ライトハウスの情報部門の各分野でボランティアとして長年活動していただいている方々に、感謝の気持ちをお伝えする式典を開催します。式典終了後には、明治初期の京都が舞台の、失明の不安を抱えた少女を描いた小説『ちとせ』の著者、高野知宙(たかの ちひろ)さんにご講演いただき、高野さんを囲んで楽しいひとときを過ごせればと考えております。ご参加をお待ちしております。
皆様におかれましては、『ちとせ』をお読みいただきつつ、3月の開催をお待ちください。
※当館ご利用の視覚障害者の皆様には、1月下旬より『ちとせ』の点字図書・音声デイジー図書の貸し出しを開始しております。

第51回 京都ライトハウス「ボランティア・利用者のつどい」

日時 2024年3月7日(木)13:00~15:30終了予定
会場 京都ライトハウス 4階あけぼのホール
内容 第1部 感謝状贈呈の式典
第2部 高野知宙氏講演(14時開始予定)※『ちとせ』の書籍販売・サイン会あり!
定員 60名程度(当館の利用者・ボランティアに限らず、どなたでもご参加いただけます)

※なるべく事前にお申し込みください。

お申し込み・お問い合わせ先

E-mail:joho@kyoto-lighthouse.or.jp
※件名を「つどい参加」とし、氏名と共に、資料種別(点字・墨字)を記載してください。
電話:075-462-4579(つどい委員会)

講師プロフィール

2005年生まれ、神奈川県出身。京都の大学に通う。2022年、『闇に浮かぶ浄土』で第3回京都文学賞中高生部門最優秀賞を受賞。大幅に加筆し、『ちとせ』と改題してデビュー。

 『ちとせ』の書影
『ちとせ』の書影と、著者・高野知宙様の似顔絵(祥伝社提供)

 

著者・高野知宙様の似顔絵(祥伝社提供)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、『ちとせ』の担当編集者様から皆さんへのメッセージをいただいていますので、ご紹介します。

 3月に京都ライトハウスのつどいに登壇される作家の高野知宙さんは、第3回京都文学賞最優秀賞(中高生部門)を受賞し、一昨年『ちとせ』でデビューしました。明治初期の京都を舞台にした三味線弾きの少女ちとせが主人公の青春時代小説です。田舎で天然痘にかかり、失明する運命にあるちとせの葛藤と成長を、みずみずしい筆致と音まで聴こえてきそうな卓越した表現で描かれています。
 幕末が好きで、京都への憧れが強かったという高野さん。なんと現在は、京都で大学生活を送っていらっしゃいます。講演では、そんな高野さんに『ちとせ』に込めた想いから執筆の舞台裏まで、さまざまにお話しいただきます。キャンパスライフや街の魅力についても、お話が及ぶかも?
 『ちとせ』を手に150年前の京都にタイムスリップするもよし、つどいに参加して高野さんと京都談議に花さかせるもよし。作家・高野さんと作品の魅力を、どうぞご堪能ください。