金沢市で行われた視覚障害リハビリテーション研究発表大会に参加させていただきました。この大会は、全国の福祉、教育、当事者団体等の視覚障害リハビリテーションに関わる方々が参加され、各地域でのロービジョンケアの現状や当事者団体からの発信、最新機器、技術の紹介等幅広い発表がありました。

 初日に行われた事例検討では、グループに分かれ、当事者役、相談員役になりきり、実際の相談場面を想定しての事例検討でした。今回私は相談員役をさせていただき、聞き取りや対応について当事者役の方からフィードバックをいただき、当事者の方に寄り添った聞き取りのポイントや改善点など学ぶことができました。

 2日目には「京都ロービジョンネットワーク相談員研修会の取り組みについて」という題で、ポスター発表をさせていただきました。意見交換させていただいた方からは、「福祉、教育等の機関とつながりたいけど、なかなかつながれない。どうアプローチしてよいかわからない」「交流会の開催を呼びかけてもなかなか参加者が集まらない」などのお声があり、京都で取り組んでいることを情報共有させていただきました。

 今回初めての発表で不慣れなことも多くありましたが、発表を通して、改めてこれまでの取り組みについての整理や分析をすることができ、また様々な方と意見交換することができ、貴重な経験となりました。

 今回の大会での経験や知識を今後の業務に活かし、見えにくい・見えない方の支援につなげていきたいと思います。

 

☆ポスターデータ

京都ロービジョンネットワーク 相談員研修会の取り組みについて

 

(ほくほく 大内)

 

ポスター発表の様子