4月4日から6日までの3日間、新人研修が行われました。この3日間を通し、京都ライトハウスで働く視覚障害者福祉施設職員としての心構えや一社会人としての基本的なマナーを教わりました。

点字図書や音声資料を製作している情報製作センター、点字図書など貸し出しを行っている情報ステーション、生活介護事業所の「らくらく」、視覚などに障害のある働く意思のある方の就労移行や就労継続を支援する「FSトモニ―」、視覚に障害のある子どもの親子の教室「あいあい教室」、鳥居寮や相談支援室「ほくほく」などを見学し、先輩職員からお話も聞かせていただきました。

京都ライトハウスから少し距離のある「高齢者総合福祉センター ライトハウス朱雀」の見学もさせて頂きました。木の温もりが感じられるあたたかな雰囲気の館内で、昨年の6月にオープンしたばかりということもあり、お風呂やトイレの設備が整っていました。

見学だけでなく、消火訓練や普通救命救急の講習も受けました。日常でなかなか触れることのない消火器やAEDの使い方を学び、とてもためになりました。いざという時に備えたいと思います。

京都府視覚障害者協会副会長の松永信也さんの講演をお聞かせいただきました。視覚障害を持った方の生の声や経験は大変印象深いものばかりでした。

ロービジョン体験や手引き講習なども受け、狭い通りの歩き方や階段の昇降、ドアの開け方などを学びました。特に階段の降りなどに恐怖感を感じ、声を掛けることの重要性がわかりました。実際の生活の中でも役に立てていきたいと思います。

利用者がどのようなサービスが受けられているのかを実際見たり聞いたりすることで、利用者への理解や京都ライトハウスの役割を認識することができ、考えを深めることができました。利用者も十人十色であり、サービスの内容も一人一人違うのだということがわかりました。一人一人、一つ一つのことを大切にし、日々の業務に努めたいと思います。

(情報製作センター 黒田菜月)

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デイサービスセンター朱雀にて先輩スタッフと集合写真

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盲養護朱雀の浴室の特徴について木原副所長から説明を受けているところです。

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京都市北消防局のご協力を得て、館内安全管理研修です。消火散水栓の作動方法を熱心に聞いているところです。

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安全な移動支援ができるように、階段を丁寧に誘導します。

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視覚障害者のリハビリについての講義を受けています。

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救急救命法について、人形で実践トレーニング。

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お昼休みは、船岡山公園で花見弁当。ホッコリするひと時です。