◆7月19日(土)、20日(日)の両日に、京都市の同志社大学寒梅館において、第23回視覚障害リハビリテーション研究発表大会が行われました。全国から福祉・教育・職業・医療などの分野で視覚障害リハに関わる多くの仲間が約300名集まり、学際的交流を図りました。*

◆主な内容は、以下の通りでした。
・特別講演
竹下 義樹氏(日本盲人会連合会長・弁護士)
「視覚障害リハビリテーションに期待すること」

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《日盲連との関わりを深めて行くことの大切さについて等熱弁をふるわれた竹下氏》

・特別講座
岸 博実氏(京都府立盲学校再任用教諭・日本盲教育史研究会事務局長)
「自分らしく・人間らしく生きる権利の“回復と拡充”をめざして」

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《貴重な資料をもとに、視覚障害教育史を取り上げられた岸氏》

・市民公開講座
高橋 政代氏(理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター 網膜再生医療研究開発プロジェクト プロジェクトリーダー)
「網膜再生による視機能回復とロービジョンケア」

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《公開講座で約500名が入場された高橋氏の講演。iPS細胞の最新情報やリハビリテーションとの関わりに熱心に耳を傾ける参加者。》

・シンポジウム
「誰もが視覚リハビリテーションを受けられるために」
「就労のためにリハビリテーションはどうあるべきか」

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《大会の基調テーマについて熱心に討議が進む》

・特集演題5名、口頭発表13名、ポスター発表50名

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《京都らしいリハビリについて語る牧氏》

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《ポスター発表に見入る参加者》

・機器展示会(視覚障害者のための最新機器展示で24社が参加)

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《「声」を聞いてくれるテレビ、しゃべるテレビ》

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《各種レンズ、拡大読書器などロービジョングッズを多数展示》

◆アンケートでは、
技術だけでなく当事者の話しや視覚障害者の歴史までいつもとはまた違った視点がテーマになっていて興味深く参加できた。
沢山の新しい人に出会うことができ、毎日の仕事に向かうパワーをいただきました。シンポジウムはすごく良かった。
各地域の現状を聞ける機会や話しあえる機会が多くないのでこのような場でやっていただけて良かったです。
視覚リハを本気で当事者に届けるために、アクションを起こそうという息吹が感じられ、刺激を受けられた。0を50にする取り組みがより充実してくると嬉しいです。
などなど多くのご意見を頂きました。

◆ご後援、ご協力等は下記の通りです。温かいご支援を本当にありがとうございました。改めてお礼申し上げます。

《主管》
公益社団法人 京都府視覚障害者協会、社会福祉法人 京都ライトハウス、社会福祉法人 京都視覚障害者支援センター、公益財団法人 関西盲導犬協会

《後援》
京都府、京都市、京都府社会福祉協議会、京都市社会福祉協議会、京都府眼科医会、京都新聞社会福祉事業団、京都社会福祉士会、日本眼科医会、日本ロービジョン学会、日本視能訓練士会、日本盲人社会福祉施設協議会、日本盲人会連合

《特別協賛》
同志社大学社会学部社会福祉学科
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《会場となった寒梅館》

《協賛》
月桂冠株式会社、株式会社井筒八ッ橋本舗、参天製薬株式会社、
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《懇親会での鏡開き。左から来年の福島大会長の八子氏、京都大会長の松永氏、視覚障害リハビリテーション協会会長の吉野氏、日本ロービジョン学会理事長の加藤氏》

《協力》
京都医健専門学校、京都産業大学新社会ボランティアサークル、洛和会京都厚生学校、京都中央看護保健大学校
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《閉会式で、会場案内係などで支えて頂いたボランティアの皆さんとともに、吉野会長から感謝状を受け取る松永大会長》
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《吉野会長と松永大会長。後ろは、総合司会の久保氏》