京都ライトハウス通信 P1 京都ライトハウス通信169号 2022年4月21日発行 編集人山本たろ/社会福祉法人京都ライトハウス 〒603-8302京都市北区紫野花ノ坊町11 代表番号 TEL075-462-4400 FAX075-462-4402 鳥居寮 TEL075-463-6455 相談支援室・ほくほく TEL075-462-0808 ライトハウス朱雀 TEL075ー803-1739 URL:https://www.kyoto-lighthouse.or.jp E-mail:info@kyoto-lighthouse.or.jp 郵便局振替口座 (運営資金寄付)00960-5-1532951979年(昭和54年)8月15日創刊 題字デザイン 増見家弘 目次 灯台守 ① 法人報告 ② 部署報告 ③~⑤ おれい ⑥⑦ お知らせ ⑥⑦ 京ラの窓 ⑧ QRコード ※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。 編集協力:株式会社ウィズ・クリエイト ■灯台守 輝き続けて60年節目のときに思うこと  昨年度は、法人が創設60周年を迎えることが出き非常に感慨深い年度でした。これも皆様方のご支援の賜物と厚く感謝申し上げます。私自身も在勤40年で、新たに障害支援部部長を受任いたしました。新任時の点字出版部から改築準備室、らくらく、ほくほく、法人事務所等の施設長を歴任し多くを学び実らせるよう尽力して参りました。  特に平成16年竣工の本館全改築担当時は超激務で、急な課題を徹夜で整理し、薄明に朧見える本館躯体を見て癒されるなど茶飯事でした。  改築課題は多数あり、重点の一つが地域との関わりでした。視覚障害者福祉では全国区でも、地域地盤は緩い点があり、鳥居篤治郎先生が創設されたこの地で、改築を契機として地盤強化を実践しました。まず、地域ニーズに応えた事業としてトモニー、らくらく(当時は障害者デイ、通所授産)新設が基本計画入りをしました。更に工事の説明会等で、住民の方々からのご要望が明確化し、対話を続ける中で、千本通で歩行者を邪魔していた横断陸橋の撤去や信号整備の実現、改築資金集めとして地元祭りへの参加招来、学校や学区社協等との関係構築などが理解を得て進められ、大きな伸展を実現しました。  時は令和に移り、盲学校など福祉教育施設の密度が元々高いこの界隈に時ならぬ新設ラッシュが起きています。地域密着型特養、有料老人ホーム、保育所、コミュニティセンター等々。憚りながら先達施設とし て、この地の福祉文化が益々発展し、視覚障害者福祉の理解が進むよう尽力せねばと強く思います。  法人の足元を見れば、補助金大幅削減、コロナ禍での利用率低下などで厳しい運営が続きますが、歴史を踏襲し発展させる力量を持った後輩を育て、100周年が胸を張って祝えるよう老骨をなでながら努めて参ります。皆様方のお力添えを引き続きよろしくお願い申し上げます。  障害支援部部長 山本たろ 写真の説明 2022年発令式の後に、ライトパークの鳥居先生像の前で集合写真(撮影のためマスクは外していますが、感染防止の観点から会話等は一切ぜす静かに撮影されました) P2 ■法人報告 船岡長寿サロン総括交流会を開催しました  3月25日に、船岡長寿サロンの年度末交流会を行いました。  各サロンの代表の方に、2021年度の活動や状況報告を発表していただき、そのあとは長年サロンにてボランティア活動をしてくださっている先生方のピアノ演奏や、京都大学のリコーダーサークルの学生の方々に演奏をしていただきました。もちろん、感染症対策をしっかりおこないながら楽しみました。  2021年度は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、なかなかサロン活動もままならず、お集まりいただく機会も少なくなっておりましたが、タイミング良くまん延防止措置も解除され、たくさんの方々にお集まりいただくことができました。  また、長年サロン活動に尽力してくださった一谷 孝様が、2021年度の活動を持ちましてご勇退されることとなりました。船岡長寿サロンをはじめ、このライトハウスを支えていただいた感謝の気持ちを込めて花束を贈呈させていただきました。  一谷さんのご意思を受け継ぎ、2022年度はもっと精力的なサロン活動ができるよう尽力してまいりたいと考えております。各サロンの皆さま、また日々ご協力いただいているボランティア・サポーターの皆さま、本当にありがとうございました。 2022年度もどうぞよろしくお願いいたします。 写真の説明1 指導者・ボランティアの方々によるピアノとリコーダー演奏 写真の説明2 一谷孝様へ花束を長い間本当にありがとうございました 写真の説明3 感染防止の観点から、広いホールにて開催 ゆったりとご利用いただきました 京都ロービジョンネットワーク活動報告 相談員研修会を行いました  1月31日、第12回相談員研修会をWebにて開催しました。相談員研修会とは、京都ロービジョンネットワークの構成団体に所属する多分野の相談員が集まり、スキルアップを目指して情報共有や事例検討などを行う研修会です。今回は、これまで参加メンバーの入れ替わりもあったため、改めて研修会での目標や今後学びたいことなどについてグループで話し合いました。  出た意見としては、研修会に参加することで横のつながりができるため有難い、障害年金基準改定などの情報共有は勉強になるため続けたい、医療(眼科医)の方のお話や利用できる制度について学びたいなどの意見がありました。  京都ロービジョンネットワークの活動目的は、「京都府内の医療、教育、福祉及び視覚障害当事者団体が連携し、見えにくい・見えない方へ、支援に関する情報を提供することで、その方の生活の困難さを取り除き、その方が望む生活を実現すること」となっています。実際に相談をお受けする立場として、その方の現在のみに焦点を当てるのではなく、その後の人生をも見据えた支援をすることが重要と皆様からいただいた意見から感じられました。今後も多分野の方の様々な視点を学ぶことや、支援の中で日常的に連携できる関係を作ることを目標に研修会を続け、見えにくい、見えないことでお困りの方によりよい支援ができるようスキルアップしていきたいと思います。 P3 ■部署報告 情報ステーション 点字図書館 本館3F 「ボランティア・利用者のつどい」催し開催に代わり記念誌を発行  毎年、ボランティア・利用者の「つどい」を開催し、ライトハウスの情報部門でボランティアとして長年活動していただいている方々に感謝の気持ちをお伝えしてまいりましたが、今年度も新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、催しを中止し、該当する方には感謝状をお送りしました。  これに加え、2021年度が京都ライトハウス設立60周年にあたることから、催しの代わりに、ボランティア・利用者の皆さまの声を掲載した「記念誌」を作成し、利用者の皆さまへの貸し出しを行うとともに、情報ステーションのカウンターにてボランティアの皆さまにも閲覧いただけるようにしました。  皆さまのお力添えをいただきながら、今後とも視覚障害者の情報環境充実に取り組んでまいります。 写真の説明 ボランティア・利用者の皆さまの思いが詰まった記念誌です。 情報製作センター 点字出版所 本館3F 出版図書に「ライト★シリーズ」新登場!!  気軽に新しい情報を読みたい、点字を習得中で少ない枚数のものから読む練習をしたい…。  当センターでは通常の点字用紙サイズで、最新の気になるあんな情報、こんな情報をまとめて、ワンコイン ( 500円)で販売します。製本はしておりませんので、別売りのバインダー( 450円)にとじて自分好みの図書をつくることができます(1タイトル約25枚)。  お気軽に買っていただき、読んだら気持ちが軽くなり、ピカッと元気になる。そしてこれから点字を習得する方の光になれるよう「ライト★シリーズ」と名付けました。 写真の説明 「ライト★シリーズ」1・2とバインダー 「ライト★シリーズ1LINE/Facebook/Twitter/Instagram/YouTube/Zoom ってどんなことができるの?」SNSへの入り口にしていただきたい1冊です。 「ライト★シリーズ2雑学王365①」目からウロコのあんな話、こんな話。使えるネタ満載の1冊です。 P4 ■部署報告 鳥居寮 障害者支援施設 新しい浴室でゆったりと  鳥居寮では、メンテナンス等で長年課題となっていた浴室を、今年度改修することができました。これまでは一度に数名が入浴できるような循環風呂でしたが、今回は利用者さんの退所後の生活を想定した形でのユニットバスとしました。またこれまでは男女時間帯を分けて入浴していただいていましたが、今回は男女別々の浴室となったため、以前よりゆっくりと入浴いただけるようになりました。  利用者さんからは自宅のお風呂とよく似ていて、入りやすいし、温度設定なども簡単」などの感想をいただいています。新しい浴室で、訓練の疲れを少しでも癒して、また明日からの訓練に備えていただければ、と思っております。 写真の説明1 男女それぞれのユニットバスになっています 写真の説明2 廊下から浴室を映した様子 らくらく 生活介護事業所 本館1F 折り紙工作 お雛様  少しずつ暖かくなりようやく過ごしやすくなってきました。  らくらくでは、ひな祭りに向けて2月24日と25日に折り紙の工作でお雛様を作りました!  今回は画用紙の台紙に折り紙で作ったお雛様や提灯、桜の花びらを貼り付けて作りました。お雛様と提灯には柄の入った折り紙を使用していて、利用者の皆さまには好きな柄を選んでいただきました。台紙や折り紙の組み合わせで全体の印象が変わりますので、皆さんいろいろと考えながら作りました。完成したお雛様はどれも個性があってかわいらしかったです! 写真の説明1 桜の花びらを貼り付けています 写真の説明2 お雛様の完成です‼︎春らしくてかわいいのが出来ました FSトモニー 就労継続支援事業所 本館4F 初のコラボ商品、バレンタイン限定「クッキー巾着」を販売しました  新京極通四条上ルにある「はあと・フレンズ・ストア」(京都市が運営する福祉製品のセレクトショップ)にて、バレンタインの期間限定で「クッキー巾着」を販売していただきました。  今回、京都市紫野障害者授産所「さくさく工房」さんと初のコラボレーションで、素材にこだわった安心で美味しいさくさく工房さんのクッキーを、着物を再利用したFSトモニーの色とりどりのかわいい巾着に入れました。  こだわりのポイントはクッキーの素材にはなるべく国産の材料を使い、ベーキングパウダーはアルミフリーのものを使用していること。また巾着に使う着物は、洗いなおし丁寧にアイロンがけをしていることです。  コロナ禍、少しでも笑顔になっていただけるような商品づくりを、これからも目指していきたいと思っています。 写真の説明 3種類のクッキーと色とりどりの巾着 P5 ■部署報告 相談支援室ほくほく 京都市北部障害者地域生活支援センター 本館2F 北区こころのキャンバスネットワーク “夢と希望の作品展”  京都市には、こころの病がある方の自立や社会参加、こころの病についての正しい知識の普及・啓発、市民のこころの健康の増進などを目的に、各行政区に『こころのふれあいネットワーク』という行政、障害福祉サービス事業所、精神科の医療機関、地域住民団体、家族会など幅広い機関により構成された組織があり、各行政区で様々な取り組みが行われています。  支援センターほくほくは、北区と左京区の『こころのふれあいネットワーク』の構成団体として、定期的に開催される実務者会議に参加し、様々な活動の企画・運営を行っています。  今回は、北区の活動の柱である、“夢と希望の作品展”の作品募集について触れます。  北区は『北区こころのネットワークキャンバス』という名前で、この『こころのふれあいネットワーク』の活動を行っており、当事者同士の集まり、講演会、運動会などを通して、当事者の方の社会参加や、区民の方にこころの病気の理解を深めて頂く機会としています。  “夢と希望の作品展”は、北区内の精神科クリニックのデイケアや就労継続支援B型の施設など、精神保健福祉に関わる施設で制作された絵画・写真をはじめとする作品の数々を展示してきました。毎年北大路ビブレで開催し、買い物にいらっしゃった多くの方にお立ち寄り頂き、各施設での活動の様子や、作品の数々を知って頂く機会となっていました。昨年はコロナの影響もあり、場所を北区役所本庁舎2階の交流スペースに て開催し、少し方法を変える形になってしまいましたが、今後も北区の活動の柱として継続していく予定です。  これまでは、精神保健福祉に関わる限られた事業所に所属する方の作品を展示してきましたが、支援センターほくほくでは、ご自宅にいらっしゃる方や、働かれている方など福祉サービスの事業所やデイケアに所属していらっしゃらない方にも出展して頂けたらと考えています。 毎年秋から冬に開催しており、令和4年度も11月~12月頃を予定しています。趣味で絵を書いたり、編み物・小物などご自宅で作成されている方、作品展に向けて絵や作品を作成してみたいなど、ご興味のある方は是非、お気軽にお問合せ下さい。よろしくお願い致します。 写真の説明1 今年の年男の登場です「よっしゃーやったるでー」 写真の説明2 「鬼はここー」と太鼓を叩くご利用者 P6、7 ■おれい 京都ライトハウス法人本部 2021年11月1日〜2022年2月28日 寄付金 39件 9,642,918 円 物品寄付・ご奉仕 107件 多額のご寄付を賜りました。 ECC地球救済キャンペーン事務局様 伊東宏様 ㈱北大路書房様 京都ウイメンズクラブ様 公益財団法人京遊連社会福祉基金様 國分黎美様 ㈱サン工芸様 ネルソン橋本桂子様 父の日コンサート実行委員会様 松尾清三様 匿名1件 ありがとうございました。 寄付金 淺田道子 朝日屋 ㈱偕成社 川口久惠 カンネベルクエリカ 京都市上京区視覚障害者協会 木の芽京都句会 清水健 竹下亘・八千代 点字読み会 同志社中学校・高等学校 豊川市一宮地区民生委員児童委員協議会 中西博子 日本キリスト教団 京都丸太町教会 美容室FOR YOU 平尾絋一 平松診療所 平松和恵 伏見教子 松﨑修二 山田百合子 吉澤光司 渡辺信一郎 匿名2件(50音順・敬称略) 物品寄付・ご奉仕 阿久津敏子 アサヒ飲料販売㈱ 石井久美子 井手晋一 井上千恵子 今井さか江 今井悟 今江晴紀子 宇高真理子 内田務 E l s b e t h Y o u n g Herron エンジョイ・ホースライブラリー中島弥生 大久保和英 大久保和代 大谷八重子 大平修爾 小倉英子 海田礼子 片岡洋子 勝山広子 加藤紀江 加藤真喜子 ㈱鎌田電機 河原林純平・喜美子 河原林弘美 カンネベルクエリカ 菊沢喜八郎  北垣せつ子 北脇圭二 木本多江子 京都福祉専門学校 京都青果協会会長 内田隆 京都トヨタ自動車 レクサス北大路 京都府網膜色素変性症協会 杭迫真奈美 熊谷萌花 黒住康晴 ㈱公益社 さえずり会 佐久間正雄 櫻田朋子 佐々木千絵 佐渡和代 ㈱システムギアビジョン ㈱シミズ・ビルライ フケア関西支社 ㈱朱常分店 代表取締役社長 西廼直行 白坂澄夫 杉浦洋子 鈴木昌代 住友生命保険相互会社営業総括部 住山旦子 ダイヤミック㈱ 滝村富子 田中昭雄 谷口虹子 塚本慶子 点訳サークルてんてん 点友会 ㈱中川工業所 長塩悠子 長曽葉子 中根しづ子 西川敬子 西村ゆり 沼田光雄 野口春美 八田典子 林美智子 日比野千恵子 平場澪 藤井綾子 藤野つるみ 藤村由喜子 古谷美千子 堀井勢都子 本沢芳子 松村恵子 三木正子 三菱製紙販売㈱大阪支店 ㈱三宅時計舗 宮永まゆみ 村上幸子 森初子 八木光代 山下祐嘉里 山荘恵美子 山本早苗 楊正武 湯川美乃里 吉田道子 余田幸子 読売テレビ放送㈱総務部 和田晴美 渡邉一夫 匿名1件 (50音順・敬称略) 京都ライトハウス後援会 応援いただきました会員の皆さまのお名前を掲げ、厚くお礼申し上げます。 塚本慶子様 ありがとうございました。 2021年11月1日〜2022年2月28日 後援会賛助金 89件 572,944円 穴井利文 粟津亜佐子 池田寧子 稲本一義 植田源子 遠藤博文 尾嵜匡代 小澤英明・左千子 加藤克巳 北野界わい創生会 鳥井光広 北村裕喜子 木下幸子 京都友の会 京都鞍馬口医療センター 國重阿夜子 欅田レイ子 小池一三 齋藤正一 酒井富美子 酒元モモエ 清水健 髙田有基 達野武 田中嘉代 田中禎子・親子 崔春夫 千葉明子 (医) 千原眼科医院 塚本やすこクリニック 徳田正子 中川純子 中出美智子 長渡研史 中村節子 西原勝則 林トモ子 原山憲治 春田泰文 平田眞名 藤井則之 前川由美子 松﨑修二 三浦豊子 水谷信治 水野雅文 道場恵美子 三村敏子 村井博 山下恵利子 山本典子 山本光子 弓削眼科診療所 渡邉博昭 匿名1件 (50音順・敬称略) 京都ライトハウス後援会様から送迎車【シエンタ】を頂きました  あいあい教室の放課後等デイサービスは事業拡大して3年目となりました。おかげさまで平日のご利用も軌道に乗りつつあり、複数の学校へ送迎に行くことが増えました。その中で、当放課後等デイサービス専用の送迎車【トヨタ シエンタ(3列シート・7人乗り)】を京都ライトハウス後援会様からご寄贈いただき、日々、子どもたちを安心、安全に送迎することができています。“あいあいの車が来た”ということがわかりやすい蛍光イエ ローのシエンタは、「黄色の車、カッコイイ!」「なんていう車?」と子どもたちからもワクワクの声が聞こえてきます。また、来年度からは今年度以上に同乗の子どもたちが増えることが見込まれ、益々シエンタの稼働が増えていきそうです。  職員一同、後援会の皆さまからのご支援に心から感謝申し上げます。子どもたちや職員と共に、大切に使用させていただき、より一層の放課後や余暇の充実、最善の支援に努めてまいります。 写真の説明1 車体側面に“Kyoto Lighthouse 京都ライトハウス後援会 寄贈”の文字 写真の説明2 大切に使わせていただきます!(放課後等デイサービス あいあい教室 職員一同) ■お知らせ 職員人事 次の通り、職員人事を行いましたのでお知らせします。 【退職】2022年1月31日付 朱雀特養 瀧川 奈穂 朱雀特養 田浦 由貴 【退職】2022年3月31 日付 FSトモニー 施設長 五十嵐 幸夫 朱雀養護 (定年) 森下 篤 朱雀特養 (定年) 木村 吉子 朱雀特養 大塚 沙織里 朱雀特養 金谷 陽香 朱雀デイ 主任 稲田 雄亮 あいあい 植野 知佳 【採用】2022年1月1日付 朱雀養護 東 由規 【採用】2022年2月1日付 朱雀特養 舟本 眞由美 【採用】2022年4月1日付 あいあい 遠藤 陸 あいあい 桐原 香 あいあい 藤﨑 未有 朱雀特養 中西 亜美 朱雀特養 西村 聖子 朱雀特養 吉武 香里 朱雀デイ 小寺 真生 朱雀養護(再雇用) 森下 篤 【異動】2022年4月1日付 ガイドヘルプステーション朱雀チーフガイドヘルパー代理 甲斐 聡子(朱雀養護 副主任から) 朱雀養護 大野木 達矢(朱雀特養から) 朱雀特養 渡邉 芳己(朱雀養護から) 【昇任】2022年4月1日付 らくらく 副主任 高岡 信幸 朱雀特養 サブリーダー 渡邉 芳己 朱雀特養 サブリーダー 佃 美奈子 朱雀デイ 副主任 畑 真奈美 【兼職解除発令】2022年4月1日付 情報製作センター 所長   林 裕之 【施設長兼職発令】2022年4月1日付 FSトモニー所長事務取扱(兼職) 澤井 秀生(障害支援部 副部長)(相談支援室 所長事務取扱) 情報製作センター所長(兼職) 高木 美智子(情報ステーション 所長) ガイドヘルプステーション朱雀所長(兼職) 木原 智徳(朱雀養護 施設長)(朱雀デイ 所長) ※今号には後援会からのお願いを同封させていただきました。 京ラのフェイスブックです イベント等のお知らせや、各事業所の日常をはんなりとお伝えしていきます。 編集後記 日課であるジム通いも、寒さのせいで少しサボり気味に。一番人が少ない早朝に行くのは諦めたくないので、毎朝布団と攻防戦です。2 ヵ所のジムを合わせて、週7回は通えているところを今年度は10 回にしたい! 新しいスポーツを始めるのもいいな、と運動の事ばかりを考える毎日です。 (法人事務所 島田) P8 ■京ラの窓 特別編 東京2020 パラリンピック メダリスト 和田伸也さん 日本にとって歴史的な大会である「東京2020パラリンピック」に出場されて、銀メダル、銅メダルのダブル受賞をされました。 和田伸也さんに、帰国後、益々ご活躍の和田さんに、大変ご無理をお願いして、体験記を頂くことが出来ましたので、ここに特別編として掲載を致します。  皆様、こんにちは。 和田伸也でございます。私は、全盲のランナーで、パラ陸上選手です。2021年8月24日~9月5日に開催されました東京2020パラリンピック競技大会に、2012年ロンドン大会、2016年リオデジャネイロ大会に続き、3大会連続で出場いたしました。そのご報告をさせていただきたいと思います。 東京2020 パラリンピック競技大会に出場して 【大会開催を前に】  2020年に入り、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、春には大会の1年延期が決定されるという、前代未聞の大会となりました。緊急事態宣言下では、陸上競技場など、いつも使用しているトレーニング施設が閉鎖されたり、各地の練習会が中止となったり、伴走いただく仲間に複数集まっていただけなくなったり、本番に向けたトレーニングを継続していくことが困難な状況もありましたが、様々に工夫し、新たなトレーニングスタイルで乗り切ってきました。協力いただく方を限定せざるを得ない状況の一方、この間で新たな仲間との出会いもあり、順調に強化を進めることができ、各種目、世界ランキング1・2位で本番を無事に迎えることができ ました。こんなにランキング上位で迎えられたのは初めてでした。ご協力いただきました皆様に大変感謝しています。 【出場3種目について】  私は、陸上競技の3 種目に出場しました。その結果は以下の通りです。 8/27㊎ T11 5000m 決勝 15 分21秒03 銅メダル 8/30㊊ T11 1500m 予選 4分07秒 96組2着で通過シーズンベスト 8/31㊋ T11 1500m 決勝 4 分05 秒27 銀メダル&日本新&アジア新 9 / 5㊐ T12 マラソン 2時間33 分05秒 9位 T11パラリンピックレコード&アジア新 ※T11は全盲クラス、T12 は弱視クラスのこと。  ガイドランナーを担っていただきましたのは、長谷部 匠選手と矢嶋謙悟選手です。5000mとマラソンは、レース中盤で伴走交代しました。1500mのガイドランナーは、予選と決勝ともに長谷部選手です。 最も走力の高い2人です。長谷部選手は、綾部市出身のランナーで、コロナ禍の中、最も一緒にトレーニングいただいた方です。矢嶋選手は、中央発條陸上競技部に所属している現役の実業団選手です。2021年春からチームをあげてご協力いただけることになり、大変力となっていただきました。このお2人の力を借りて、3種目4レースを闘いました。  陸上競技初日の5000mで、ロンドン大会以来の銅メダルに返り咲き、リオデジャネイロ大会で逃したメダルを獲得できました。そのよい流れで、2種目目の1500mでは、今までで最高の銀メダルを獲得できました!ラストスパートで2位争いを征しました!銅メダルのロシア人選手とは、0.28秒差のデットヒートでした。  今持てる力をすべて発揮して、複数メダルを獲得できるという、これまでで最高の結果を残すことができました。最終日のマラソンまでしっかりと走り切ることができ、マラソンでも記録更新し、もう何も言うことのないほどの結果を残すことができました。自国開催という地の利を活かして、大会期間中、何不自由なく過ごせたのもよかったです。食事面など、サポート体制も整えていただき、体調も絶好調で挑むことができました。ガイドランナーの二人とも力をあわせ、レースに向けた準備も、考えられることはすべてやり切れたのがよかったなと思っています。 【大会を終えて】  私の競技人生で最も重要視していました今大会で、最高のパフォーマンスを発揮し、上記のような最高の結果を残すことができました。今までの国際大会の中で、最もリラックスして、心身ともによい状態で挑めました。コロナ禍の中、大会運営に携わっていただきました関係者の皆様、ボランティアの皆様、ご支援・ご声援いただきましたすべての皆様に大変感謝申し上げます。ありがとうございました。 また次の目標へ向かって、着実に進んでいきたいと思っています。2024年パリ大会も目指します。更に競技力向上していき、世界一を目指したいと思っています。  今後も引き続き日々のトレーニングに精進してまいりますので、今後ともご支援・ご声援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。