5月25日に視覚障害者の囲碁大会として、「十三路盤囲碁京都交流会」が京都ライトハウスで開催されました。2023年に新設され、早くも3年目を迎えました。船岡長寿サロンの囲碁サロンメンバーが中心になって、京都ライトハウスが協力して開催されたものです。

開会セレモニー 自己紹介も盛り上がりました

 全国の視覚などに障害を持つ囲碁ファンが集い、熱戦を繰り広げました。東京、千葉、富山、和歌山、大阪、兵庫などから集まった22名が日頃の磨いた腕を競いました。聴覚障害の方や重複障害の方々も来られ、ご家族やサポーターが集まり大賑わいとなりました。関西棋院、日本棋院などプロ棋士の方も応援に来られ、充実した交流会となりました。

審判団からの諸注意を熱心に聞かれている参加者

 囲碁は19路盤と言って縦19行、横19行のいわゆる碁盤の目に白黒の碁石を置きあって陣地数を競うものです。しかし、視覚障害者にとっては広すぎるということから9路盤がうまれ、関西などでは中心に使われていました。逆に関東では19路盤が一般的で、その間をとった13路盤なら競技性が良い塩梅で全国的に楽しんでもらおうと企画されました。

囲碁は別名「手談」とも呼ばれますが、文字通りの様相です
互角の熱戦が時間切れで、審判員の判断を固唾をのんで待つ瞬間

 

 終了後は、京都駅に近い居酒屋さんで懇親会、棋戦の思いや地元動向など尽きない話題でこちらも大変盛り上がりました。 
 お越しになられた皆様、裏方で支えていただいたサロンボランティアなどの皆様、本当にありがとうございました。お疲れさまでした。

 

(法人事務所 山本)