5/21(日)、京都府立盲学校小・中等部のグラウンドにてグランドソフトボールの練習試合が行われました。

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(写真 晴天の下の京都府立盲学校グラウンド)

グランドソフトボールとは? 昔は盲人野球という名称で、ハンドボール大のボールを使用し、投手はそれを転がし打者がバットで打つ。野手は10人。全盲の方は赤い腕章を付け、アイシェード(目隠し)をする。全盲の選手は守備の際、地面についたボールを捕球してもアウトになる、などが通常の野球のルールと違う点です。

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(写真 守るベースと、走者が踏むベースが少し離れています。)

この日は朝から晴天に恵まれ、早くも夏を感じさせるような日差しの中、京都ライトハウス、京都府視覚障害者協会、盲学校の先生方の中から十数名の選手たちが参加して下さいました。
この3団体の合同チームが、なんとグランドソフトボールの京都府チームといきなり練習試合をするということに!

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(写真 バッターはじっくり構えて、音を頼りにボールを待ちます。)

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(写真 バットに当たって弾むボール。なかなか外野に飛びませんでした。)

実のところ私も何もルールを知らないまま参加したのですが、丁寧にルールを説明して下さり、少しキャッチボールをしたところで早くも試合開始となりました。
合同チームに京都府チームから全盲の方が助っ人として投手に加わって下さったのですが、キャッチャーの方の声掛けで、綺麗なストライクを軽々と投げておられました。
また、ボールが地面を転がる音を頼りに打ったり守ったりするため、声援は禁止です。打たれたボールがどこに飛んだのかを教えるのも、キャッチャーが1度だけ教えるのみで、それ以外は禁止とのことでした。

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(写真 「難しそうやなあ」と選手も木陰で応援)

すべて音を頼りに行わなければなりません。大きな音のバイクが外の道路を通ると、音が過ぎ去るまで待つ、といったこともありました。
午前の第1試合目、ビギナーズラッキーか、ハウス打線がうまく繋がり、打ちつ打たれつでしたがなんと合同チームの勝利!
その後、食事休憩を挟んで、午後の第2試合目。やはり手加減して下さっていたのか、いいところまではいったのですが惜しくも負けてしまいました。
初めてグランドソフトボールというものに参加させて頂き、楽しみながらも自分にとってとても良い学びの場となりました。
グランドソフトボール京都府チームの方々、本当にありがとうございました。

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(写真 ライトハウスチームで記念写真)

(らくらく 永野)