京都ライトハウスのマンスリーコラム「ほっこり・HOT千北」。第32回目は「十二坊交番」をご紹介します。

千本通りをまっすぐ南へ200mほど下がった西側にあります。
今回は十二坊交番の岡本交通相談員にお話を伺いました。

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岡本さんは平成19年4月からこちらの交番で勤務をされています。楽只地区・柏野地区が担当で、ここに住む独居・高齢世帯のお宅に定期的に“いたわりテレフォン”をかけて地域の方々とのつながりを持つための取り組みもされています。
これまでで何かライトハウス利用者の方々にまつわるエピソードがないか尋ねてみました。
「いつもお世話になっている岡本さんにどうしてもお礼がしたい。頼むから受け取ってほしいと、職員さんに付き添ってもらいながらタオルを持って来られた方がいらっしゃいました。その方はもう亡くなられたと聞きましたが、私は今でもそのタオルを使っています。」

また岡本さんは、白杖を突きながら歩いている方々に出会うたび、思うことがあるそうです。
「目が不自由になっても恐れずに歩いて外へと出て行けることは素晴らしいと思う。外に出れば様々な情報も入ってくるので、元気になれますしね。」

地域の安全を守ってくれている人がいるからこそ、私たちも安心して生活することができます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

取材日:2011年12月17日 写真掲載の許可を得ています。