホームページ:ふなおか|社会福祉法人松光会
※写真は施設のご許可を頂いて掲載しております。