4年振りに

 先月の台風7号は近畿を直撃し、大きな被害をもたらしました。当日はライトハウス付近も、もはや傘がさせないほどの暴風。翌日は至るところに、どこからともなく飛んできた草や葉っぱが散らばっていました(蒸し暑い中、早朝からほうきを手に、落ち葉をかき集めてくれた事務所職員に感謝)。

 話は変わり、私の長年の朝食のお供、NHK連続テレビ小説。いわゆる「朝ドラ」です。小学生当時の娘は、私と一緒にしっかりドラマの終わりまで見てからの、のんびり登校スタイル。そのようなわけで、遅刻スレスレの毎日でした。昔に比べると放送開始時刻が15分早くなり、朝8時からになったにもかかわらず、それでもギリギリ。心配してくれたであろう彼女の同級生は「NHKのBSやったら、朝7時半からやってんで」とのありがたい情報を。しかし、同級生の助言むなしく、彼女は“自分流”を貫き、その後も生活スタイルを変えることは一切ありませんでした…。
 また、朝ドラに欠かせないもの、それは主題歌。だいたい朝ドラの序盤に流れるため、時計代わりにもなります。この主題歌がどんな雰囲気のものかにもより、気分が上がったり下がったり…。そもそもがゆるっと過ごしたい性分。ただでさえ時間を知らされる上、自分の気分に合わない主題歌だとイラッ!としていたようです。音楽ひとつで、これだけ人の気分を変えるとは。しかも半年ぐらい続くのに…、なんて思っていました。
そんな彼女が大学生になり、アルバイトを始めると、心配していた遅刻スレスレライフはどこへやら。基本は30分前、最低でも15分前には到着し、余裕をもってスタンバイするように。がんばりや~、とは言いましたが、自分で起きて準備する日が来ようとは…! どういう気の変わりようか、と尋ねると「お金もらうんやで。そらそやろ」。おお? そ、そうですか…。
 いつもなかなか出てこない、このコーナーのタイトルのオチ。もうすぐフィナーレを迎える、現在の朝ドラ「らんまん」。今年は、4年振りにほっこり散策を開催します! テーマは… この後の「情報ステーションから」をお読みください。ご参加をお待ちしています!

(はなのぼう9月号より)