11 月 9 日、東京都新宿区のホテルグランドヒル市ヶ谷で「創立 70 周年記念 第 71 回全国盲人福祉施設大会」が行われ、参加してきました。

晴天の下にそびえる大ホテルへ無事到着

 

 この大会は、コロナ禍で 3 年連続の中止・オンライン開催でしたが、何としてでも対面・懇親会開催を目指すという実行委員会の強い意志の下、開催時間帯などを最大限工夫されて開催されたものです。

白樺の間にて、記念式典が開始

 まずは、吉川明大会実行委員長からご挨拶があり、再開の思いを熱く語られ、もう一つの願いである「大会記念事業をテコに、日盲社協と会員施設の未来につなげる情報発信の強化」をアピールされました。

記念講演や表彰式に臨む全国からの代表者

 最初のプログラムは、記念講演 が2 題。「障害者権利条約の国連勧告と視覚障害者運動」(講師=弁護士・名古屋市視覚障害者協会会長 田中伸明氏)と「視覚障害者活動をイノベーションする:楽観主義・多様性・ソーシャルで」(講師=一橋大学名誉教授、法政大学大学院教授、CRーソーシャル・イノベーション・スクール学長 米倉誠一郎氏)。とりわけ田中氏の、”将来を悩まれていた時に点字との出会いが素晴らしい効果を生んだ”エピソードに感動を覚えました。

 

 続いて 70 周年にちなんだ特別感謝状・特別表彰・特別ボランティア表彰・特別永年勤続表彰が行われ、レジェンド級の皆様が賞されました。その後、通常表彰が行われ、関係者に感謝の思いを示されました。

 最後にアピール文を発表し、来援の開催地である大分県代表の方からご挨拶があり、式典は無事に終了しました。

 続いて「記念祝賀会」が賑やかに執り行われました。本間昭雄先生が乾杯の挨拶のときに壮大な歴史の振り返りをされて、非常に良い勉強になりました。その後も皆様で思い出を語り合い、労をねぎらい合われていました。

記念祝賀会で乾杯の挨拶をされる本間先生

 4 年ぶりの対面開催・懇親会開催で、旧交を温め、新たな一歩を踏み出すこととなった一日でした。

(法人事務所 山本)