京都ライトハウス通信 No.129号 第37回「あい・らぶ・ふぇあ」 見えない・見えにくいを知ろう〜いろんな工夫で楽しい暮らし〜  1月12日から15日まで、第37回「あい・らぶ・ふぇあ」が開催されました。4日間で来場者数は昨年より100人程多い約1900人という大変多くの方々にお越しいただきました。会場は今回も大丸京都店6階イベントホールを使用させていただき、13件の後援、企業など14団体のご協力をいただきました。  昨年、東日本大震災が起こり、私たちの生活や生き方を見つめ直すきっかけとなりました。今回のあい・らぶ・ふぇあでは、そういった視点から震災の被災者と支援者とボランティアの3人のシンポジストに来ていただき、今後の被災対策や障害者支援についてお話していただきました。また、会場内にパネル展示をしました。  体験コーナーでは、アイマスクや弱視体験用眼鏡をつけてお茶を飲んだり、お菓子を食べる“ブラインド喫茶”が人気で、「何を食べているか味がわかりにくい」など、多数のご感想をいただきました。また、視覚障害者の職業のひとつでもある、音声を聞いてパソコンに入力し、文章にしていくテープ起こしなども体験していただきました。  今回は山城高等学校3年生の皆さんに「見えない・見えにくい人の1日」の紙芝居を作成していただいたり、昨年もご協力いただいた銅駝美術工芸高等学校2年生の皆さんには、様々なアイディアを活かしたグッズを紹介していただきました。学生さんが一生懸命取り組んでくださった熱意が伝わり、とても心に響きました。  小学生絵画コンクールでは、京都市内の7校から219点の作品が寄せられました。子どもたちの個性溢れる絵画は会場を華やかに彩り、ご家族の皆さまにも多数おいでいただき、大変賑わっていました。  そのほか、オカリナやお琴、ギターの演奏、講演では、前田 眞里氏の「盲導犬パっちゃんと過ごした日々」、松永 信也氏の「いろんな工夫で楽しい暮らし」、山下 泰三氏の「視覚障害になって馬からもらった喜び」、また、視覚障害者に関わるボランティア団体の活動紹介などもあり、理解の輪を広げることができました。ご来場いただきました皆さま、ご後援、ご協力いただいたボランティアさんや関係者の皆さま、本当にありがとうございました。     (石倉 由加) 一つのたすきが心をつなぐ! 第29回視覚障害者京都マラソン大会  3月4日、第29回視覚障害者京都マラソン大会を京都市西京極総合運動公園及び周辺道路で開催しました。  東は埼玉県、西は長崎県から集まった12歳から79歳の144人のランナーが、多くの声援を受けて、まだ寒さが残る3月の西京極を駆け抜けました。  当日の朝は青空が見えるほどの良い天候で、絶好のマラソン日和だと思われましたが、開会式の辺りから雲行きが怪しくなり、3kmのスタート時から本格的な雨となってしまいました。  そんな雨にも負けず、多くのランナーが、伴走者と共に日頃の練習の成果をいかんなく発揮されました。本大会で10km男子全盲の部に出場された和田 伸也さんが34分49秒の新記録を出されました。ランナーからは「自己ベストが出せた!」「皆さんの応援が嬉しい!」「初めて参加したけど、おもいっきり走れて良かった」などの声が聞かれました。  今年は京都アストドリームス、兵庫スイングスマイリーズの他、新たに大阪ブレイビーハニーズの3チームの女子プロ野球選手たちが伴走、応援に駆けつけてくださいました。  また、今回はテレビ、新聞合わせて9社の報道機関が取材に来られました。取材を通して、視覚障害者に走る機会と会場を提供していることに加えて、頑張って走っている視覚障害者のことを広く知ってもらうことが出来ました。  また、手引き体験会や伴走体験会、足湯、ホットジュースの提供など、応援の方にも参加していただける場を持つことができ、皆さんにも喜んでいただきました。  “公道を走りたい”という願いから始まった視覚障害者京都マラソン大会の存在は大きいものだと感じました。来年は節目の第30回大会を迎えます。今後とも視覚障害者の“走る”願いを叶える大会であり続けるため、邁進していきたいと思います。  最後に、本大会に多大なご協力を賜りました京都陸上競技協会をはじめとする関係団体、ボランティアの皆さま、そして、今大会も特別協賛として多くのご支援をいただきました鰍かさ生活様、ならびにコカ・コーラウエスト蒲l、潟Jスタネット様、ファイテン蒲lに感謝申し上げます。 (大野木 達矢) FSトモニーOBを訪ねてEFSトモニー就職者OB会 「ランディング」紹介  3月10日に今年度2回目のOB会を開催し、3人の方が出席されました。残念ながら勤務の都合などで、就職者全員の出席とはなりませんでした。出席者から「間違いがなくなった」「異動がありました」「勤務時間が延びます」と近況報告があり、皆さん仕事に励まれている様子が伺えました。  OB会「ランディング」は、昨年3月に発足しました。FSトモニーの「FS(Factory Ship)」は、日本語で「工船」「働く船」という意味です。船であるFSトモニーから、陸に例えた働く場へ上陸したという思いを込め、英語で上陸を意味する「ランディング(Landing)」とOBの皆さんで名付けられました。半年に1回集まり、様々なことを話し合うことで、お互いに良い刺激がもらえる大切な機会となっています。  「就職」はゴールではなく、職業生活のスタートにすぎません。私たちの支援の目標は、長く働き続け、安定した職業生活を送ることです。FSトモニーでは、これからも就職した後のフォローアップを大切にしていきます。 (小谷 泰政) 船岡寮NOW 〜船岡寮のお菓子作り〜  船岡寮のレクリエーションの一つにお菓子作りがあります。利用者さんにおやつを作っていただき、それを試食するというものです。今回は久しぶりのお菓子作りとなりました。利用者さんから「前はいろいろしてくれたのになぁ」「○○が食べたいわ」という声を聞いては、しなくてはなぁ…と思いつつなかなか実施できず…。  そして、やっと実現!! 今回はチョコバナナケーキ!! 12月に2回、1月に1回行いました。20人程度の利用者さんが参加を希望され、一人一人に楽しんでいただきたいので、1回の人数は4人程度。  最初は「出来るかな〜」「何したらええの〜」と不安の声。しかし、粉を量ったり、混ぜたり作業が進むにつれ、「次は何したらええの?」「いい匂い!」といきいきとしてこられます。材料を混ぜたら型に入れてレンジで6分…ケーキと一緒に飲み物も用意して、至福のひと時。皆さんお皿も食べちゃうかも!?というくらいの勢いで食べておられました。意外にも男性陣に好評だったり、テキパキとお皿を洗ってくださったり、普段とは違う姿が見られて私自身も幸せな気持ちになりました。また、企画しますね!! (杉村 香) 部署通信 ライトハウスだより ☆情報ステーション☆ デイジー雑誌 『京まる』 4月から発行  『京まる』についてご案内します。何だかへんてこな名前ですが、名前の由来は、京都の情報をまるごとお届けしますという意味で「京都まるごと」、それをさらに愛称らしく縮めて『京まる』と名付けました。  『京まる』には、新着図書情報等の『はなのぼう』、京都のさまざまな情報を発信する『声の京都』、一般の新刊書をご案内する『本屋さんの新刊書』、京都の観光情報を集めた『京ごよみ』、そして新聞等のニュースを集めた『週刊ニュース』も収録し、毎月20日に発行します。  『京まる』は、より手軽なCD-Rで提供することになりました。再生の不具合が起こりにくく、コストが低い、さらには返却が不要という利点があります。要らなくなった『京まる』は家庭ごみとして出していただくか、京都ライトハウス情報ステーションにお持ち込みください。(田中 正和)  ☆らくらく☆ 『らくらくバイキング♪火曜日班』  2月21日、待ちにまったバイキングの日。この日のメニューはハンバーグに餃子、グラタンにお刺身!デザートはソフトクリームにいちごのショートケーキ・・・などなど。皆さんへ事前にお好きなメニューをお聞きし、「バイキング」の準備をしてきました!  朝の送迎車内から「何食べようか迷うなぁ」「私はショートケーキ!」そんな話題で持ちきりです。デイルームには12時前からどんどんお料理が運び込まれていきます。彩り豊かなお料理が並び、美味しい香りがお部屋いっぱいに溢れたところで、「らくらくバイキング」スタート! お好きなメニューをお好きなだけ…と言われると、「ほんまに好きなものを好きなだけ食べていいの?」なんてお声も。「お好きなだけどうぞ〜!」「ほんまにぃ?」わいわい笑い声が飛び交い、お腹いっぱい満足していただいた後は、第二部のスタート!!  第二部は、らくらくでおなじみ! 天岡さんのギターコンサートでゆったり楽しんでいただき、今回の「バイキング」を終えました。  スタッフも皆さんの楽しんだ様子を見ながら、胸がいっぱいでした!「次回はどんなイベントをしようかな?」と今日もらくらくスタッフは一生懸命考えています。 (吉田 由美夏)  ☆鳥居寮☆ 南部サテライト訓練の取組から 京都府の訪問歩行訓練を担当していると、「皆さんと同じように歩行や点字、音声パソコン、デイジー図書再生機の訓練を受けたいがライトハウスは遠い」「同じ障害を持つ人たちがどのように暮らしているのか交流したい」「福祉の制度や便利な用具の情報を得たい」というご意見をたくさんいただきます。 こういった皆さまの訪問訓練による支援を充実させていこうと、京都府視覚障害者訪問歩行訓練事業の新たな展開として、1月から3月までの計5回、近鉄新田辺駅前の京田辺市障害者生活支援センターフラットさんで視覚に障害のある皆さんに交流のためのサロンの企画や訓練を提供できるサテライト(拠点)を作るための取組を実施しました。  今回の取組では、午前にテーマを決めての話し合い、午後は個別に点字、ポータブルレコーダー、パソコン、相談等のニーズに合わせての訓練を行いました。参加された方からは「皆さんと出会えて励みになった」「教えてもらったことをさっそく家でしてみた」「歩行・点字など訓練を受けてみようと思う」「参加することが楽しみ」というお声をいただいています。  今後は、たくさんの方に集まって来ていただける場所で、訓練や暮らしに役立つ情報提供をしていきたいと考えています。京都府南部の方ぜひ参加してください。 (清水 和美)  ☆あいあい教室☆ おもちゃづくりの会でパパたちが集結! 「あいあい号」が誕生しました  「お父さんたちにもプレイルームを見て欲しい!」「お父さんたちがもっと気軽に交流できる場を作りたい!」そんな思いから動き出した今回の企画。相談の結果、子どもたちが大好きな “トミー号” (キャスター付きのボード)の2代目を作ることになりました。  当日集まってくださったお父さんは、現役・OB合わせて総勢10人。外はあいにくの雨でしたが、お父さんたちの熱気でプレイルームは明るく賑やか!ドリルで穴を開けて、ネジでキャスターを付けて…交代で作業しながら話も弾みます。そしていよいよ下絵の色付けへ!「あいあいらしい、明るいイメージの絵を描いて欲しい」そんな私たちの願いに、一人のお父さんがとてもステキな絵を描いてくださいました。青空に輝く太陽の下で笑っている子どもたち…七色の虹がみんなの笑顔を結ぶ、かわいいカラフルな絵です。「ここにいる全員で塗ろう!」自然とそんな声が上がり、みんながそれぞれの一筆を見守りながら作業は無事終了。「あいあい号」の名が刻まれ、裏面にはお父さんたち全員のサインとメッセージが記されました。  思い出と歴史に残る、とても楽しい一日、こんなステキな会ができたのもOBの大工さんパパが親身になって協力をしてくださったおかげです。「あいあい号」と共にこの輪が20年、30年と受け継がれていくことを願っています。お父さん方、本当にありがとうございました。 (冨田 裕美子) ほうこく ■東日本大震災義援金ご報告  昨年10月号(127)にてご報告いたしました義援金の取り組みで、募金箱を3月11日まで設置させていただきました。この間にお預かりしました義援金の累計額は8,476,111円(うち募金箱4,071,547円)となりました。この義援金は被災された視覚障害者の方々のために日本盲人社会福祉施設協議会等へ送金させていただきました。  皆さまの多くのご支援・ご協力に心から御礼申し上げます。ありがとうございました。 ■2011年度医療関係者向け研修会 「視覚障害者と医療と福祉・ともに支える暮らし」  2月5日、京都ライトハウスにて第4回となる医療関係者向け研修会を開催しました。医師、視能訓練士や看護師などさまざまな職種の方たちに参加していただきました。今回は、福祉の支援が必要な患者さんを京都ライトハウスへと紹介してくださっている稲葉 純子先生(いなば眼科クリニック院長)によるロービジョンケアの実践についての講演をはじめ、あいあい教室から視覚障害児児童デイサービスの取組、当事者の春田 祐志さんからの心理的変化の話、食事疑似体験などを主な内容として実施しました。参加された方々は、いずれも熱心で、日々の医療の現場で出会う患者さんへ、どのようにアプローチしていけばよいのかヒントを得られたようです。また、4回とも参加されている方からこの研修会で知った遮光眼鏡を初めて患者さんに紹介され、とても喜ばれたことを報告していただきました。このような声を聞くと、この研修会の回を重ねるごとに医療と福祉の繋がりが強くなっていくことを実感しています。最後に、皆さまからアンケートなどで多くのご意見をいただきましたが、研修会への参加とともに講演もしていただきました稲葉 純子先生の感想をご紹介させていただきます。(神屋 郁子) がんばろう医療者! 〜医療関係者向け研修会に参加して〜  今回の研修会での最大の収穫は「全盲に近くなってから訓練施設を紹介すると当事者には『失明宣告』のようで受け入れられにくい、より早期に『少し見えにくく不便なので相談してみませんか』と情報提供する方がいいのでは」とのコメントだった。また職種も勤務先も地域も異なる参加者と意見交換ができ有意義だった。病院勤務者の課題は他職種との連携や、スタッフ異動後も継続できるシステム作りであり、府北部参加者の悩みは専門施設までの遠さだった。眼科医は視力によるケアの目安を欲しがっていた。私のロービジョンケアについての悩みは@患者さんとのコミュニケーションの難しさ、Aケアの内容、B交流できる眼科医仲間が少ないこと、である。研修会ではヒントと仲間を得た。明日からも頑張りたい。 いなば眼科クリニック 稲葉 純子(福知山市) ■ご寄付の活用はこのようにも  鳥居寮の訪問歩行訓練事業になくてはならないものといえば、訓練生のご自宅にお伺いするときの足です。この足となってくれた軽自動車のM は、絵本に出てくる機関車トーマスのような存在で、小さくてもとてもよく走る心強い味方で、11年前にライトハウスにやってきて、かれこれ16万キロ近くもの距離を走ってくれました。  最近では、京都府北部地域への訪問で1日に300キロも走行する日も増えて、使っていると少しずつ年齢を感じるようになり、エアコンのスイッチのつまみが外れてしまうやらドアのキーが回しにくくなるやら、走行にも不安な状況に加え、ディーラーからも不具合の修理の通知が届いていたこともあり、職員の安全や運転の負担を軽減するために新車を待ち望んでいたところでした。この度、ライトハウスの運営にと皆さまからいただいている寄付金を使わせていただき新車を購入することができました。本当にありがとうございました。  こうしてやってきた新しい相棒には、皆さまのライトハウスに寄せていただいているお気持ちも乗せて走っているのだと、改めて感じます。  「これまでたくさん走ってくれた軽自動車のMありがとう。新しい相棒のNくん、大事に使うからね」  (牧 和義) おしらせ ■今年も開催 情報ミニバザー  日時:6月2日(土)10:00〜12:00(視覚障害者の時間)13:00〜15:00(一般)  会場:京都ライトハウス4階ホール  恒例の情報部門ミニバザーを今年も開催します! 収益金は、点字図書や録音図書の製作に必要な辞書や資料類等の購入に使わせていただきます。  ご家庭に掘り出し物・不要品がありましたら、ぜひミニバザーへご寄贈ください。皆さまのご協力をお待ちしています。 <対象商品> ◆新品に限ります(大型物品・書籍を除く) ◆食料品は賞味期限のご確認をお願いします(バザー当日から1ヶ月以上は保障されるもの) ◆古着類はご遠慮ください。 <受付場所>  3階情報ステーション受付カウンターまで*物品は持込みが原則ですが、問合せ確認後ご送付いただいても結構です。 *皆さまのご来場を心からお待ちしています。(担当:坂本・入江・木下・桃井) ■ホームページがリニューアルしました  ライトハウスの公式ホームページが50周年を機に新しく生まれ変わりました。  音声対応の改善や、拡大・反転画面を取り入れて見やすさを大幅に向上させるなど、視覚に障害のある方の使いやすさを高めました。  トップページでは、最新情報をスライドショーで紹介したり、各サービスを個々にわかりやすく掲載するなど使いやすさも拡充。  職員やご利用の方々による新コラムなど各コンテンツも発展し、読み応えも充分です。  是非、「京都ライトハウス」で検索を! URL http://www.kyoto-lighthouse.or.jp/ ■便利な電子ルーペ 「コンパクトミニ」  買い物時に「値札や賞味期限が見えにくい」、「バスの時刻表が見えにくい」など外出時に便利な電子ルーペ。電子ルーペは、白黒反転画面で見ることもできます。また、拡大率は約2〜13倍くらいまでと幅広く対応できます。日常生活用具として申請は難しいですが3〜4万円で販売されています。「外出時には必ず持ち歩くようにしています」という方も多く、ライトハウスでもロービジョン相談で見ていただけるように寄贈を受けました。  ロービジョン相談は、毎週水曜日(第5週は除く)13:00〜予約制で行っています。  事前に075-451-4555(相談支援室)へご連絡ください。 ■梅原 浩子様  12月13日 多額のご寄付を頂戴しました。 ■(株)北大路書房様  12月27日 多額のご寄付を頂戴しました。 ■森田 保様・岩内 まり子様  1月14日 多額のご寄付を頂戴しました。 ■見えにくい人に役立つ道具と情報フェスタ実行委員会様  1月26日 多額のご寄付を頂戴しました。 ■社団法人 都福祉事業協会様  2月10日 多額のご寄付を頂戴しました。 ■丸清木材(株)様  11月28日〜2月28日 多額のご寄付を頂戴しました。 ■(株)わかさ生活様  毎月定期的に多額のご寄付を賜り、ありがとうございます。 ∞∞ 京都ライオンズクラブ様からデイジー再生機30台!!∞∞  同クラブ様からご援助のお申し出をいただき、利用者の皆さんへ貸出するデイジー再生機「プレクストークPTN2」30台を頂戴しました。  このライトハウス通信の誌面でもお知らせしている通り録音図書のデイジー化を進めているところですが、再生機の給付が受けられない、高価なので買えない、試しに使ってみたいという利用者皆さんの声をご理解いただき、ご無理をお聞き届けいただきました。これからフル活用し、皆さんに快適な読書を体験していただきます。  大変ありがとうございました。 ご寄附ご寄贈ありがとうございます。  次の通り、数々のご芳志をいただきました。厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。 (50音順・敬称略) 2011年11月1日〜2012年2月29日 寄付金 91件 4,392,350円 物品寄付・ご奉仕  165件  【寄付金】 浅山眼科医院、荒木靖子、アルペジオ、梅村治、(株)偕成社、梶寿美子、加藤博史、京田辺点字サークル「すみれ」、京都友の会、京都産業大学保健管理センター、京都ハーネスの会、京都府共同募金会、久佐の葉会、倉田時子、小伊藤直哉、コーラスさざなみ、久我の杜ボランティアサークル虹のメロディ、小林光子、小山靖子、佐野眼科診療所佐野貴之、社会保険京都病院、新谷洋子、杉村美代子、妹尾直樹、竹内龍三、崔春夫、立命館大学産業社会学部共同研究室、堤明子、同志社中学校、鳥居真理、中橋彌光、浪川光代、西口都志子、西村怜子、日本聖公会京都伝道区信徒伝道協議会、畑八重子、花岡美容室、樋口富士子、福見久代、前田健治、南秋光、森下庸子、森本登美栄、安間美津彦、藪佳子、ユニーズ、寄下とし子、リンクの会、匿名16件  【物品寄付・ご奉仕】 青山弘、芦田恵、あすなろ会、粟倉田鶴子、生島芙美江、池上明子、伊佐迪子、泉村照夫、五十川富士子、磯部治、一谷孝、伊藤治子、井上千恵子、井上正子、今村久美子、上田澄江、(株)魚国総本社京都支社、浮守篤子、内田主男、内田務、榎並悦子、オーガスティン・ジョナサン、大谷八重子、大西至、大野(株)、大羽正一、大原一晃、岡村壽子、奥村久子、奥山晴生、乙訓点訳サークル、梶原清一、加藤紀江、苅谷昌利、川合正子、川戸正司、カンネベルク・エリカ、北垣せつ子、北川吉子、北原千津子、北村貞人、北村浩尉、北村宗昭、木下幸子、木村芳子、京都當道会、京都薫風ライオンズクラブ、京都産業大学新社会ボランティアサークル、京都青果協会、京都聖母学院中学高等学校ハンドベル部、京都トヨタ自動車レクサス北大路、京都PANA-ALC、京都府立総合社会福祉会館、京都府立大学合唱団、(株)公益社、光華幼稚園、上阪禎子、小松朝子、サークルにじ、さえずり会、酒井秀夫、榊美智子、佐川せつ子、佐久間正雄、佐々江温子、佐々江満治、佐々木智栄子、佐々木陽子、佐渡和代、澤義則、JRPS京都支部、塩見章子、塩谷憲司、篠田陽子、柴田慶子、(株)シミズ・ビルライフケア関西、下奥重望、下條英子、社団法人京都市シルバー人材センター、(株)朱常分店取締役社長内田吉治、白坂澄夫、城野時一、杉本倫子、鈴木さほ、住友生命保険相互会社営業総括部、高田由紀子、高野嘉子、橋桂子、竹内治代、田中耕一、田辺誠子、谷川正雄、谷口敏、辻謙一、辻田里津子、土高収・泰子、堤育子、点訳サークルてんてん、点友会、東海和子、ドコモ・エンジニアリング関西(株)、冨田圭子、鳥飼幸子、中江利彦、中島田鶴、南條康子、西尾昭子、西尾紀子、西村孝文、西村ゆり、野坂邦子、野間赳夫、長谷川勇希、畑勇子、服部令子、林晃次、ハングル点訳同好会「サランバン」、馬場康子、(株)半兵衛麩、福島洋子、福中正美、福見久代、藤井綾子、藤田慧子、藤野つるみ、藤村由喜子、藤山和子、堀井冨美子、前川加代子、前田ふじ子、前中 知栄、松本すみ子、三浦豊子、三菱製紙販売(株)大阪支店、宮永まゆみ、村上直子、目黒正子、本草野政雄、森初子、森田保・岩内まり子、森田澪、八神満喜、藪佳子、山下泰三、山下祐嘉里、山田恭子、山西利美、山根ハマエ、山本早苗、山本珠子、湯浅昭次、横山邦子、吉田善次、淀川寛・梨花、読売テレビ放送(株)総務部、朗読グループあいあい、和田恭子、和田三重子、渡辺ツヤ子、渡部隆三、割鞘美和、匿名2件 京都ライトハウス後援会より  船岡老人クラブハウスは、高齢の視覚障害の方々を中心に現在20のクラブが活発に活動されていますが、その中でも最古参の社交ダンスクラブ様から、この度後援会に、ダンスパーティで作られた資金をご寄付いただきました。改めてご利用の方々から支えていただいている京都ライトハウスを実感した次第です。  今号では別紙で後援会の拡大の呼びかけを行っておりますが、皆さま方、ご関係・ご周囲の方々に改めてお声かけいただけますようどうぞよろしくお願い申し上げます。  次の通り、後援会費と運営資金寄付金を納入いただきました。会員の皆さまのお名前を掲げ、厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。 (50音順・敬称略) 2011年11月1日〜2012年2月29日 後援会費 66件 132,000円 運営資金寄付金 61件 371,454円 愛きもの、旭新一、穴井利文、石郷岡均、石田光枝、石原明子、石村淑子、市木益次郎、伊東宏、いなば眼科クリニック稲葉純子、井上ナツ子、井村豊彦、植田源子、上谷倫代、上前倭子、海老根敦子、圓越文子、太田進、大友加世子、大橋東洋彦、奥章子、加地久子、蒲田良子、川田よしみ、木ア勝夫、北川隆子、北村裕喜子、小池一三、齋藤正一、榊美智子、酒元人四、迫川悦栄、佐々木建三、佐々木朋子、佐藤貞子、京都聖母学院中学高等学校生徒会執行部、竹内鏡子、田渕玲子、佃静子、常村弘志、露木佳子、徳田正子、ドトールコーヒーショップ円町駅前店谷川、富奥ケイ子、冨川桂子、中川香子、中村哲、西井千恵子、日本キリスト教団京都丸太町教会、日本基督教団京都教会女性会、日本産業(株)、濱ア真理子、濱塚幸子、林節雄、林昌孝、弘田トモ子、藤井則之、佛教大学通信教育部、船岡老人クラブハウス社交ダンスクラブ、細野まり、松村稔子、向井英夫、村田綾子、村山道子、守屋森次、山田和子、山中隆太、湯浅鈴子、弓削経夫、横山幸男、吉田千寿子、リーディングサービスN、匿名5件 編集後記 「無常」という仏教用語があります。東日本大震災から一年。この言葉を思い浮かべた方もいらっしゃるのではないでしょうか。昨日まで当たり前にあった家、生活、電気…。様々なものが一瞬にして奪われてしまいました。この震災は、私たちに大きな傷を残しました。同時に、一年を表す漢字が“絆”だったことにも象徴されるように “大切ななにか”を見直すきっかけにもなったように感じます。   震災で亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈りするとともに、一日も早い復興を願うばかりです。 (太田 ともえ)