京都ライトハウス通信 115号 [P1.2] 第26回鳥居賞 桜井 政太郎氏、 第12回鳥居伊都賞 茂木 愛子氏 受賞される  9月11日、京都ライトハウスにおいて、鳥居賞・鳥居伊都賞の伝達式が行われ、狩野勝也 故鳥居篤治郎先生 遺徳顕彰会代表から第26回鳥居賞受賞者の桜井 政太郎氏、および第12回鳥居伊都賞受賞者の茂木 愛子氏へ、それぞれ賞状と記念品・副賞が贈られました。  選考経過につきましては去る7月22日に開催の選考委員会において、京都ライトハウス理事会から推薦のあった候補者の中から慎重に審議した結果、次の功績により今年度の受賞者と決定されました。  桜井 政太郎氏は、岩手県立盲学校理療科教員として30年間勤められ、その間要職を歴任され視覚障害者福祉運動を推進されました。教員時代の体験から持たれた「視覚障害者に、目で見なくても触れることで見たと言わせたい」「百聞は一触にしかず」という思いから、長年にわたり収集された膨大なコレクションを、触って知ることができる日本唯一の私設博物館「手で見る博物館」として開館され、運営に尽力されていることが鳥居賞にふさわしい業績とされました。  茂木 愛子氏は、国立東京視力障害センター(現 国立身体障害者リハビリテーションセンター)の厚生教官で視覚障害の夫・茂木 幹央氏の「埼玉県にどうしても盲老人ホームを」という思いを支えて、「ひとみ園」づくりの準備・建設まで陰の力となって開園を実現されました。事務長、常務理事、副園長として、50人の定員を100人にするなど施設の発展と盲老人福祉増進に尽力され、豊かで質の高い自立した生活ができるよう利用者の良き相談相手として、支援と介護にあたられました。その後も多くの施設・事業所を開設されるなど献身的な努力と不屈の熱意で夫の活動を支えてこられたことが鳥居伊都賞にふさわしい業績とされました。  以下、桜井 政太郎氏と茂木 愛子氏が受賞挨拶された内容の一部を掲載いたします。 桜井 政太郎氏の挨拶  鳥居先生のご遺徳を顕彰するこのすばらしい賞に、私のような者をご推挙いただきまして、本当にありがとうございます。  私は、「手で見る博物館」という視覚障害者のための博物館を運営しています。これは本当にちっぽけな博物館で、おそらく日本でいちばん小さな博物館ではないかと思います。それだけに、私がこの賞をいただくことについては、非常に心苦しく思っています。私で良いのかなぁと家族と大変驚きました。視覚障害者の触覚の世界にスポットを当ててくださいましたことを、選考委員の方々・関係者の皆様方には、深く感謝を申し上げます。この触覚の世界というのは、古くて新しい課題を持っていると私は思っています。  「百聞は一見にしかず」とか「一目瞭然」などと言いますが、視覚障害者にとっては「百聞は一触にしかず」、「一触瞭然」となるのではないかと考えています。これは、私の「手で見る博物館」の信条でもあります。視覚障害者は、触ることによって初めて自分の知識を確認することができるのだと思います。私は、触ることによって視覚障害者の世界が必ず広がると確信しています。  鳥居先生が書かれた随筆の中にも、触覚についてのお話がたくさん出てきます。先生のお父上がお祭りに一緒に行かれた際に、先生に神社の狛犬や賽銭箱を必ず触らせていたという育て方、「盲人博物館」という題のエッセイ、海外を旅されたとき詠まれた短歌に「ビーナスの肌に触れつつ」など多くの触覚にちなんだ句があること、バチカンに行かれた際に「日本の博物館・美術館は視覚障害者に触る機会を与えていないがそれはいけない」と言われていることなど、こうして振り返ってみると自分も鳥居先生の発想のほんの一部でも実現することができたのかなと考えています。鳥居先生という大先達をお手本にしながら、さらに自分のできることを広げ、これからも頑張っていきたいと思います。  ありがとうございました。 茂木 愛子氏の挨拶  この度の鳥居伊都賞受賞に際しまして、一言お礼を申し上げます。受賞決定の通知をいただいたときには、私のような者がお受けしてよいものかとたいへん迷いましたが、私をお選びくださいました皆様方に心より感謝を申し上げ、ありがたくお受けすることにいたしました。  主人と結婚したのは、今から40数年前です。私が主人のことを言うのは少し恥ずかしいのですが、主人はたいへんな努力家で、闘争心のある人でもあります。ですから、この40数年間は、私にとっては精一杯の月日でした。今日、元気につつがなく日々を送っているのは、職員や主人の両親、家族、心から支援くださった大勢の皆様のおかげと心にしみております。  主人が故郷の埼玉県深谷市に盲老人ホームを建てたいと言ったころは、経済的に苦しい時代で、施設を建てる資金などあるはずがありませんでした。100円募金から始め、いろいろなチャリティーショーも開きましたが、当時小学生だった娘が手伝ってくれたことが心に残っています。主人の希望を家族皆で支えてきました。その娘も今は結婚し、夫婦二人して施設運営を支えてくれています。ここで普段は言えないけれど、今日一緒にこの場に付き添ってくれた娘婿に感謝の気持ちを伝えたいと思います。  私たちの仕事は一人では出来ません。たくさんの方々からのご支援と職員の皆さんの協力により、私たちの施設もだんだん大きくなってきました。今は、この施設をどう守っていったらよいのか、質のよい施設にしていくにはどうしたらよいのか、毎日考えながら暮らしています。最後になりましたが、主人は母を早くに亡くし、父がずっと支えてくれていました。存命であればこの賞は主人の父にあげたいと思っています。この受賞を支えにして、これからも盲人福祉のために、そして主人のために力を尽くしていきたいと思います。  本当にありがとうございました。 (山本 たろ) [P3] ボランティア活動と私 Vol.2  今回は、あいあい教室に来てくださっている村上さんです。  「あいあい教室」には、今年2月から週1回、月曜日にボランティアとして来させていただいています。  30年あまりの勤めを早期に退職。在職中、本当にいろいろな多くの方々に支えていただいた感謝の気持ちをなんらかの形で活動することで表したいと、京都市の音訳や点訳、要約筆記の講座を受講し、ライトハウスに来るようになって「あいあい教室」を知りました。  今までの仕事の関係上、子どもと関わる活動をしたいと強く思っていましたので、高橋所長さんにお願いをしてボランティアをさせていただくことができました。  33年の経験で何か私にもできることがあるだろうと安易に考えていたことは、なんと浅はかで思い上がった考えであったかということを思い知らされています。週1回だけということもあり、子どもたちにすれば「この人だれ?」という気持ちがまだまだ大きいのだろうと思います。先生方が対応されるとスムーズにいくことでも、私がするとなんだかぎくしゃくした感じになってしまうことがたびたびです。  その日の予定や内容を知るのに追われるということも多く、まだまだ子どもたち一人ひとりを知ることができていないため戸惑うことの連続で、先生方にかえってご迷惑をおかけしているのでは・・・と思っています。  でも、子どもたちと活動していると心が満たされるようで とても楽しいのです。    村上 悦子    あいあい教室では、各曜日に一人ずつ療育のボランティアとして、遊びの補助・食事の準備や片付けなどを手伝っていただいています。ボランティアさんのお陰で、安定した療育ができ、また子どもたちも職員以外の人と接することができます。いろいろな方に支えられてあいあい教室が成り立っています。  以前は大学生の方が多かったのですが、ここ2・3年前からボランティアさんの層が変わってきました。保育や教育の分野で活躍され、退職された後そのキャリアを活かして「社会貢献を」と考えてくださる方が増えてきました。  村上さんもそのお一人。いつも温かいまなざしで、子どもたちを見守り接してくださっています。これからも、どうぞよろしくお願いします。 (橋 弥生) [P4.5] ほっとヴォイス Vol.6 最終回の今回は、あいあい教室に来られているお母さんたちです。  大田さん(双子)、吉田さん、山中さんに、子どもさんに障害のあることがわかった時の気持ち、子どもさんの今の様子、障害のない子を持つお母さんたちへのメッセージなどをお話いただきました。 大田さん  未熟児網膜症であることがわかっていましたので、0歳の時から通っています。二人とも障害があることがわかった時は、やはり不安でした。ただ、身近に、障害をもつ子をたくましく育てている友人がいましたので、それほど深く落ち込むことなく気持ちを切り替えることができました。まったく泣いたことがないといえば嘘になりますが、私の場合は幸せだったと思います。それに、待ちに待った子どもでしたので、障害の有無にかかわらず愛しい宝物を手に入れた喜びが大きかったです。  男の子は知的障害もあわせ持っているため、難しい一面もあります。女の子は弱視なのでだんだん活発になってきました。最近思うのですが、時として少し過保護かなと。見える子達と同じ保育所に通うようになってから、これまですぐに手助けされることに慣れてきたのが、自分から気持ちを伝えることを学びつつあるようです。親もつい手を差しのべてしまうので、どこまで助けてやればよいのか迷うこともあります。  これからも少しずつ、ゆっくり成長してゆく子どもたちと一緒に、毎日を楽しく過ごしていきたいと思っています。 吉田さん  あいあい教室に来て3年目になります。網膜芽細胞腫という病気で、今は両眼とも摘出しています。  見えないうえにガンだったこともショックでした。でも、あいあい教室へ来て、少しずつ活発になってゆく子どもを見ていると「何とかなるのでは」と思うようになりました。  見える子と同じ保育所に通うようになってからは、言葉も増えて、気持ちを伝えることに一生懸命になったり、周りの子が今どんなふうにしているのかを真剣に聞いたり、「言葉」によるコミュニケーションを学んでいるようです。  今どこへ行こうとしているのかを体でわかるらしく、外遊びをしていて私が早く帰りたくて、三輪車に乗せたままクルクルと回して方向をわからなくしたつもりでも、「帰るのいやや!」と言います(笑)。風や日光を感じとっているのでしょうね。  こんなふうに、お互い知恵を働かせ合いながら楽しく暮らしています。「泣き暮らす」と言うより、「怒り倒してる」と言ってもいいくらいです。  目の前に立てられた指の数を見てわかることはできなくても、そこに人がいる、指に触れば数もわかる、といった細かなことも伝えてゆきたいと思います。 山中さん  あいあい教室に来て4年目です。小眼球症という病気です。上の子から間が空いて生まれた子だったので、目が見えないショックよりもうれしい気持ちの方がとても強かったです。  一般の幼稚園に通うようになってから言葉が進んだようです。お母さんたちにも親子ともども温かく接していただけるのでありがたく思っています。家では、聞いた曲を覚えてピアノを弾くことが楽しいようで、苦心しながらも弾いています。  皆さんも言われていますが、やはり、見えないことをことさら深刻に受け止めない方がよさそうです。*不自由なことは多いですが、少し助けてもらえれば後は大丈夫なんだということをわかってもらえるとうれしいですね。 (後日、この原稿を見ていただいたところ、 *印のところは、「一番伝えたいこと」だとお三方とも口をそろえておっしゃっていました。) <みなさんにライトハウスへの要望をお聞きしました>  お願いがあるとすれば、「喫茶きらきら」の定食メニューが1週間くらい先までわかるといいですね。 それから、日によって朝の駐車場が込み合うので、なんとかスムーズな車の出し入れができるようになればいいなと思います。  お三方とも、大変明るく、のびのびとした雰囲気でお話くださいました。 (矢部 弘毅) [P6] 部 署 通 信 ライトハウス だより  ☆あいあい教室☆  みんな大好き、新ボールプール  プレイルームの一角に、子ども達の歓声があがる素敵な遊具が加わりました。扇形の『バイブラ ボールプール』です。普通のボールプールとは違い、底面から照らされるライトを透明なボールを通して楽しむことが出来るため、プー ル全体が赤、青などに変化する光に包まれます。オーディオと接続すれば内蔵スピーカーから音楽とその振動を楽しむことも出来るそうです。  大人が座っても肩までスッポリとボールに埋まる深さのプールの中で、子ども達は光を見ようとボールに顔をくっつけたり、ボールの感触に心地よさそうに身を委ねたり、ボールをバシャバシャかき分ける音が面白かったりと、様々な楽しみ方をしています。またプールという小さな空間にみんなで入ることで、楽しさが一段と増すようです。一緒に入って楽しんでいる親子もいます。  これは、ライトハウス後援会の理事をされている谷川 正雄様の娘さんである平野 由美様より、3月に多額のご寄付をいただき、そのお陰で購入することが出来ました。発注したのは4月ですが、数ヵ月をかけてイギリスから船で海を 渡ってきました。  このような貴重なものをいただき、設備が一層充実いたしました。保護者の願いに応え、子ども達の持つ力を伸ばしていくよう、これからも療育に励みたいと思います。 (木村 佳子)  ☆生活介護事業所らくらく☆  らくらくのひと工夫  らくらくの午後のデイルームでは利用者の方に様々なプログラムを楽しんでいただき、大変賑やかな時間となっています。コンサートやゲーム、調理などプログラムの内容は多いのですが、利用者の年齢は20歳代から90歳と幅が広く、また、障害や区分の程度も違うため、どの利用者の方にも楽しんでいただくには「ひと工夫」が必要となります。  最近、一般のデイサービスを利用している高齢の視覚障害者の方が、どうもうまく馴染めず、らくらくのデイサービスを利用したいというご希望があるが・・・との相談の話を何件か伺うことがありました。すぐにはお受けすることができず申し訳なく思っていましたが、参考にしていただければと、視覚障害者の方々に対するらくらくの「ひと工夫」をまとめた文章と、「高齢視覚障害者を援助する人々のためのガイドブック」という小冊子を、相談してこられた機関に送らせていただきました。  今後も、利用をご希望されている視覚障害者の皆様の全部をお受けすることは難しいと思いますので、それぞれの地域のデイサービスで不自由なく楽しんでいただけるよう、このような形でお手伝いをしていきたいと考えています。 (村山 京子) [P7] ブラインドレストラン 7月24日 夜に行われました!  スイスで発祥したブラインドレストラン。視覚障害者を雇用するレストランが、視覚障害者と健常者をつなぐねらいで、お客さんにアイマスクをつけて食事をしてもらうというものでした。  日本でもその取り組みが始まり、京都では、今回初めて祇園にあるイタリアンレストラン「カーラ・ラガッツァ」で開催されました。「食文化に関わる何かを発信したい」「レストランとして社会貢献したい」という<カーラ・ラガッツァ>と、<雑誌CF!>との協力により企画されました。  京都ライトハウスにも協力を求められ、この企画に参加させていただきました。ライトハウスからは利用者の家族の方、職員が参加しました。それに行政関係者や雑誌に応募された一般の方、取材等に来られた方を含め総勢40人の参加がありました。  目隠しをしてレストランで食事をしたこと、また参加された方々から様々な感想を聞かせていただけたことは、とても貴重な体験でした。  参加された、家族の方から感想を寄せていただきました。  私の小さな双子達は、共に0歳からあいあい教室にお世話になっています。  今回「ブラインド・レストラン」に参加させていただき、見えにくい子供達のココロの中を少し覗けたような気がしています。  まず最初に気づいたことは、目隠しをし続けることで五感が研ぎ澄まされ、それはほとんどが不安に変わっていくということ。毎日の生活がいかに視覚に頼っているかを痛感しました。次に、食後皆で驚いたことなのですが、満腹感がわいてこないこと。かといって空腹なわけではなく、それすらわからなく戸惑いを感じました。何をどれだけ食べたか目で確認していないということは、ダイエットの敵だ!と確信しました。他に、こちらが困っている時に声をかけていただけたことは本当にありがたく、声がけの大切さを再認識することができました。  参加された視覚障害の方が、見えにくいことを不利と捉えず、他の感覚も使って多くのことを感じてほしいと話されました。そんな食事本来の楽しみも味わえるおいしい食卓があることで、子供はもちろん私達もより豊かになれる気がします。そしてこれは生活すべてにあてはまる素敵な発見でした。  今回“目隠し”をして食事をしたにも関わらず、私の世界はグッと広がりました。そしてこの経験を通して考えたことは、これから私が子育てする上で大きな強みになりそうです。  最後にこのような大切な気づきをいただいたカーラ・ラガッツァ様をはじめ、関係された皆様に心より感謝いたします。 大田 美穂  [P8] 就労移行支援・就労継続支援B型事業所FSトモニー  現在の利用者は30人、紙鉢、古布、点字印刷、オフセット印刷、テープ起こし、喫茶きらきらの6事業に携わっています。また、きらきらの一角でパソコン相談の事業も行っています。  職員は新人の5人を含めて総勢19人です。  まだまだ、障害者の働く環境は厳しさいっぱいです。新人達も鬼のようにこわい先輩達に日夜鍛えられながら、真に手強い荒波に立ち向かおうと奮闘しております。  どうぞ一層のご支援をお願いします。                          [P9.10] おしらせ ■京都ライトハウスまつり 2008  日 時:2008年10月26日(日)      10:00〜16:00  会 場: 京都ライトハウス  今年も「京都ライトハウスまつり」を開催します。これまで同様、ステージ発表、模擬店や豪華景品が当たる大抽選会などを催します。施設利用者・家族・ボランティア・職員と、地域の方々との交流の場にしていきたいと考えています。たくさんの方のご来場をお待ちしております。 ■点字の父 ルイ・ブライユ生誕200年を前に  「KYO の点字フェスタ2008」(入場無料) 日 時:2008年11月22日(土) 10:00 〜 17:00 会 場:京都ライトハウス 4階 ホールほか 問い合わせ:京都ライトハウス内「点字フェスタ実行委員会」 《主な内容》 10:30〜 点字の メ書き 大レース 11:00〜 <点字おもしろクイズ> 12:00〜12:30 休憩 13:00〜 「メ書き 大レース」表彰式 13:30〜 記念コンサート   ソプラノ 北村 多恵氏  「楽しい歌、懐かしい歌とともに」 14:50〜 記念講演 藤野 高明氏       「人生を切り開いた点字との出会い」 不発弾の破裂で失明し両手も飛ばされ、 苦労をして点字によって大学、そして 教職試験に合格して活躍 ◎点字ミニ講座「ゆかいな初めての点字」 (@10:10〜 A11:10〜 の2コースがあります。定員は各20人、資料代200円です。できるだけ事前にお申し込みください) ◎10:00〜17:00 点字などの展示 ■2008年度 視覚障害者福祉啓発事業  「あい・らぶ・ふぇあ」  目で見る!手で見る!耳で見る!  (入場無料) 日 時:2009年1月22日(木)〜25日(日)     10:00 〜 18:00 会 場:大丸京都店 7階 特設会場   問い合わせ:京都ライトハウス内       「あい・らぶ・ふぇあ実行委員会」 《主な内容》 ◎小学生の絵画コンテスト ◎視覚障害者の「暮らしのアイデア」を再現して紹介します ◎「手で見る」体験コーナー ◎広瀬 浩二郎氏の「触る」ワークショップ ◎松永 信也氏の「目が不自由ってどんなこと?」 ほか ■京都府視覚相談会(要予約・参加費無料) 日 時:2008年11月13日(木) 10:30〜15:30 会 場:宇治市生涯学習センター  予約・問い合わせ:宇治市障害福祉課 TEL 0774−21−0419 ◆講演会・交流会(入場無料) テーマ:「23歳の旅立ち」 日 時:2008年11月13日(木)  13:00〜14:30 対象者:見えにくい方・見えない方・ご家族の方・福祉に関心のある方 講 師:久保 弘司(京都ライトハウス職員・     京都府視覚障害者協会 青年部長) 問い合わせ:京都ライトハウス・鳥居寮       TEL 075−463−6455 ■レッツゴー! エコ隊  これまでのエコ隊の取り組みを紹介いたします。 ●エコマークは「アースくん」に決定!!  エコ隊の活動を進めるために募集していたエコマーク。職員による投票の結果、その名も「アースくん」に決まりました。生みの親はFSトモニーの奥村さんです。小さい子どもでも、すぐ覚えられるようなキャラクターを考えましたとのことでした。丸い地球に手足がついて、スマイルマークのような笑顔のアースくん。右手に白杖を持ち、左手を口にちょこっと当てて、手袋には「エコ」と点字が入っています。  活動のシンボルとしてあちこちに登場!エコ隊も一緒に笑顔で活動していきます! ●<冷房の設定温度27℃>のシールを貼りました!  7月、空調スイッチのカバーに<冷房の設定温度27℃>に協力を呼びかけるシールを貼りました。内容は「地球のために27℃にご協力をお願いします。エコ隊より」と、アースくんが呼びかけているものです。  館内を利用していただいている読者の皆さま、記録的な猛暑の中、ご協力ありがとうございました。 ●「すだれ大作戦」完了!  建物西側の西日対策として2階と3階に「すだれ」をかけました。実際に窓ガラスの温度が違うなどの声も聞かれ、冷房温度の下げ過ぎに一役買いました。 (小山 佳代) ■退職のお知らせ 平成20 年7月31日付 退職  FS トモニー  田伐 真由美 ■年末年始の休館について  年末年始の休館は、次の通りとさせていただきます。  12 月27 日(土)の夜から1月4日(日) の夜までは宿直および日直とも不在ですので、ご了承ください。  各事業所の年末・年始の休業につきまして は、別途お知らせいたします。 昼(9〜17時) 夜(17時以降) 12/27(土) 開 館 休 館 12/28(日) 〜 1/4(日) 休 館 休 館 1/5(月) 開 館 [P9.10] おれい ■故 藤本 昭一様  6月18日、多額のご寄付を頂戴しました。 ■やすろうチャリティーゴルフ同好会様  6月23日、多額のご寄付を頂戴しました。 ■朝日生命労働組合 京滋支部様  6月27日、多額のご寄付を頂戴しました。 ■ワコール労働組合様  6月30日、多額のご寄付を頂戴しました。 ■大八木 明様  7月31日、多額のご寄付を頂戴しました。 ■経糸の会様  8月9日、多額のご寄付を頂戴しました。 ■(株)わかさ生活様  毎月定期的に多額のご寄付を賜り、ありがとうございます。 皆様からのご厚志はライトハウスの事業運営資金として活用させていただきます。ありがとうございました。 ■(株)エーディックス様  ドッツくんバッグ350個のご寄贈ありがとうございました。 ■(株)井筒八ツ橋本舗様  6月12日、八橋 検校 報恩感謝第60回法要記念 箏曲献奏コンサートにご招待いただきありがとうございました。 ご寄付ご寄贈ありがとうございます!  次の通り、数々のご芳志をいただきました。厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。 (50音順・敬称略) 2008年6月1日〜2008年8月31日 寄付金 75件  4,623,415円 物品寄付・ご奉仕   152件  【寄付金】 石井昌子、いずみ会、大目昌子、お気楽ライブ、加藤博史、蒲田良子、川村春海、京都YMCA国際福祉専門学校、京都福祉専門学校、京都工芸繊維大学、京都市聴覚言語障害センター、京都府社会福祉協議会、京都府立特別支援学校研究会進路指導部会、倉田時子、黒川義直、阪本孝子、サマー社交ダンスパーティー、重田雅子、種智院大学、白畠庸、石諭、崔春夫、堤明子、百々眼科診療所、仲瀬素市、長野県上田点字図書館、中橋彌光、沼眼科、野崎義久、日吉町民生児童委員協議会、平松診療所、福田幾子、藤永小夜子、松浦木実、森上和、山本さやか、山本洋子、和田眼科、匿名(13件)  【物品寄付・ご奉仕】 青山弘、あすなろ会、東美智子、安部敬二、安部多恵子、生島芙美江、池田善成、伊佐迪子、五十川富士子、一谷孝、伊藤治子、稲谷奈緒美、井上千恵子、岩井久美子、岩田行雄、上田澄江、浮守篤子、内田主男、内田務、大谷八重子、岡本久栄、奥山晴生、梶原清一、片山淳子、加藤純、加藤紀江、金丸ノブ子、狩野勝也、河瀬須恵、河原畑昇、(株)かんぽう、菊岡信次、北垣せつ子、北村貞人、木下幸子、木村芳子、京都産業大学新社会ボランティアサークル、京都トヨタ自動車レクサス北大路、クサカ自動車(有)、栗本四郎、上阪禎子、小島文夫、後藤房子、サークルにじ、さえずり会、佐川せつ子、佐々江温子、佐々木智栄子、佐々木光江、視覚障害者支援総合センター、塩見章子、柴田慶子、シミズ・ビルライフケア関西、(株)朱常分店、白坂澄夫、杉本倫子、鈴木さほ、須田真玉香、須田嘉代、瀬戸山恵、高山良枝、竹内治代、田中耕一、田中満子、田中みゆき、田中康恵、田辺悦子、田辺誠子、谷川正雄、谷口敏、田村洋幸、辻謙一、辻田里津子、堤育子、出口喜代子、点友会、東海和子、冨岡照江、渡守稔、中江利彦、中島田鶴、中島美津子、西久保京子、西村ゆり、日清医療食品(株)近畿支店、日本漢点字協会、野間赳夫、畑勇子、濱弥生、林次郎、林晃次、早水久一、馬場康子、樋口むつみ、日吉町民生児童委員協議会、広瀬かをる、深尾幸枝、福島洋子、福中正美、福見久代、福村雅夫、藤井綾子、藤田慧子、藤山和子、堀井冨美子、堀居三枝子、前田朱子、前田ふじ子、前中知栄、松浦弘子、松尾一広、松谷一恵、松本すみ子、美内輝子、三浦豊子、三浦勝、水口喜代子、三好和夫、椋補装具製作所、目黒正子、本草野政雄、森初子、森田昭二、安永由美子、柳瀬京子、薮佳子、山口茂、山下祐嘉里、山田明、山田恭子、山本さえ子、山本紗英子、山本早苗、湯浅昭次、吉川麻衣、吉田善次、ライトフローラ、朗読グループあいあい、和田恭子、和田三重子、渡辺榮子、渡辺一夫、渡部隆三、匿名(8件) 京都ライトハウス後援会より  次の通り、後援会費と運営資金寄付金を納入いただきました。会員の皆様のお名前を掲げ、厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。 (50音順・敬称略) 2008年6月1日〜2008年8月31日 後援会費   186件 372,000円 運営資金寄付金  97件 573,981円 愛きもの、青竹邦男、青柳安喜代、安部敬二、阿部光幸、荒川照子、荒木靖子、庵原清、池田富雄、池田寧子、石川直子、石村淑子、磯村春子、井谷礼子、一井鳴海、市木益次郎、伊藤悦子、井上しのぶ、井上清文、今宿晋作、今村貞夫、上村幸代、梅原恵美子、裏谷時子、遠藤維久子、大頭昭一、大久保雄二郎、大嶋茂子、大島仁、太田寿、岡崎克己、岡田よし子、岡本征喜子、奥田隆子、奥村透、奥山脩二、尾嵜匡代、(有)小田長、小畠実、垣谷忠雄、梶島スズ子、香島明雄、勝尾青龍洞、加藤継夫、金綱隆弘、狩野義子、蒲田良子、亀井陽子、香山良樹、川合正子、河合充裕、河原畑昇、河原林弘美、神崎秀陽、菊岡信次、北村泰子、北村裕喜子、貴寶院善博、木村医院 木村浩久、久世尚、久野成人、熊野邦美、栗原亨、小出裕子、古賀義大、小阪進一、小島登美子、後藤茂子、木の芽京都句会、小早川春信、小林ルミ、斎藤信雄、酒元人四、佐東賢一、佐藤令子、佐本美晴、沢井智恵子、塩川道子、清水順子、下田仁子、社会保険京都病院 能見伸八郎、庄野勇夫、白石美寿ヾ、城野時一、菅原努、鈴木清視、鈴木純子、須藤良治、木啓子、橋功、橋禮三、武内民男、立石恭子、田中武、田中汎子、田中文夫、谷口智慧、玉本晃、千代和弘、張文玉、辻ミチ子、土山緋沙子、常見修平、常村弘志、(有)寺倉商事、寺田寧子、土井雅子、富田伴七、長岡由巳、中川正敏、中島正之、中島美津江、中田英子、中野彌平治、中村みさ子、中村佳子、名古光良、那須浩郎、成田松代、西京子、西川せつ子、西原勝則、西村京三、西村清榮、丹羽登茂子、額賀心一、野口美子、長谷川彰、長谷川春夫、八田良子、服部俊子、濱本陽子、馬場康子、菱田将、平田清治、深見みち子、福尾文伸、福来啓子、福田孝子、福永益子、福本祐代、藤崎文子、佛教大学通信教育部、船越正夫、細谷昌子、堀場厚、前田正彦、万木ふみ、眞桑清、増井宏子、松村順子、松村玲子、松本哲子、松本保男、美内輝子、三浦勝、水野美根子、南京都高等学校、蓑毛慶一・妙子、三村啓子、三宅健次、宮崎又行、村井茂子、村井昭治、元井シズヱ、森紀代子、森ます子、森永正行、森藤哲良、森本明子、森本和子、守屋森次、藪内清治、山内亨、山口剛一、山ア澄子、山本雅子、山本光子、湯浅昭次、横田弘子、吉田清繁、吉田千寿子、吉田倫子、吉田温子、吉田善次、寄下博司、リーガロイヤルホテル京都、和田恭子、渡辺達郎、渡貫幸男、匿名(2件) 編集後記  このライトハウス通信が皆さんのお手元に届くころ、ひょっとすると世の中は選挙一色になっているかもしれませんね。  新しく国をリードする役割を担われる方々には、ぜひ視覚障害をはじめとする社会的弱者とされる人たちのことをもう少し考えていただきたいと切に願います。  私たちは、希望を捨てずに、吹き抜ける秋風のようにさわやかにまいりましょう。 (情報ステーション 矢部)