P1 京都ライトハウス通信 No.145 2016年4月21日発行 編集人 中田健次 / 社会福祉法人 京都ライトハウス 〒603-8302 京都市北区紫野花ノ坊町 11 代表番号 TEL 075-462-4400 FAX 075-462-4402 鳥居寮 TEL 075-463-6455 船岡寮 TEL 075-463-4649 FAX 075-467-2788 相談支援室・ほくほく TEL 075-462-0808 URL:http://www.kyoto-lighthouse.or.jp E-mail:info@kyoto-lighthouse.or.jp 郵便局振替口座 (後援会)01090-3-9080 (運営資金寄付)00960-5-153295 1979年(昭和54年)8月15日創刊 ▼第33回視覚障害者京都マラソン大会 A ▼「あい・らぶ・ふぇあ」 見えない・見えにくい人のくらし 〜楽しいアイデア41〜 B ▼船岡寮Next 最終回 ライトハウス朱雀のオープンに向けて  船岡寮NOW ラストイヤー最終回 H 目次 灯台守 @ 法人・部署報告 B〜F 第45回記念「ボランティア・利用者のつどい」のご報告 G お知らせ G おれい I〜J 京ラの窓 K 編集協力:株式会社ウィズ・クリエイト 灯台守  本法人は、鳥居先生所縁のここ紫野を京都の視覚障害福祉の拠点として、50有余年の歳月を重ねてまいりました。  小さな点字図書館は、京都ライトハウスを応援してくださるお力の大きな結集から生まれました。爾来、今日に至るまで、視覚などに障害のある方々の切なる願いを受け止め、事業を拡充してこられたのも常に応援してくださる皆様のお力をお借りできたからこそです。  このような歳月を経て、皆様と共に紫野で育み築いた礎を、今年度から朱雀の地にも置くこの飛躍の年に『ライトハウス通信』を刷新します。  京都ライトハウスがどの様に各事業に取り組もうとしているのか、何を大切にしているのか、それらが皆様にお伝えできればと願っています。(理事長 神谷俊昭) P2 第33回視覚障害者京都マラソン大会 2月7日、京都市西京極総合運動公園とその周辺道路で開催しました。  大会当日は雪もちらつく冷え込んだ朝になりましたが、参加者の闘志みなぎる中、東は東京から西は佐賀や長崎から、また13歳から80歳の方までと119人の幅広い層のランナーが伴走者とタスキを絆にして都大路を駆け抜けました。  開会式では33回連続出場の今里忠幸さん、道家惇三さん2人のランナーが選手宣誓をしました。  ランナーそれぞれいろんな思いを抱いて力強く走りましたが、ボーイスカウト京都連盟の児童の皆さんや沿道からの多くの声援や拍手は、きっとランナーの力になったことと思います。  閉会式では各部門の優勝者の12人へマイクを渡して感想を言っていただきました。「やったぞぉ〜」と雄叫びをあげる方や感極まって涙ぐんでしまう方もいらっしゃいました。  今大会も伴走や走路保安要員、選手組合せや会場での誘導のサポートなど、様々な形でご協力いただいた総勢約900人のボランティアの皆さま、また京都陸上競技協会様をはじめとする関係団体、協力・協賛いただいた企業の皆さま方のお蔭をもちまして、大きな事故もなく無事に大会を終了することができました。皆さまに心より感謝申し上げます。  なお、選手・スタッフの案内等でお知らせし、また新聞報道にもありましたように、西京極陸上競技場及びその周辺道路で行ってきた視覚障害者京都マラソン大会は、33回大会をもちまして一応の区切りとさせていただきます。今後どのような形でこの大会がもつ様々な機会を引き継いでいくのかを鋭意検討してまいります。何卒ご理解の上、今後ともよろしくお願い申し上げます。(木原智徳) 表紙に登場された10キロ女子弱視の部で優勝された佐藤博美さんと伴走者の高森祐二さんのお二人がお声を聞かせてくださいました。 【佐藤博美さん】 ゴールの瞬間、喜びで胸がいっぱいになりました。念願の初優勝!毎年私のために駆けつけてくれる伴走者の高森さん、沿道から惜しみなく声援を送ってくれた友人、スタッフの方々に心より感謝致します。  春の京都で、大切な友人達との再会を喜び、ランを楽しむ。本大会は、いつも私にたっぷりの幸せと元気を与えてくれました。その思い出詰まる大会が、今後も継続されることを願ってやみません。 【高森祐二さん】 トレイルランナーの私が、初めて視覚障害者マラソンの伴走をさせていただいたのは、2011年のこの大会。たまたまペアを組ませていただいた博美さんと。毎年たくさんの声援に励まされながら、一緒に走れるだけで十分楽しかったのに、区切りの大会で優勝できるなんて、忘れられない一日となりました。関係者の皆様ありがとうございました! P3 法人報告 12月 5日 京都府民間社会福祉施設 共済会 バレーボール大会 ◎混成の部 優勝 ◎女子の部3位 15日 精神健康管理をめぐる法的対応 実務セミナー参加 17日 採用試験選考時の適正診断活用術と新卒教育のポイントセミナー参加 19日 ライトハウス朱雀建設募金活動 1月 5日 年頭式 6日 職員全体研修「部署を知る〜情報部門〜」(22日) 15日 京都ライトハウス理事会 15日 あい・らぶ・ふぇあ(〜18日)大丸京都店 22日 船岡老人クラブハウス交流会 新人職員参加 2月 7日  第33回視覚障害者 京都マラソン大会 16日 職員全体研修「虐待防止と権利擁護」(22日) 17日 職員全体研修「ライトハウス朱雀」(24日) 18日 用具展示会 ちょっと来てミー  〜ちょっとしたグッズ編〜 19日 京都ライトハウス理事会 26日 船岡老人クラブハウス交流会 新人職員参加 第41回視覚障害者福祉啓発事業「あい・らぶ・ふぇあ」見えない・見えにくい人のくらし〜楽しいアイデア41〜  今年も、大丸京都店6階イベントホールをお借りして、1月15日から18日までの4日間「あい・らぶ・ふぇあ」を開催しました。期間中約1,400人の多くのご来場をいただきました。  メインステージでは、視覚障害当事者による演奏や講演、銅駝美術工芸高等学校2年生の「わたしたちが考えた楽しいアイデア6」の発表他、見えない・見えにくい人と共に暮らす明るい社会への想いを描いた小学生絵画コンクールの表彰式などを行いました。  会場では、見えない・見えにくい人のくらしのアイデア41個を探しながら、ブラインド喫茶(飲食体験)や点字・ゲームなどを体験できる「体験ツアー」も行いました。  視覚障害福祉の啓発にご協力いただいています多くの団体、企業のみなさま、本当にありがとうございました。 京都新聞2016年1月16日に「あい・らぶ・ふぇあ」の 記事が掲載されました。 P4 部署報告 2015年12月〜2016年2月 ●情報ステーション 12月 1日 音訳中級講座(8日、15日、22日) 2日 音訳表現スキルアップ研修会(15日、17日) 8日 点訳初級講座(12日、15日、19日) 17日 デジタル録音機講習会 18日 点訳フォローアップ研修会 1月 6日 音訳表現スキルアップ研修会(15日、17日) 9日 点訳初級講座(12日、23日、26日) 12日 点訳中級講座(16日、19日) 14日 音訳中級講座(26日) 29日 情報部門ボランティア勉強会 2月 2日 音訳中級講座(9日、16日) 3日 音訳表現スキルアップ研修会(16日、18日) 5日 移動図書館巡回(視覚障害者支援センター) 9日 点訳初級講座(13日、19日、23日、27日) 点訳中級講座 15日 点訳スキルアップ研修会(26日) ・キッズコーナー「イエローサブマリン」でミニイベント開催  2月24日、「あいあい教室」のこども達と保護者の方々をキッズコーナーにお招きし、ミニイベントを開催しました。職員の演奏するスモールギターのサウンドが軽快に流れる中、リズム遊びや、絵本の読み聞かせ、花卉をプランターに植えて花や土の感触を楽しむ体験などを親子揃って楽しんでいただきました。今後もこうしたミニイベントを開催し、利用拡大につなげてまいります。 ●情報製作センター 12月 1日 統一英語点字説明会  3日 日本盲人社会福祉施設協議会点字出版部会職員研修会参加(〜4日) 15日 「日本点字表記法」改定原案を編集委員会作業部会に提出 24日 京都市長選挙用の投票用紙への点字印刷作業 1月 8日 大阪モノレール運賃表の監修 18日 「点字京都号外」京都市長選挙候補者に対する公開質問と回答製作 28日 京都市長選挙の点字・録音版の「選挙のお知らせ」他 2月 1日 京都市消防局来館 防火パンフレット(点字)製作について 2日 京都府選挙管理委員会来館 18歳選挙権啓発パンフレット(点字・録音)製作について 16日 西本願寺仏教婦人会来館 相田みつを詩集(点字・録音)製作について 24日 大石天狗堂へ協力依頼(「お坊さんめくり」について) 26日 京都府選管来館 衆議院補欠選挙に関わる点字・録音資料製作について ・「お坊さんめくり」を発売!  「目が見えなくても、晴眼者と一緒に楽しく遊べるものがほしい」とのお声を受けて、坊主めくり札に点字を表示して、「お坊さんめくり」の名前で発売いたします。  この企画は、伏見区にある大石天狗堂様のご協力を得て、実現いたしました。  1セット1,500円です。ご注文・お問い合わせは、当センター(075-462-4446)までお願いいたします。  点字表示の入った札。(横書き)上下に札の種類を示す記号、中央に詠み人の名前が入っています。 P5 ●あいあい教室 12月 2日 見学受入 京都女子大学14人(3日) 4 日  介護等体験実習終了(11月30日〜) 15日 魚国総本社からサンタが来る(〜21日) 23日 クリスマス会  45家族、138人参加 25日 わかさ生活からサンタが来る 15家族、32人参加 1月 9日 第17回全国視覚障害早期教育研究会参加(10日) 21日 第57回弱視教育研究全国大会参加(22日) 24日 視覚障がい乳幼児研究会役員会・研修会参加 26日 洛陽保育園との交流 23日 個別懇談(年度/後期のまとめ)(〜3月12日) 2月 1日 節分豆まき(〜6日) 23日 洛陽保育園との交流 24日 情報ステーション・キッズコーナーイベント(イエローサブマリン)参加 27日 第33回視覚障害教育実践研究会参加(28日) ・30年目の交流保育  あいあい教室では月に1回、地域の洛陽保育園との交流保育を行っています。毎回事前に打ち合わせをしながら、公園への外出や感触遊び等に取り組んできました。子ども達は直接ふれあう中でお互いを知り、また、遊びの経験や楽しさを広げています。この交流保育は1986年の4月に始まり、30年続いてきました。これまで積み重ねてきたことを大切にしながら、これからもお互いにとって実りある時間を過ごしていきたいと思っています。 ●鳥居寮 12月 4日 京都市福祉事務所職員研修 講師派遣 13日 医療関係者向け研修会 16日 健康相談 21日 情報ステーションiPad学習会参加 25日 鳥居寮祭 1月 13日 楊さん中華料理ご奉仕 13日 南部サテライト事業/京田辺市 20日 健康相談 20日 南部サテライト事業/長岡京市 27日 南部サテライト事業/宇治市 28日 京都府視覚相談会(京都山城総合医療センター) 30日 アビリンピック京都大会参加 31日 京都府マッサージ師会同行援護講座講師派遣 2月 3日 南部サテライト事業/久御山町4日 フェニックス会交流会 17日 健康相談 17日 南部サテライト事業/長岡京市 24日 南部サテライト事業/宇治市 25日 避難訓練 ・アビリンピック京都大会  1月30日に5人の方が「パソコン操作」競技に鳥居寮から参加されました。音声を聞きながら、また見やすい画面設定の併用など、それぞれパソコンを使いやすい状態にしエクセルの競技課題に取り組みました。今回、秋からの対策講座の成果もあり金・銀・銅賞を受賞することができました。  ※アビリンピックとは、障害のある方々が日頃職場などで培った技能を競う大会。職業能力の向上を図ることと、企業や社会一般の人々に障害のある方々に対する理解と認識を深めてもらい、その雇用の促進を図ることを目的として毎年開催。  ※メダル獲得をした3名。左から永井隆之氏、浅山亮氏、堤陽平氏 P6 ●らくらく 12月 18日 トモニー合同行事 ジャズコンサート 25日 事業所内研修会(感染予防) 28日 年内サービス最終日 1月 25日 楽只小学校生の劇(鳥居篤治郎の生涯)の発表 29日 事業所内研修会(リスクマネジメント虐待・事故・ 苦情) 2月 10日 総合支援学校高等部3年生体験実習 25日 総合支援学校高等部2年生体験実習 26日 社会福祉士実習受入終了(1月27日〜) ・鳥居先生の一生を小学生が熱演!  楽只小学校が総合学習の中で京都ライトハウスの創設者、鳥居篤治郎先生の一生について舞台化してきたものを、利用者さんたちの前で上演するという交流会が1月25日にらくらくのデイルームでありました。当日は保護者の方や新聞記者もスタンバイしてぎっしり席が埋まり、たくさんの方が見守る中、3、4年生の児童約20人が30分間、熱のこもった劇を演じてくれました。  劇の後は一緒に童謡を歌ったりして和やかな雰囲気で皆さん楽しまれました。  毎朝、楽只小学校生達が京都ライトハウスの中庭(ライトパーク)を横切って登校していますが、その通り過ぎる通学の列の傍には鳥居先生の銅像があるのです…。   ●FSトモニー 12月 1日 北総合支援学校高等部3年生2次アセスメント受入(〜3日) 2日 健康相談 7日 企業実習(〜18日) 12日 吉本新喜劇鑑賞 15日 北総合支援学校高等部    3年生2次アセスメント受入(〜17日) 18日 らくらく合同行事 ジャズコンサート 25日 大掃除・工賃支給日 1月 5日 初詣・新年会 6日 健康相談 25日 工賃支給日 25日 オフセット作業体験実習受入 27日 古布作業体験実習受入 29日 古布作業体験実習受入 29日 アビリンピック京都大会 利用者参加 2月 3日 健康相談 9日 らくらくより実習生受入(10日) 15日 ほくほくより「がくさい」見学受入 16日 鳥居寮 2次アセスメント受入(〜18日) 19日 入所希望者 面接 25日 工賃支給日 26日 鳥居寮合同勉強会「高次脳機能障害者事例検討会」 ・モンゴルからようこそ!  ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業の研修生として来日されたアリユナさん。  モンゴルで英語を教える弱視の女性です。日本で視覚障害の方が織に取り組まれていることを知り、モンゴルでも広めたい!と、実習に来られました。  トモニーでも取り組み始めたばかりの裂き織ですが、モンゴルの視覚障害の方達にも、織の楽しさを知ってもらい、そしてそれが収入につながるような仕組みになるよう、少しでも協力できればうれしいです。 P7 ●相談支援室・ほくほく 12月 2日 障害者虐待への対応に関する相談窓口向け業務研修参加(3日) 3日 京都市自立支援協議会権利擁護部会参加 4日 北部自立支援協議会運営会議、虐待会議参加 7日 北部自立支援協議会地域懇談会 26日 北区こころのキャンバスネットワーク夢と希望の作品展参加 1月 8日 北部自立支援協議会運営会議参加 22日 北区地域福祉推進委員会参加 25日 北部自立支援協議会児童部会参加 26日 新人研修部署見学 28日 スマートサイト準備会議参加30日 北部自立支援協議会支援センター部会参加 2月 1日 北部自立支援協議会 支援会議参加 5日 北部自立支援協議会 運営会議参加 9日 北部自立支援協議会児童部会 事務局会議参加 15日 三法人連絡会(京視協・視覚支援センター・ライトハウス) 15日 見学受入(白河総合支援学校) 16日 北部圏域相談支援事業所座談会「どうしてますか計画相談」 20日 京都ロービジョンネットワーク(仮称)準備会会議 24日 見学受入(鳴滝総合支援学校) ・北部自立支援協議会児童部会に参加しました  支援センターほくほくは事務局を担っています。児童発達支援センターや事業所、保健センター、子ども支援センター、支援学校、発達相談所、府立盲学校視覚支援センター等の関係機関が参画しています。会の目的は障害や発達に弱さのある子ども達が利用している療育や教育などについて情報交換を行い、現状や課題を共有することです。  1月25日の会議では勉強会を行い、保護者支援について意見交換を行いました。家族が精神的疲労を抱えている等の課題について、関係機関とつながることの大切さを改めて共有しました。今後も定期的に顔の見える連携を行っていく予定です。 ●船岡寮 12月 1日 消防設備点検 2日 寮友会 臨時総会 7日 千本釈迦堂大根炊き 参加(8日) 12日 クリスマス会 15日 居酒屋風夕食  16日 高度処遇研修(認知症/デイサービス)(18日) 19日 街頭募金活動 20日 ゆず湯 (〜24日) 22日 クリスマス交流会 楽只小1・2年生 28日 餅つき 1月 1日 元旦礼 お福茶を飲み、皆さんで記念撮影 1日 初詣 平野神社/今宮神社(〜3日) 14日 初釜 薫風ライオンズクラブ 23日 新年会 玉城忍さん・ハムスターズ演奏会 2月 2日 高度処遇研修(看取り支援)(9日) 3日 節分 年男年女の方で豆まき 3日 不在者投票(京都市長選) 19日 日本財団様 車輛ご寄贈 20日 昼食 寄せ鍋 ・スキルアップ支援事業研修について  この研修は、今年度京都府福祉人材研修センターのスキルアップ支援事業の支援を受けて月1?2回計画、実施している研修の一つです。京都保育福祉専門学院の岡本匡弘先生の指導を受けながら、主に来年度の新人職員に対する研修計画の企画立案を行いました。ライトハウス朱雀の職員として身に着けるべき基本的な事項と、船岡寮の現場職員の新たな施設に対する思いの詰まった内容になりました。職員も新人職員に対して講師をします。その中で共に成長したいと考えています。 P8 お知らせ ●特養入所受付  特別養護老人ホームライトハウス朱雀の利用者受付を開始しました。  申込みされる場合は担当のケアマネージャーさんを通じてお申込みください。担当ケアマネージャーさんがおられない場合は、地域包括支援センターや福祉事務所へご相談ください。 *ショートステイ、通所介護、居宅介護支援、訪問介護サービスの受付けも随時開始します。お気軽にお問合せ下さい。 問合せ担当 : 山内・田村・谷口 連 絡 先 : 075-462-4452 受付時間:10時〜17時(土日祝日除く) ●「情報ミニバザー」の開催 日時:5月21日(土) 10時〜12時 ※視覚障害者の方専用バザー。 13時〜15時  ※どなたでもご入場いただけます。  場所:4階あけぼのホール ●第45回記念「ボランティア・利用者のつどい」のご報告  京都新聞社会福祉事業団様より助成をいただき、3月1日に「つどい」を開催しました。午前には情報部門にご協力いただいているボランティアの皆様への感謝状の贈呈を、午後には記念講演「日本点字図書館創設者、故・本間一夫氏の業績に学ぶ」(講師:日本点字図書館理事長田中徹二氏)と本間氏ゆかりの品々の展示会を行い、一日を通じて70人を超える参加者がありました。今回は、大変貴重な用具を日本点字図書館様がお貸しくださって実現しました。参加者からは、先人の工夫に感嘆の声が上がっていました。 P9 船岡寮Next〈最終回〉 ライトハウス朱雀のオープンに向けて  大雨の中行われた地鎮祭からほぼ1年の月日を経て「ライトハウス朱雀」の建物がようやく完成しようとしています。 大型クレーン車や重量級のトラックなどの重機が圧倒されそうな巨大な鉄骨を次々と運び入れては組み立てられました。防音柵はあるものの、地域住民の皆様には、本当にご迷惑をおかけしました。やがて、外に響く音が変わり、内装がどんどん進んでいます。居室、お風呂、食堂等々。一つひとつがそのものらしくなってきています。  今はあと少し、備品関係や業者選定の入札、規程類の整備等々が残っていますが、できる限り早急に進めていきます。  利用者やご家族の方々も、新しい生活に少しの緊張を持ちながら心待ちにされています。  4月になり多くの職員を迎え、大所帯になります。私たちは、ライトハウス朱雀の理念や基本方針をもとに利用者への介護や支援を行います。  目の前にきている6月。利用者とともに、ライトハウス朱雀の扉をあけて明るい陽射しを浴びましょう。  本当に、皆様のご支援に深く感謝申し上げます。(伊藤康子) 船岡寮NOW ラストイヤー〈最終回〉  新施設の名称も決定し、いよいよ移転が近づいてまいりました。周りが慌ただしくなりはじめ、たくさんの新しい事が始まっていきます。  昭和49年生まれの船岡寮は全室二人部屋でベッドやポータブルトイレを置くと、ほとんどプライベートスペースがなくなってしまいます。老朽化も進み、様々な修繕跡が目立ちます。外から建物を眺めてみても、その長きにわたる歴史を感じさせます。  「ここと同じくらい、向こうは良いところだといいな」利用者の一人が言いました。住み慣れたところですから、いざ離れるとなると寂しさは残ります。ベランダから見える景色、日差しの暖かさ、使い込まれたスロープの手すり、中庭に咲く花々の香り。できる限りは今まで通りに、けれどもより良く。いよいよ、船岡寮からライトハウス朱雀に生まれ変わります。私たちは期待を胸に、毎日を噛みしめるようにして過ごしています。(重雄次郎) P10 おれい ●京都ライトハウス法人本部  2015年11月1日〜2016年2月29日 寄付金 143件 18,099,418円  物品寄付・ご奉仕 147件 数々のご芳志をいただき、ありがとうございました。 多額のご寄付を賜りました。 京都府視覚障害者協会様 南秋光様 山崎光様 フェニックス会様 伊東宏様 ECC地球救済キャンペーン事務局様 (財)京遊連社会福祉基金様 京田辺市視覚障害者協会様 (株)北大路書房様 (株)サン工芸様 日本聖公会京都教区婦人会様 宇野宏美様 安倍隆二様 いなば眼科クリニック稲葉純子様 明石賢三様 山田亮三様 澤田智子様 田中智様 家村和子様 中西博子様 永井隆之様 田中道夫様 廣重尚夫様 (株)わかさ生活様 松尾清三様 ありがとうございました。 寄付金 青井韶一 青山弘 秋田絢子 浅山孝彦 池上和子 石川光代 磯部淑恵 伊藤眞一郎 今井浩二郎 岩破順子 岩田眼科医院岩田親良 岩見眼科岩見達矢 上野盛夫 大内眼科 奥村直毅 (株)偕成社 梶寿美子 梶優子 加藤賀千雄 加藤眼科医院加藤恵美子 加藤博史 神谷俊昭 吉川太刀夫 木戸口孝 木下茂 木村健一 京セラ(株) 京都から竹民謡会 公益財団法人京都新聞社会福祉事業団 京都タワーホテル 京都市視覚障害者老人クラブ連合会 京都府共同募金会 京都府医師婦人会 京都府鍼灸マッサージ師会 京都ライトハウス語り部の会 京都ライトハウス・京視協分会 桐山まき子 久山元 小伊藤直哉 家近 河野明美 コーラスさざなみ 小嶋健太郎 酒井克之 佐々江満治 佐野洋一郎 佐野眼科診療所佐野裕志 サロンドロワイヤル京都 澤端照男 JBS日本福祉放送 塩谷易之 視覚障害者友の会 下野眼科医院下野廣昭 白畠庸 白枝順子 鈴間潔 外園千恵 (医)高橋眼科診療所 橋総子 タキイ種苗(株) 竹内眼科 崔春夫 (医)千原眼科医院 辻井将和 堤明子 常村弘志 寺尾直道 同志社高等学校宗教部木村良己 同志社中学校 百々眼科診療所百々由加利 富井眼科診療所 富村税理士事務所 長嶋珠江 中島正之 中橋彌光 中村葉 中山眼科クリニック中山嘉仁 西村宣弘 西村久子 西村怜子 沼眼科沼朝代 服部克利 花田丈嗣 原口弘子 原口裕之 平松君恵 福見久代 船岡老人クラブハウス社交ダンスクラブ 舟瀬伴子 細田泰子 本田孔士 松葉佳織 丸尾眼科医院 森和彦 山本かすみ 山本眼科医院山本敏雄 弓削堅志 弓削由佳 横出由美子 吉川雅子 吉田誠 吉田眼科医院吉田雅子 渡邉一夫 匿名14件 物品寄付・ご奉仕 青木保 青山弘 あすなろ会 明日の友誌上ボランティア大阪友の会 天岡宏 飯塚涼子 池田孝嘉 一般財団法人池坊華道会 井後あかね 磯部治 市田ちづ子 一谷孝 (有)イチハシ 市邊愛佳 井上ジュン 井上千恵子 井上正子 内田務 宇野宏美 オーガスティンジョナサン 大谷八重子 大槻みゆき 大戸明美 大野(株) 大羽正一 大橋東洋彦 岡村壽子 奥村久子 奥山晴生 海田礼子 梶原清一 加藤紀江 鎌田啓子 菊沢喜八郎 岸博実 北川吉子 北村貞人 北山恵子 北脇圭二 木村芳子 京都聖母学院中学高等学校ハンドベル部 京都薫風ライオンズクラブ 京都産業大学新社会ボランティアサークル 公益社団法人京都市シルバー人材センター 京都市立楽只小学校 京都青果協会会長内田隆 京都トヨタ自動車 レクサス北大路 京都PANA-ALC 久世敏代 倉橋泰子 小伊藤直哉 上阪禎子 小松朝子 斉藤かほる さえずり会 榊美智子 佐久間正雄 櫻田朋子 佐々木智栄子 佐々木ますみ 佐渡和代 (株)実業エージェンシー 柴田慶子 渋谷玲子 (株)シミズ・ビルライフケアS-BLC関西社 社会福祉法人清水基金 下奥重望 下條英子 (株)朱常分店代表取締役社長西廼直行 白坂澄夫 城野時一 杉浦洋子 鈴木紘一 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中島正之 長渡研史 南波悠紀子 西村貞子 西村隆宏 日本キリスト教団京都丸太町教会 日本基督教団室町教会 濱塚幸子 林節雄 春田泰文 日置美代 樋口富士子 平松君恵 弘田トモ子 藤井則之 文堂千代子 細田泰子 細野まり 本田孔士 松?修二 松永知海 松原靖 水口幸一 水野歯科医院水野雅則 森本節子 守屋森次 山口豊美 吉田清繁 吉田眼科医院吉田雅子 匿名3件 (50音順・敬称略) ※今号には後援会からのお願いを同封させていただきました。  2月9日に日本財団様の助成を受けて購入した車両が届きました。早速、車を運転してきました。加速がスムーズで乗り心地も、とても快適でした。ありがとうございました。 職員人事 次の通り、職員人事を行いましたのでお知らせします。 【退職】2016年2月29日付 法人事務所 石田春菜、ほくほく 清水貴之 【退職】2016年3月31日付 船岡寮(定年)伊藤康子、鳥居寮(定年)清水和美、鳥居寮 神屋郁子 【採 用】2016年1月1日付 らくらく 永野慎祐 【採 用】 2016年3月1日付 船岡寮改築推進室 岡ア絵里子、らくらく 永井勇司、HSふなおか 森篤、HSふなおか 津己佳 【採 用】2016年4月1日付 船岡寮 寮長(嘱託)伊藤康子、鳥居寮 原口睦央、鳥居寮 西本紗弥子、鳥居寮 西岡由美子、らくらく 岡本卓也 ※ライトハウス朱雀の採用職員につきましては、配属先決定後、7月号にてご報告させていただきます。 P12 京ラの窓 ●通信が変わりました  ライトハウス朱雀の特養など、幾つかの事業所が新たに立ち上がり、京都ライトハウスは大きく飛躍します。この変革の時に『ライトハウス通信』もそれにふさわしい装いと掲載される内容の充実を図ります。  トップの「灯台守」は各事業所が持ち回りで、事業所の今と未来を語ります。法人報告と部署報告のコーナーは直近の3ヶ月の活動内容を時間軸でまとめ、その中からトピックをピックアップします。続いては法人を上げての取り組み、あるいはじっくりと部署の活動紹介を今後「特集」として掲載します。  さらに関連する新聞記事の紹介やこれから催す行事などのお知らせと続きます。後半はこれまで通り後援会などご支援、ご寄付への「おれい」となります。ここではご浄財への感謝の気持ちを折々の形に現していきます。最後の「京ラの窓」は読者のみなさまと私たちが距離は離れていても出会い、触れ合いのできる「窓」になればと思っています。  私たちは皆さまと共に歩み、さらに多くの出会いが広がり、愛される京都ライトハウスを目指します。 ●新しい『京都ライトハウス通信』の題字をデザインしていただいたのは40年以上にわたってデザイナーとして活躍されている増見家弘氏 (公益社団法人 日本図案家協会副会長)です。  「視覚障害者の世界を照らす役割を担っている灯台の“光”をイメージしたイラストをデザインしました。文字のロゴは京都のはんなりとした雰囲気を、ふわんとしたぼかした色味にし、柔らかい感じが出せました。京都ライトハウスとの初めての出会いから幾月の時が流れた後の今回の依頼は運命のようなものを感じながらデザインしました」 ●デザインの関係上文字の一部が以前より小さくなり、申し訳ありません。 ※テキスト部分だけの拡大版は次号以降になります。ご希望の方は京都ライトハウス事務所へお問い合わせください。なお、『ライトハウス通信」には点字・音声版もあります。 ●船岡寮利用者の 俳句・詩 「盲ホーム 梅一輪の 温かさ」 「ゆず風呂に うつる寮母の 笑顔」 H・N ●編集後記 「京都」と名のつく全国大会が33年で区切られました。「ここ、段です」と、激しく息を切らして過ぎていくランナーと伴走者に知らせるのが当日の私の担当でした。「ここ、段です」と。そして後ろ姿に向かってもっと大声で「がんばー!」と、何度も何度も叫びました。                         (高橋一夫)