第45回白杖安全デー実行委員会

 今年度も京都市内・府内南部・府内北部の3会場で、視覚障害者の交通安全を考える府・市民のつどい、「白杖安全デー」を開催しました。

 10月2日(日)はBiVi二条前広場において、「白杖見たら声かけて 〜何かお手伝いしましょうか?〜」をテーマに行いました。

 集会では、1人で街を歩く視覚障害者が、特に声かけを必要とする横断歩道での一場面を演じた寸劇や、当事者からのメッセージ発表などを通じて、府・市民の皆様に訴えました。

 その後、二条駅から四条大宮南東交差点までパレード行進を行い、250名以上の参加者が列を連ねてのパレードを行い、多くの通行車や歩行者へ向けてアピールすることができました。

 今回は集会会場がたいへん狭いスペースとなったため、ご参加いただいた皆様には大変ご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ありませんでした。

<府内南部集会>

 10月9日(日)、城陽市立福祉センターで「災害時における視覚障害者の自助・共助 ―2つの大震災に学ぶー 」をテーマに開催しました。

 城陽市、城陽市議会、城陽市社会福祉協議会よりご来賓にお越しいただき、会員、ボランティアなど約90名の参加がありました。

 「東日本大震災被災地派遣を終えて」、「阪神淡路大震災体験談」の講演後、各支部の代表者が災害時に備えて普段から心がけている事柄等を発表しました。また、アピール文では各市町村、鉄道会社等への要望を参加者一同に賛同を得て閉会しました。

<府内北部集会>

 10月13日(木)、みやづ歴史の館で開催し、約130名の参加者がありました。

午前は府内北部6支部の「支部交流会」、午後からは「白杖安全デー府内北部集会」を開催しました。

宮津市や宮津市社協をはじめ、多くのご来賓の見守られる中、京丹後、舞鶴、福知山の3支部からの意見発表と会場全体からの活発な意見交換がありました。それを受けて、道路や鉄道の整備や、同行援護における利用者負担軽減なども盛り込んだ、地域の交通環境改善を求める決議文を採択しました。

 その後、会場から宮津駅まで1Km弱のパレード行進を行いました。当日は曇りがちの天気でしたが、雨が降ることはなく、参加者の活発なシュプレヒコールと共に、府民の皆様へ視覚障害者の交通安全を訴えることができました。

 視覚障害者だけでなく、誰もが安心して歩ける安全な街の実現は、私達の大きな願いです。そのことを多くの方々と共感できる様、今後も府・市民啓発に力を注いでいきたいと思います。