見えない・見えにくいことへの理解を深めていただこうと始まった視覚障害者福祉啓発事業は、今年も大丸京都店で会場をご協力いただき、1月9日から12日の4日間で1,400人のご来場をいただき40回目を盛況のうちに終了いたしました。
今回は、開会式から4日間を通して京都ライトハウスの点字キャラクター『THE DOT’S(ツナギちゃん・ウーくん)』が登場し、ブラインド喫茶、手引き・手引かれ体験、点字体験、音の3Dシアター、絵画展示、視覚障害ボランティア活動などのコーナーを回り、来場された方との触れ合いで大活躍でした。初めてアイマスクやシミュレーション眼鏡で見えない・見えにくい体験をされた方も、この雰囲気で不安が少し和らいだところもあるようでした。そして、『THE DOT’S』は、京都物産展の会場に集まった京都府内のご当地キャラクターの仲間に入れていだだき点字や「あい・らぶ・ふぇあ」の宣伝に奮闘しました。
また、ステージではブラインドサッカー選手齋藤晃司氏の「ゴールの向こう」と題した講演、銅駝美術工芸高校2年生による「視覚障害者のためのデザイン」の研究発表で子供たちの遊びなど日替わりの催しを行いました。
視覚障害福祉の啓発にと毎年ご協力いただいています多くの団体、企業の皆様をはじめ準備から当日の運営にご支援いただきましたボランティアの皆様に心よりお礼申し上げます。

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開会式で登場の『THE・DOT’S』(左:ツナギちゃん、右:ウーくん)

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銅駝美術工芸高校研究発表で音や触覚で工夫したボール合わせをする視覚障害者

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ロービジョンの方の見え方などの説明を受ける来場者の皆様

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松永信也氏「ありがとうで始まるやさしい社会」の講演

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大丸京都店京都物産展にご来店されたお客様と記念撮影のツナギちゃん(右)

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点字を書く体験をする小学生

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ブラインド喫茶で、箸で物をつかもうと心の準備をする体験者