また国政選挙が近づいてきました。昨年暮れの衆院選は大混乱の中での選挙でしたが、民主党の完敗、自民党の圧勝という結果になりました。
今回の選挙は、どのような道を国民が選択するのか、楽しみというよりも不安が的中しなければいいのに、と思う選挙となりそうです。

選挙と言えば、日盲委選挙情報支援プロジェクトによる点字版・音声版の「選挙のお知らせ」がようやく全都道府県に普及するようになってきました。さらに、障害者の権利条約や障害者差別解消法に期待するところも多く、点字版や音声版も最終的には「選挙公報」への格上げを要望しているところです。

しかし、各都道府県における「選挙のお知らせ」の購入や配布の現実は、多くの問題が横たわっていることが明らかになってきています。

例えば、東京に次いで人口の多いところの点字版の注文部数が、人口150万人くらいの県と同じであったり、人口が同じくらいなのにある県は660部、ある県は100部という状況であったり、また47都道府県の1県だけ比例と国民審査の部数が異なるなど、これらは少し極端な例ですが、首をかしげたくなるケースがまだまだあります。

一番の被害者は、当事者である視覚障害者です。声を上げなければ変わらないことは明らかですし、先ずは共に声を上げなければと思っています。

京都ライトハウスでは、京都府南部地域でサテライト事業に取り組んでいます。この事業は、京都府視覚障害者協会と京都視覚障害者支援センターとの共催で行っているもので、昨年は、宇治市・京田辺市・長岡京市などで延べ32回463名という大勢の方々が参加され、訓練や図書館の読者につながったケースも多く、参加者からも役に立つと喜ばれています。お近くに視覚障害で困っておられる方があれば、ぜひ「サテライト事業」をご紹介いただければと思います。

当面の予定は、点字京都やホームページでご確認いただけます。また、お電話でもお問い合せください。「鳥居寮」(電話 075-463-6455)

(田中 正和)