日本糖尿病協会が開催する「第5回日本糖尿病療養指導学術集会」が宝ヶ池の国際会館で行われ、参加する機会をいただきましたので、二日間、頑張って学んできました。

この集会は、2013年7月に京都で開催され、今回で5回目を迎えます。座学だけではなくグループディスカッションを特徴としていて、多職種での事例検討会を行い、患者さん(利用者さん)を時間軸でみたときに医師・コメディカル・介護スタッフ・その他糖尿病に関わる全ての方が、個人として、チームとして、どの時期にどうすれば重症化を予防出来たのかを考えるセッションを設けるなどの工夫がされています。

今回は「あなたの一歩が患者さん、施設、地域を変える」をテーマとして、参加された方々の一歩一歩を共有し、患者さん、施設、地域への波紋の広がりを実感し、全国の糖尿病療養指導士のプラットフォームと発信の場となる学術集会にしたいという願いで進められました。

糖尿病網膜症は、日本人の後天的な失明原因の2位に挙げられる、失明要因としてメジャーな疾患です(日本眼科学会雑誌2015年報告による)。年間3000人もの方が糖尿病網膜症によって失明しているとのデータもあります。

この研修で得たことを生かして、今後も鳥居寮を利用される多くの人々に対する食事管理やアドバイスの内容を高めて、良質のサービス提供が出来るよう努めていきます。

(鳥居寮 山本)

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正面玄関で

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スライドによる研究発表