毎年秋に、情報部門の利用者さん、ボランティアさん、職員の交流を兼ねた「ほっこり散策」を行っています。

今年の行き先は、京の繁華街・新京極です。11月1日、爽やかな天候のもと、紅葉が始まりだした京都市役所前広場に64名(職員含む)が集まりました。初めて手引きをしていただくボランティアさんには簡単な手引講習会をさせていただき、いざ出発。

京極かねよでの寄席の様子まず向かったのは、大正時代より約100年にわたり鰻の専門店として親しまれている「京極かねよ」です。貸し切りの2階では、畳の部屋に座布団が敷かれ、めくりが置かれ、即席の高座が作られ、寄席の雰囲気です。ここで桂歌之助さんと桂二乗さんによる落語を1時間ほど楽しみます。すぐにお咄が始まるかと思いきや、まずは落語のこと、ひざ隠しや拍子木などの小道具のことを分かりやすくお話し下さいました。利用者さんからは「これまで落語を聞いても高座の様子までは分からなかったから、よく知ることができた。」と好評でした。よく笑ってお腹がすいた頃合いに、鰻丼とお吸い物でゆっくりと昼食をいただき、それぞれお話にも花が咲いている様子でした。

誓願寺での法話の様子次に向かうのは、歩いて1、2分の所にある誓願寺です。落語発祥の寺と称されており、お寺の方は堅苦しい法話ではなく小咄を交えて笑いや共感のある教訓をお話し下さいました。

帰り道では、「たくさん笑って、美味しいものを食べて幸せな時間でした。」などの、嬉しい声がありました。最後になりましたが、今回快くご協力下さいました関係者の方々、そしてご参加いただきました皆さま、本当にありがとうございました。

(情報ステーション 林下ちあき)