第43回を迎える「見えない・見えにくい」ことへの理解を深めていただくための催し「あい・らぶ・ふぇあ」。今回は、平成30年1月25日から28日まで大丸京都店にて開催いたしました。初日から雪がちらつく、寒さの厳しい4日間にもかかわらず、約1500名の方が足を運んでくださいました。

今年も準備から多くの行政庁・団体・企業・ボランティアの方々にご支援・ご協力いただきました。本当にありがとうございました!

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開会式で点字キャラクターTHE DOTSと実行委員長によるテープカット。

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岡田多栄子社中によるお琴の演奏

ステージでは、目玉企画として、ディスクジョッキーでおなじみの谷口キヨコ氏やシンガーソングライターの原田博行氏のスペシャルトーク&弾き語りが行われました。

谷口キヨコ氏は、ラジオなどでおなじみの楽しい口調で、視覚障害当事者の方々に生活の工夫あれこれについてインタビュー。当事者の方々は、趣味の編み物の仕方を披露されたり、スマホを使って経路検索する方法を説明されたり、洋服の色合わせについて、ファッション用語を交えながら熱く語っておられました。

また、原田氏は、自作の関西盲導犬協会オリジナルソングを披露してくださったり、キヨコ氏と息の合った演奏で来場者を楽しませてくださったりしました。

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関西盲導犬協会理事もされている谷口キヨコ氏によるスペシャルトーク

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大盛況!

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視覚障害当事者がどのように編み物するのかインタビューする谷口キヨコ氏

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谷口キヨコ氏と原田博行氏による演奏

もう一つの目玉企画である、京都府立盲学校講師の岸博実氏による視覚障害教育の歴史についての講演のほか、様々なイベントが催されました。

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視覚障害教育の歴史について語る岸博実氏

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歌と演奏を披露される京都府立盲学校の学生さんたち

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松永信也氏による講演

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恒例の絵画コンクールの授賞式

会場では、今年の目玉として、制定100周年を迎えた点字郵便や50周年を迎えた点字ブロック(視覚障害者誘導用ブロック)の歴史に関する品々が展示されました。また、その他にも、ゲーム&キッズ、点字体験、ブラインド喫茶、誘導(手引き)などのコーナーも。

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点字郵便の歴史に関する貴重な展示品の数々
(提供:筑波技術大学 大沢秀雄准教授)

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点字ブロック(実物)と関連資料の展示

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視覚障害当事者も遊べるように工夫されたどうぶつしょうぎで対戦(手前)
目をつぶったりアイマスクをして片足立ちをどれだけできるか挑戦(奥)

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点字で名前シールを作るコーナー
その場で携帯や定期入れに貼ってくださる方や、ご家族の分まで作って持って帰られる方も!
(NHKの方も取材にいらっしゃっていました)

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アイマスクやロービジョンゴーグルをつけて「見えない・見えにくい」で状態どのように飲食するかを体験

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誘導(手引き)の方法や盲導犬について視覚障害当事者ボランティアの方の話を聞き入る来場者

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~音の3Dシアター~
アイマスクとヘッドホンをして、リアルな立体音響を体験

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~便利グッズコーナー~
音声パソコンや拡大読書器の使い方を当事者の視点で紹介

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~見えない・見えにくい人を支援するボランティア活動団体をご紹介~
点友会の石津代表からの説明を熱心に聞かれる植田前京都府議会議長