「京都ライトハウス点字普及委員会」では日本の点字制定記念日である11月1日にちなみ、一般市民や視覚障害のある方への点字の普及、府内点訳グループの交流の促進等を目的に、「点字普及イベント」を毎年11月に開催しております。

今年は、毎日新聞社の論説委員・「点字毎日」記者として活躍されている佐木理人さんと、日本点字委員会の渡辺昭一会長のベテラン点字ユーザー2名に、これまでのご経験、今後の点字のあり様などについて、当館点字講習会講師でもある大藪眞知子さんよりインタビューをしていただきます。

また、現在、京都ライトハウス「鳥居寮」で訓練を受けておられる皆様より、点字に対する〈今の思い〉をお話しいただきます。

秋たけなわでお忙しい時期かと存じますが、多数の方々のご参加をお待ちしております。

主催

社会福祉法人 京都ライトハウス 点字普及委員会
(担当:情報ステーション・情報製作センター・障害者支援施設「鳥居寮」)

日時

11月15日(金) 13時〜15時30分(受付は12時30分より)

会場

京都ライトハウス 4階 あけぼのホール

内容

13:00 開会、主催者挨拶
13:10 第1部 鼎談「眞知子の部屋〜点字の未来を切り拓く〜」
語り手:佐木理人氏(毎日新聞社論説委員)、渡辺昭一氏(日本点字委員会会長)
聞き手:大藪眞知子氏(シンガー、多方面で点字講習会講師)
14:20 第2部 発表「点字に親しみ、点字と共に」 鳥居寮訓練生の皆さま
14:50 休憩
15:00 第3部 ミニライブ「六つの点」 北山眞路子(大藪眞知子)氏
15:30 閉会

お申し込み・お問い合わせ先

京都ライトハウス 情報ステーション
電話 075-462-4579/FAX 075-462-4434/E-mail joho@kyoto-lighthouse.or.jp
※ご参加いただける場合は、なるべく10月31日(木)までにお知らせください。

プロフィール

佐木理人(さき・あやと)

毎日新聞社 論説委員 兼 「点字毎日」 記者
1973年生まれ。大阪市出身。
弱視教育を行う大阪市内の小・中学校に通う。急激な視力低下により中学時代から点字による読み書きや白杖による単独歩行を始める。
口頭受験で筑波大学附属盲学校(当時)の高等部普通科に入学。卒業後、一浪して神戸市外国語大学外国語学部第2部英米学科に入学。同大大学院修士課程修了。
1995年、地下鉄の駅で電車と接触し駅ホームから転落、重症を負う。1998年から9年余り盲導犬を使用。地域で生活する障害者へのNPOでの支援活動や大学、専門学校の非常勤講師を務める。
2005年、「点字毎日」の特別勤務員になり、2008年「毎日新聞」に正規採用され、「点字毎日」配属に、2019年から毎日新聞 論説委員を兼務。
点字技能師(2010年度実施の試験)日本盲人福祉委員会視覚障害者選挙情報支援プロジェクト「選挙公報点字表記委員会」委員(2011年から)
「視覚障害者の歩行の自由と安全を考えるブルックの会」副代表、「ホーム転落をなくす会」発起人、「視覚障害者文化を育てる会」運営委員

大藪眞知子(おおやぶ・まちこ)

京都府立盲学校出身。
大学卒業後、日本ライトハウス点字情報技術センターに20年余勤務。
退職後は、京都ライトハウスをはじめ、大学・専門学校等で点字の指導等に携わる。
また、2001年よりシンガーとしての活動も。北山眞路子として、オリジナルライブの他、高齢者施設等でボランティアとして活動している。

渡辺 昭一(わたなべ・しょういち)

1952年生まれ。生まれつき弱視。小学5年生から大阪市立盲学校に転入し、中学3年生から点字を使用。1981年立命館大学Ⅱ部文学部卒業。
1974年楽和会京都丸太町病院入社。1981年京都ライトハウス入職、現在に至る。その間、2011年〜2018年 情報製作センター所長。1998年より日本点字委員会委員、2018年6月同会長就任。
あんま・マッサージ指圧師、鍼師、灸師。点字技能師。