P1、P2 京都ライトハウス通信 ’15年10月21日 No.143 編集人 中田健次 / 社会福祉法人 京都ライトハウス / 〒603-8302 京都市北区紫野花ノ坊町11 代表番号 TEL 075-462-4400 FAX 075-462-4402 / 鳥居寮 TEL 075-463-6455 / 船岡寮 TEL 075-463-4649 FAX 075-467-2788 ほくほく TEL 075-462-0808 / URL:http://www.kyoto-lighthouse.or.jp / E-mail:info@kyoto-lighthouse.or.jp 郵便局振替番号 (京都ライトハウス)01040-0-4470 (後援会)01090-3-9080 (運営資金寄付)00960-5-153295/1979年(昭和54年 )8月 15 日創刊 第33回鳥居賞 藤野 克己氏 第19回鳥居伊都賞 土屋 美寧子氏 受賞される 9月11日、京都ライトハウスあけぼのホールにおいて、鳥居賞・鳥居伊都賞の伝達式が約60人の参加で行われ、田尻 彰故鳥居篤治郎先生遺徳顕彰会代表から第33回鳥居賞受賞者の藤野 克己氏並びに第19回鳥居伊都賞受賞者の土屋 美寧子氏に賞状と記念品・副賞が贈られました。  藤野氏は、特定非営利活動法人全国視覚障害者情報提供施設協会(以下、全視情協)において事務局長を務められており、点訳マニュアルや中途失明者向けの大型点字の製作など、永年にわたり点字普及に取り組んでこられたことが高く評価されました。土屋氏はピアニストとしての活動の傍ら、夫である視覚障害者のヴァイオリニスト和波 たかよし氏を支えてこられた功績が評価されました。 藤野 克己氏のご挨拶  私は、皆を引っ張るタイプでなく、縁の下でもぞもぞとリーダーを支えるのが好きなタイプ。スポットライトを浴びせられた惑いはあるが、仲間と共に励んできた点字の普及に評価を頂いたことを素直に喜んで、これからは少しでも鳥居先生に近づいていきたいと思います。 土屋 美寧子氏のご挨拶  和波の授業を受けていた友人の縁で、伴侶として38年程歩んできました。和波は何でも一人で出来るので、障害者と付き合っているという意識はなく、良い音楽家だし、一緒に暮らせばいいかといった感じで結婚しました。最初は戸惑いもありましたが、どうしても嫌になったら止めればいいやといった気持ちで、気が付いたら今になったというのが実感です。演奏活動に付いていくと、優れた演奏家や評論家などにお会い出来る機会も多く、活発で楽しい人生だなと思います。  アンサンブルというのは、一人一人が自分の考えを持ち、技術を磨いて、表現する能力が必要。“伴奏者”という、従っていく演奏だと面白くないし、この音楽界を生き抜くことはできません。“アンサンブルピアニスト”は、ソリストと同様・同等なものであると教えられてきたので、勉強や練習を続けて技術を常に磨かねばとやってきました。そのために一人の時間が必要で、いつも一緒とはいきません。視覚障害者の自立は非常に大切で、パソコンなど機器の充実、公的支援の普及で、一人で出来ることが増えて歓迎していますが、例えば同行援護を得て外出するということが和波は嫌いで、傍にいてほしいと言われます。私としては、一人の時間が出来ると、ニコニコと送り迎えができるので、夫婦円満のためにはそのくらいしてくれても良いのでは…、ということで、最近は一人で出かけてくれています。  伊都様が篤治郎先生に尽くされていた時代から、現在では“サポートする”という形も変わってきたのではないかという気がします。家にいなければ、料理を作らなければいけないわけでもない。人間として自立して、お互いに魅力的で、パートナーシップを長く続けることのほうが大事なのではないかと思います。私達も、年は取りましたが、これからもチャレンジを続けて、お互いに厭きないよう、魅力を磨いていくような生活ができたらと思います。  こんな私が、伊都賞にふさわしいかどうかわかりませんが、この賞を私に贈っていただきまして、本当にありがとうございました。 藤野 克己氏記念講演「点字の普及について」 <摘録>  私は三つの団体で点字に関わっています。私の本来業務である全視情協、日本点字委員会、2年前に立ち上げた日本点字普及協会です。  全視情協では、島根あさひ社会復帰促進センター(民間活力を導入した、いわゆるPFI方式による刑務所)で、点訳科、音訳科という社会貢献を体験する訓練課程を行い、『点字毎日』バックナンバーのデータ化をしています。貴重な資料をデータ化し残すという高邁な考えと、訓練材料を長期間にわたって確保するという実利的な思惑が一致した結果でもあります。データ化したものは、ボランティアの協力を得て外部で最終チェックを行います。その作業中、点字毎日27号(大正11年11月)に鳥居 篤治郎先生の詩が掲載されていたのですが、鳥居賞受賞の連絡直後だったので、その偶然に驚きました。そしてその詩を読んで、鳥居先生の詩人としての一面を見た思いがしました。  鳥居先生の著書『すてびやく』には「盲目は不自由なれど 盲目は不幸にあらずとしみじみ思ふ」という言葉があります。声高に叫ぶのではなく、「しみじみ思う」という表現は、心にしみました。そして目から鱗が落ちる思いとともに、気が楽になったのを覚えています。「不幸」だと言われてしまうと、周りは何もできなくなりますが、「不自由」と聞けば、その不自由さをサポートすることができます。この言葉は私のその後の活動の指針となりました。  言葉から影響を受けたことと言えば、私には忘れられない二つの詩があります。  岩波新書に『目の見えぬ子ら』という、岐阜盲学校の先生をしておられた赤座 憲久さんが書かれた本があり、生徒の詩で<どしゃぶり/ 雨がふってきた/土くさい/土くさい/どしゃぶりだ>というのがあって、私は、土砂降りを傘や屋根に当たる強い音、裾がぬれる気持ち悪さとイメージしていましたが、試してみました。雨が強く降る日に、窓を開け、目をつぶってみると、少し土のにおいがしたのです。嬉しくなりました。子どもの気持ちに一歩近づいた気になりました。  もう一つは、「星」という短い詩です。<星はキラキラ光っているとみんながいう/ぼくは星を知らない/でも、なんだか/猫のなき声みたいな気がする>これも、晴れた夜に庭に出て上を向いて目をつぶりました。今度は何も聞こえません。何回してもだめで「私には見えない人の気持ちが分からないのではないか。ボランティア活動ができるのか」と悩みました。何年かして、この疑問に答えをくれたのが、さきほどの「盲目は不自由なれど 盲目は不幸にあらず」でした。  先生は、1966年に発足した日本点字委員会の初代会長を務められました。そして、次の言葉を常におっしゃっておられました。 P3 「点字は、読みやすく、書きやすく、わかりやすく、更に覚えやすくなければならない。」  日本点字委員会は、盲教育界と盲人社会福祉界が集まって、点字表記の統一を図る組織で、来年発足50年を迎えます。先生の思いが連綿と続いていることをお伝えします。  厚労省の身体障害児者実態調査(平成13年)によると、点字が出来る 4万8千人(12.7%)、必要だが出来ない 2万5千人(6.6%)となっており私は注目しています。「若者の活字離れ」は、若者が新聞や本を読まなくなっただけで、必要なところで文字は使われています。今はやりのLINEでは、短いながら文字のやり取りをしています。それに対して「点字離れ」は、文字そのものを使わない、使えない、ことも含んでいて重大です。そこで、仲間と相談して、点字普及だけを目的とした団体があっても良いじゃないかと日本点字普及協会を作ることにしました。コンセプトは、「点字を使用する視覚障害者を増やそう」で、≪点字は視覚障害者の文字です。音声による情報は、文字にとってかわるものではありません。(中略)協会は、視覚障害者の文字である点字を指で読む人を増やし、点字を目で読める人を増やし、点字を身近に感じる人を増やし、点字を使う人を知り、点字を大切にする人を増やす…≫といった点字の普及活動をしています。  私は、神奈川県点字図書館の職員だった頃、中途視覚障害者の方の点字学習のお手伝いをしていました。多くは1年くらいかけて、ようやく読み書きできるようになっていましたが、練習しても読めずあきらめる人もいて、心を痛めていました。点字のマス間や点間を広げれば読める人が増えることは分かったのですが、パソコンで点字データを作り、点字プリンターでプリントすることが主流となって、思いつきました。B5判の用紙をA4判にすれば、点間、マス間を広くすることができます。これは、点字毎日の点字に近く、また欧米の点字プリンターの規格に近いものです。  欧米の点字プリンターのメーカーに改良をお願いしましたが理解を得られませんでした。そこで国内点字プリントメーカーに開発を要望し、できあがったのがLサイズ点字プリンターです。 ※会場では見本を配布  1行32マス、1ページ18行と、標準サイズの点字と同じ形式であることに意味があり、点字データを新しく作る必要がなく、現在ある16万タイトルの点字データすべてを利用できます。  Lサイズ点字は、標準サイズの点字を読んでいる人には読みにくいと思います。決して、すべてをLサイズにしようとは思っていません。  岐阜の施設にいた頃にすぐに導入し、中途視覚障害者の点字学習資料やLサイズ点字広報を作成しました。現在、『県のたより』では、標準サイズ330部、Lサイズ40部、『広報ぎふ』では、標準サイズ110部、Lサイズ13部が毎月送られているとのことです。利用者からお礼の手紙をいただき、標準サイズが読みにくくなった人にも効果があることが分かりました。  点字は、読むとき、書くときが逆で、点字習得の高いハードルの一つとなっています。そこで、読み書きを同じにするため、凸面点字器の開発に取り組んでいます。紙を上から押して下に点を押し出すのと、上から押して下から上に点を浮き出すのとでは、紙にかかる圧力が全く違い、結構大変です。速くきれいに書けない、左手がガイドの役割を果たすことができない、など欠点もありますが、何とか克服して、選択の幅を広げることにつながればと思います。  最近、人から「人間八掛けがいい」と言われました。「腹八分目」というように、八掛けが健康にいいし、欲も八掛け程度で満足した方がいいと思います。年齢もそうです。私は今71歳。0.8をかけると、四捨五入しても57歳。そう考えたら、まだ頑張れそうです。皆さんも八掛けでいきませんか。  鳥居賞は、私一人でいただいたのではなく、一緒に活動する仲間全員でいただいたものと受け止めています。これからも、点字の普及に全力で取り組むことを、鳥居先生と皆さんにお伝えしてお話しを終えさせていただきます。(文責:山本 たろ) P4 船岡寮Next そのA 今回は継続する2事業を除く、特養、短期入所、通所介護、居宅介護支援の4事業を紹介させてもらいます。 @ 特別養護老人ホーム:2、3階のフロアーが特養になります。定員は65名で、9〜10名の少人数グループ(ユニット)をひとつの生活単位とします。各ユニットには個室と共同生活室を設けます。プライベートを大切にしつつ、仲間と賑やかに食事する。「私」と共同生活を兼ね備えた空間を作りました。個別の介護ケアがより受けやすい環境になっております。 A 短期入所(ショートスティ):定員9名で2階の1ユニットのみです。短期間の入所で食事や入浴といった日常生活サービスや機能訓練等を提供していきます。 B 通所介護(デイサービス):定員30名で1階にあります。自宅から施設に通い、入浴や食事等の介護、日常生活上のサポート、機能訓練、健康管理、レクリエーション活動等を行っていきます。 C 居宅介護支援:事業所は1階にあります。利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、ケアマネージャーが、ケアプランを作成し、そのプランに基づいて適切なサービスが提供されるよう、関係機関等と連絡・調整を行っていきます。  これまで以上に地域に根差した新しい施設や在宅サービスを運営しなければなりません。しかし、視覚障害の特性を理解した接し方やきめ細やかな気配り、情景が浮かぶ言葉かけやいつもそばにいる安心感のノウハウは、視覚に障害をお持ちでない入所者や在宅の利用者さんにも相通じるものと信じて、新天地で40年に及ぶ船岡寮での蓄積した力を活かしていきます。(伊藤 康子) 船岡寮NOW ラストイヤーA 今年は、今年こそは晴れるか?  船岡寮の盆踊りですが、ここ最近は開始直前で大雨に見舞われ室内での盆踊りが続きました。今年も準備段階では南の空に黒々と渦を巻く雨雲がこちらを睨んでおり、祈る思いで準備を進めました。  船岡寮の移転に伴い今年は現地で行う最後の盆踊りです。  天が味方したのか、開始する頃には涼しい風が吹く夕焼け空が広がっていました。夕食を終えた利用者さんや地域の方が船岡寮の中庭に集合し、淡く灯る提灯の下で「炭坑節」「東京音頭」といった、毎年踊り続けた馴染の曲に合わせてやぐらを囲みました。  夜風にあたりながら飲み物を飲んで、おつまみを食べて、過ぎていく夏を見送って。「いつもの事が最後になる」という事をしみじみ思うと、名残惜しいものです。  提灯の光に照らされた船岡寮の建物の影がそっと我々を包み、現地で最後の夏を惜しみつつ皆で打ち上げ花火を見上げました。(重 雄次郎) P5 新船岡寮(仮称)建設に向けて NO.10 次のステップへ工事は進んでいます!  桜の季節のころ、新しい施設の工事が始まり、既報のとおり5月には、多くの関係者の出席をいただき、地鎮祭を無事執り行うことができました。  以後も順調に工事を進め、基礎工事で敷地を全面的に掘り下げたのち、8月には、基礎構造物と1階の床を造りました。その後、鉄骨構造物を建て、骨組みや外壁を組み立てて内装工事となり、いよいよ建物が姿を現わしつつあります。  また、開所・運営に向けた諸準備も並行して進めて行くことになります。  夢の実現に向けた工程に沿って確実に進めると共に、なお続く諸課題への対策もとりながら、多くの皆様方のご支援とご協力に感謝し、職員一丸となって取り組んで行きます。(三島 時夫) 新人さんいらっしゃ〜い!第2弾 2015年度の新人職員をご紹介いたします(@仕事に対する意欲、抱負など、Aマイブーム) ・鳥居寮 青木 一憲(あおき かずのり) @ 年齢は24歳です。以前は車の営業マンをしていました。これからライトハウスの一員として皆さまの灯台になれるよう頑張っていきます。 A 路線バスの旅:通勤で京都市バスを使い始め、バスの偉大さと便利さに気がつきました。これから市バスを使い、路線バスの旅をしたいです。 ・ほくほく 清水 貴之(しみず たかゆき) @ 佛教大学 社会福祉学部の出身です。学んできたことを生かして業務に取り組み、利用者の方が自分らしい暮らしを実現できるよう、尽力していきたいです。 A 家庭菜園です。実家がみかん農家を兼業しており、影響されて今は土づくりをしています! 今後ともよろしくお願い申し上げます P6,P7 部署通信 ライトハウスだより FSトモニー 夏のカラオケ大会!  8月1日、利用者の皆さんと河原町三条のカラオケ店に行ってきました。真夏の暑い時期でしたが、全員で19名という大人数の参加でした。一部屋に皆さん一緒に入って、まずは昼食を済ませました。その後早速に各々用意していた得意な歌を歌っていきました。  世代、ジャンルを問わず色々な曲が披露されました。皆さんとても上手で、思わず聞き入ってしまいました。中には、「えっ、そんな古い曲を知っているの」と驚けば、みんなでわいわいと会話も盛り上がり、楽しい時間を共にできました。最後に全員で『YOUNG MAN』を歌って踊り、大盛況の中カラオケを終了しました。  このようなカラオケ行事は初の試みで、うまくいくか不安もありましたが、皆さんの楽しんでいる姿を見ることができホッとし、同時にとても嬉しく感じました。  「暑さ厳しい日々をカラオケでリフレッシュし、楽しい夏の思い出ができた。またカラオケの行事をしてほしい!」と第2弾の開催を期待される声が上がりました。(東 孝宣) 鳥居寮 ビジネススキルアップセミナー  京都ジョブパークハートフルコーナーから講師をお迎えし、職業認識の基礎講座を7月15日、8月19日に実施しました。初回は、あいさつとお辞儀の実践、「報・連・相」からスタートしました。2度目の講座では、前回の復習を個別のレクチャーを交え、コミュニケーションにおける正しい動作の確認をしました。メモのとり方実践では、点字、パソコン、墨字筆記と参加者それぞれのツールで取り組み、日々の訓練に向けて具体的な目標を見出すきっかけになりました。 障害の有無に関係なく、必須条件として身に着けるべき「働く姿勢」の基礎に触れることで、生活訓練の中でやるべきことが何か、利用者と共に考え、セミナーの内容を深めたいと思います。(石川 佳子) らくらく 万博公園の民族学博物館へ行ってきました  「大阪行くの久しぶりやわぁ」「昼ご飯は何にしよかなぁ…」「お土産もんはあんなんとこんなんと…」などなど、道中の車内の会話はとても賑やか。らくらくに集合してから名神高速道路を使って大阪の吹田までは約1時間くらいです。おしゃべりしているとあっという間です。 到着してからはレストランで昼食タイム。メニューはアジアンテイストな料理が多く、女性陣に好評でした。対照的に男性陣はうどんやカレーを注文し、傾向が分かれたのも面白かったです。その後は館内を巡り、楽器や民芸品などを鑑賞して買物を楽しまれました。  『みんぱく』は合計5班に分かれて行きましたが、どの日も好天に恵まれて良かったです。今年度のらくらくの珍道中はまだまだ続きます…。 (木原 智徳) 情報ステーション キッズコーナー「イエローサブマリン」開設  情報ステーションには毎日大勢の利用者の方々がお越しになります。  こうした中、子どもたちや親子で訪れる皆さんをお迎えできるスペースが十分に用意できていない状況があるため、幅広い世代の利用拡充に向けた取組の一環として、子どもたちや親子の方々を中心に、点字絵本やさわるグッズなどをゆっくり楽しんでいただける、また紙芝居や絵本の読み聞かせなどミニ行事なども開催できるコーナーを10月末日に開設します。  愛称は「イエローサブマリン」に決定。今後、資料や備品のレイアウト等を順次充実させていきます。皆さまのご利用をお待ちしております。 (五十嵐 幸夫) あいあい教室 お父さんたちと遊ぼう&お母さん交流会  9月6日、親子クッキングとお母さん交流会を行いました。今回のクッキングはお父さんたちが企画して下さったもので、当日は、16家族55人の参加がありました。メニューは、お好み焼きと大きなおにぎりです。クッキングが初めての子どもたちもいましたが、キャベツをちぎったり粉を混ぜたりしてホットプレートで焼き、お父さんやおばあちゃんと協力して、楽しんで作ることができました。その間お母さんたちは、OBの先輩お母さんたちとの交流会です。幼児期に悩んだことや色々な思いを共感する中で、現役とOBの枠を越えて話が盛り上がりました。最後は、みんな揃ってスイカ割りをし、盛りだくさんな楽しい1日を過ごしました。(廣瀬 亜紀子) P8,P9,P10 ほうこく 船岡寮2015ミニミニバザーのお礼  恒例のミニミニバザーを9月13日、船岡寮敬老会終了後に開催しました。  今年も京都ライトハウス通信への掲載や案内の配布、また現地での最終開催ということもあって、多くの商品をご提供いただきました。当日は多数のご来場をいただき、終始賑わいをみせていました。  バザーの収益は、24,070円でした。今回の収益は船岡寮の建設資金等に使わせていただきます。  これまでの皆さまのご協力と多くのご来場に感謝いたします。本当にありがとうございました。(平田 香織) おしらせ 船岡老人クラブハウス創設20周年 記念誌発行のお知らせ  船岡老人クラブハウス20年の歩みを載せた貴重な記念誌を事務所にて頒布しております。 内容:クラブ活動のあゆみ、20クラブの紹介と活動状況、クラブ交流会の記事 種別:墨字版 A4、103ページ     デイジー版 CD1枚 頒布価格:墨字版   600円       デイジー版 400円 発行者:記念誌発行実行委員会 京都ライトハウスまつり 2015  〜つながる・ひろがる 地域の輪〜  今年もご利用の皆さま、ご家族、ボランティアの方々、職員、そして地域の皆さまが一堂に会し、交流の輪が広がることを願ってライトハウスまつりを開催いたします。  皆さまお誘いあわせの上、どうぞお越しください。 日 時:10月25日(日)10:00〜16:00     (模擬店は11:00から15:00まで、商品がなくなり次第終了) 場 所:京都ライトハウス(全館)     ※小雨決行 【催し内容】 4F:あけぼのホール→船岡老人クラブハウス発表会。FSトモニー作業室→トモニー紹介コーナー。 3F:どきどき☆お楽しみ抽選会!抽選したその場で景品が当たる! 2F:見えないこと体験・点字体験、クイックマッサージなど・・・盛りだくさん!点字クラブ、オセロ、囲碁、将棋(クラブ員と自由に対戦) 1F:寿司・焼きそば・手作りパン・肉まん・チヂミ・フランクフルト・洋菓子・ビール・ジュースなど模擬店いろいろ! B1F:物品販売、キッズコーナー、生け花教室など 【スタンプラリー】  京都ライトハウスまつりを探検しよう!  対象は小中学生。先着100人。景品もあります。 【エコなまつりをめざしています】  マイバッグのご持参にもご協力よろしくお願いします! 『オープン・トモニー』のご案内  10月25日(日)のライトハウスまつり2015の当日、4階の「FSトモニー紹介コーナー」では、近隣地域の方々はもちろんのこと、特に支援学校に通われている生徒さんやそのご家族の皆さまに呼びかけて『オープン・トモニー』を今年も企画しました。普段の作業実演や科目風景の写真で利用者さんも交えてご案内いたします。また作業の一部を体験していただき、FSトモニーでの取り組みを多くの方々に知っていただく催しとなっております。たくさんのご参加をお待ちしております。 第49回 白杖安全デーにぜひご参加ください!  白杖安全デーは、誰もが安心して歩ける街づくりを目指して、京都ライトハウス・京都視覚障害者支援センター・関西盲導犬協会・京都府視覚障害者協会の4団体共催で毎年開催して参りました。  今年も“白杖見たら声かけて「何かお手伝いしましょうか?」”をテーマに幅広い市民に向けて視覚障害者の安全な移動について訴えていきたいと考えています。  来年の50回目を前に、パレードもさらに賑やかに盛大にアピールできるものにしていきます。皆さまお誘い合わせのうえ、大勢のご参加で成功させましょう! 日 時:11月15日(日)13:00〜15:00 場 所:(集会)京都市役所前広場      (パレード)京都市役所前広場から     四条烏丸まで 予 定:13:00 集会開会     13:00〜13:50 集会     14:00 パレード出発     15:00 終了 ※雨天の場合、パレードは中止し、ライトハウス4階あけぼのホールにて集会のみ行います。 問合せ:白杖安全デー実行委員会事務局      大西、株根      TEL 075-462-2414     (京都府視覚障害者協会) 移動図書館「てくてく」 in 福知山  府内各地で京都ライトハウス情報ステーションの様々なサービスをご紹介する、移動図書館「てくてく」。次は福知山で開催です。すでにご利用の方も、利用はまだの方も、ご家族の方もボランティアさんも、皆さまぜひお越しください! 日 時:11月3日(火・祝)     13:30〜16:00 場 所:福知山市立図書館中央館 2階研修室(JR福知山駅徒歩1分) 問合せ:京都ライトハウス情報ステーション TEL 075-462-4426 2015年度 医療関係者向け研修会  見えない・見えにくい人に携わる医療関係者と福祉関係者が連携し、より良い支援を行うためのネットワークづくりを目指す研修会です。  8回目を迎える今回は、大阪医科大学附属病院眼科の視能訓練士でロービジョン外来を担当されている中村 桂子氏の講演の他、視覚障害当事者の講演や見えない・見えにくいの疑似体験などを行います。 日 時:12月13日(日)10:00〜16:00     (受付9:30〜) 場 所:京都ライトハウス 4階あけぼのホール、地下研修室1・2 他 対 象:医師、看護師、視能訓練士、     病院スタッフの皆さま 定 員:30名(先着順) 費 用:2,000円 締 切:11月30日(月) 問合せ:京都ライトハウス相談支援室 新居 TEL 075-462-4405     FAX 075-462-4415     E-mail:nii@kyoto-lighthouse.or.jp 年末年始の休館・休業のお知らせ  本館休館中は宿直および日直も不在となりますので、ご注意ください。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。 本館休館 窓口・貸会場 12月28日(月)18時〜1月3日(日) ※4日(月)休日対応 各サービスの休業 情報ステーション 読み書き・対面等 貸出 12月26日(土)〜1月6日(水) 眼科相談/ロービジョン相談 12月16日(水)〜1月12日(火) 喫茶きらきら 12月25日(金)〜1月5日(火) パソコン相談 12月25日(金)〜1月5日(火) 第41回視覚障害者福祉啓発事業「あい・らぶ・ふぇあ」“見えない・見えにくい人のくらし〜楽しいアイデア41〜”  視覚障害者の日常生活の工夫や道具を紹介する「体験ツアー」やステージ発表、小学生の絵画コンクールを通じて、見えにくいことへの理解を深めていただくための行事です。「The Dot’s(ザ・ドッツ:点字をイメージしたキャラクター)」も登場する予定です。多くの皆さまの参加をお待ちしております。 日 時:2016年1月15日(金)〜1月18日(月)10:00〜18:00     (最終日のみ17時まで) 会 場:大丸京都店6階 イベントホール     【入場無料】 問合せ:あい・らぶ・ふぇあ実行委員会 詳しくはホームページでもお知らせします。 第33回 視覚障害者京都マラソン大会開催のお知らせ  今大会も2月の開催となります。  詳細は京都ライトハウスのホームページにてご案内しております。  多くの皆さまのご参加ご声援をお待ちしています。 日 時:2016年2月7日(日)雨天決行 会 場:西京極総合運動公園陸上競技場及び周辺道路 締 切:11月13日(金)当日消印有効 問合せ:視覚障害者京都マラソン大会実行委員会事務局     電話 075-462-4400     FAX 075-462-4402 職員人事  次の通り、職員人事を行いましたのでお知らせします。 【退 職】2015年7月31日付 法人事務所 太田 千都 【退 職】2015年8月31日付 法人事務所 坂本 あい 【退 職】2015年9月30日付 らくらく  杉田 耕史 ほくほく  岩井 授身 【採 用】2015年9月1日付 法人事務所 石田 春菜 【採 用】2015年10月1日付 法人事務所 加藤 真喜子 HSふなおか 伊藤 美鳥 船岡寮 松下 美奈子 ほくほく 栗山 拓也  P11,P12 おれい <このコーナーは、5万円以上のご寄付、ご寄贈いただいた方々をご掲載しています> 皆さまからのご厚志はライトハウスの事業運営資金として活用させていただきます。ありがとうございました。 中澤 眞佐様 6月16日 多額のご寄付を頂戴しました。 澤 義則様 6月16日 多額のご寄付を頂戴しました。 (株)つえ屋様 6月26日 多額のご寄付を頂戴しました。 参天製薬(株)様 7月10日 多額のご寄付を頂戴しました。 青木 泰宏様 7月10日 多額のご寄付を頂戴しました。 青木 慎太朗様 7月10日 多額のご寄付を頂戴しました。 野間 赳夫様 7月16日 多額のご寄付を頂戴しました。 京都府視覚障害者協会様 7月16日 多額のご寄付を頂戴しました。 国際ソロプチミスト京都−北山様 7月23日 多額のご寄付を頂戴しました。 佐藤 順子様 7月27日 多額のご寄付を頂戴しました。 山本 良江様 8月3日 多額のご寄付を頂戴しました。 奥澤 廣子様 8月11日 多額のご寄付を頂戴しました。 (株)サン工芸様  8月21日 多額のご寄付を頂戴しました。 永和化成工業(株)様 8月26日 多額のご寄付を頂戴しました。 青山 弘様 多額のご寄付を頂戴しました。 大八木 明様 多額のご寄付を頂戴しました。 丸清木材(株)様 毎月定期的に多額のご寄付を賜り、ありがとうございます。 (株)わかさ生活様 毎月定期的に多額のご寄付を賜り、ありがとうございます。 ワコール労働組合様  今年も、ワコール労働組合様からのご援助により、ガイドブックシリーズ9作目、点字版「楽楽 金沢・能登・北陸」(全5巻、ドット・テイラー製地図付)を、希望が寄せられた全国の点字図書館・盲学校等の中から60施設を抽選で選び、7月15日に送付いたしました。ワコール労働組合様は、組合員からのカンパを原資として、京都ライトハウスが行う点字図書出版事業を中心に、1982年から継続してご援助をいただいております。本当にありがとうございます。 ご寄付ご寄贈ありがとうございます! 次の通り、数々のご芳志をいただきました。厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。(50音順・敬称略) 2015年6月1日〜2015年8月31日 寄付金 77件  37,465,456円 物品寄付・ご奉仕   161件 【寄付金】 アイサポート、あいあい教室卒園児保護者、あいあい教室父親会、あいあい教室保護者会、池上和子、池田和夫、長田照代、梶宏、(株)カジヤマプロテーゼ、加藤博史、(株)ヒトミ人見康裕、神谷俊昭、北野英子、京都鞍馬口医療センター、京都ハーネスの会、木の芽京都句会、ザ・パレスサイドホテル、佐々江満治、鈴木紘一、田渕茂彦、崔春夫、辻やよい、堤明子、ナカノ眼科、中野眼科朝日会館診療所、中野眼科京都駅前診療所、中野眼科四条分院、ナカノ眼科大徳寺前診療所、中橋彌光、中村吉男、花岡美容室、山本利和、弓削経夫、弓削眼科診療所、楽只自主防災会、匿名7件 【物品寄付・ご奉仕】 青木保、青山弘、あすなろ会、天岡宏、飯塚涼子、生島芙美江、池田孝嘉、井後あかね、伊佐迪子、石川泰史、五十川富士子、磯部治、一谷孝、市邊愛佳、井上ジュン、井上千恵子、井上正子、植松知子、内田務、宇野宏美、大谷八重子、大槻みゆき、大戸明美、大野(株)、大羽正一、大橋東洋彦、岡村壽子、奥村久子、奥山晴生、音楽療法ゆるーり、海田礼子、梶原清一、合唱団虹、加藤紀江、鎌田啓子、川合正子、菊沢喜八郎、北垣せつ子、北川吉子、北村貞人、北山恵子、北脇圭二、木村芳子、京都産業大学新社会ボランティアサークル、社団法人京都市シルバー人材センター、京都トヨタ自動車レクサス北大路、京都PANA-ALC、久世敏代、KITコンサート、小泉美智子、上阪禎子、小林絹子、小松朝子、斉藤 かほる、さえずり会、佐久間正雄、櫻田朋子、佐々木智栄子、佐々木ますみ、佐渡和代、柴田慶子、渋谷玲子、(株)シミズ・ビルライフケア関西、白坂澄夫、杉浦洋子、住山旦子、瀬川嘉子、高田由紀子、橋桂子、田中祥雄、田辺誠子、谷口敏、谷口虹子、玉城忍、玉木容子、辻謙一、辻美也子、辻井玲子、堤育子、点友会、東海和子、徳満凛也、鳥飼幸子、内藤秋子、永井寿江、長曽葉子、中谷武司、中谷泰子、中西博子、浪川光代、西尾紀子、西島きよ子、西松義夫、西村貞子、西村ゆり、野間赳夫、畑勇子、花ノ坊町東部町内会、林晃次、馬場康子、一松睦子、廣田長己、深尾泰司、福島洋子、福見久代、藤井綾子、藤田慧子、藤野つるみ、逸見邦子、堀田陽子、ボランティアサークルにじ、前川加代子、前田ふじ子、前中知栄、前野孝子、松本すみ子、的場美恵子、三浦豊子、三木正子、南秋光、宮川尚子、宮永まゆみ、村上直子、目黒正子、本草野政雄、森初子、森田昭二、谷内口穂、藪佳子、山下祐嘉里、山田恭子、山西利美、横山邦子、吉田義子、吉田善次、レッツボランティア楽只小学校、朗読グループあいあい、和田恭子、和田三重子、渡部隆三、匿名1件 京都ライトハウス後援会 <このコーナーは、5万円以上のご寄付、ご寄贈いただいた方々をご掲載しています> 皆さまからのご厚志は船岡寮改築やライトハウスの事業運営資金として活用させていただきます。ありがとうございました。 北村 初子様 8月19日 多額のご寄付を頂戴しました。 ご寄付ご寄贈ありがとうございます! 次の通り、後援会費と運営資金寄付金を納入いただきました。会員の皆さまのお名前を掲げ、厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。(50音順・敬称略) 2015年6月1日〜2015年8月31日 後援会費   162件 324,000円 運営資金寄付金 198件 685,600円 浅野美和子、アサヒカルピスビバレッジ(株)京都支店、芦田文子、荒木武資、荒木百合子、庵原清、池西憲治、池西照子、池西正治、石川直子、石黒メディカルシステム(株)石黒忠夫、石田光枝、石田淑子、伊地知康二、伊勢村医院伊勢村卓司、五十川静江、井谷礼子、井上純一、井上清文、井上登志子、今村幸子、上中興志男、上村幸代、梅原悦子、海老根敦子、江守英子、大島仁、大坪禎夫・要子、大西和子、大野晃彦、大野初男、大橋東洋彦、大村悦子、尾形健一・幸代、岡田多栄子、奥西充彦、奥村透、尾崎公子、小田京子、小田淑子、小田部榮助、小野仁之、角田公美、蔭山高至、片野慶子、加藤継夫、加藤俊和、加藤喜也、金綱隆弘、狩野義子、加納重雄、亀井陽子、川口洋志・瑛子、川田よしみ、川端啓介、川端弥桐、木ア勝夫、北尾祥夫、北村文子、木下幸子、木下博之、久坂夏子、久世尚、久保忍、栗原亨、黒川義直、桑原あずさ、小池一三、古賀義大、小島登美子、小西憲子、酒元モモエ、佐々木克巳、佐藤貞子、佐藤順子、澤ア英子、志垣惠子、下地幸夫・和子、下薗栗子、白畠庸、白藤順子、杉本敬子、鈴木清視、鈴木紘一、鈴木茂嗣、鈴木昌子、全永奈、大師堂恵美子、大徳寺保育園、瀬史、高畠ハルミ、橘洋子、辰己卓司、田中幸子、田中文夫、谷直介、田原範子、玉井公詞、玉田和江、田村悦子、張文玉、辻本豊子、つとう医院伝俊秋、常村弘志、東海和子、栂野たね子、永井美知子、永雄邦子、中尾肇、中川純子、仲瀬素市、中田英子、中谷満千予、中西正三、仲本賢三、並河英津子、西京子、西野とみよ、西山佳惠、仁和診療所、長谷川春夫、畑中三郎・由紀子、林勝治、馬場俊明、久木利昭、兵庫一嘉、平井誠、平井豊、飛龍ますみ、広瀬節子、弘田トモ子、福井晟、(株)フジタ、藤田寿大、藤田重昭、藤田真弓、藤田有香、藤田力也、藤原恵子、藤原涼子、細川一路、細川果苗、細川海路、前川康夫、前川由美子、松尾紘治、松岡辰三、松永末秋、松森幸美、宮城由紀子、宮崎重道、村尾秀子、茂木幹央、安武真理、矢野慎輔、山口洋子、山ア澄子、山本章雄、山本珠子、弓削堅志、弓削由佳、横田弘子、横山幸男、吉村由貴子、渡邉隆夫、匿名4件 編集後記 雨の境目を初めて体験した。自転車で橋を渡り終えると、先ほどまで降っていた雨がすっかり止んだ。不思議に思い、もう一度引き返すと雨が降っていた。ちょうどその境目に自分がいると思うと妙に感動してしまった夏の午後。(重 雄次郎)