P1 京都ライトハウス通信147号 2016年10月21日発行 編集人 山本たろ /社会福祉法人 京都ライトハウス 〒603-8302 京都市北区紫野花ノ坊町 11  代表番号 TEL 075-462-4400  FAX 075-462-4402  鳥居寮  TEL 075-463-6455  相談支援室・ほくほく TEL 075-462-0808  ライトハウス朱雀 TEL 075-803-1739  URL:http://www.kyoto-lighthouse.or.jp  E-mail:info@kyoto-lighthouse.or.jp  郵便局振替口座(後援会)01090-3-9080(運営資金寄付)00960-5-153295  1979年(昭和54年)8月15日創刊  題字デザイン 増見家弘 目次  灯台守  @  第34回鳥居賞 指田忠司氏受賞される  A  法人・部署報告  A〜E    第34回鳥居賞受賞記念講演(要旨) 雇用問題研究をめぐる私の歩み 法制度の展開と当事者の取組の間で  F〜G  お知らせ  G〜H  職員人事  H  おれい  I〜J  京ラの窓  K 編集協力:株式会社ウィズ・クリエイト 灯台守 京都ライトハウスの創設者であり、「盲人の父」と敬慕をうけた故・鳥居篤次郎氏の命日(9月11日)を迎えて行われる「鳥居賞」の伝達式は、鳥居先生の生涯に思いを馳せ、視覚障害者福祉に貢献された方々を顕彰するもので、1983年から始まりました。妻である伊都様の命日も9月であり、1997年から「鳥居伊都賞」もあわせて伝達することとなりました。初秋はまさに、京都ライトハウスがその原点に立ち戻る季節となっています。 この間、近接する小学校の生徒さんが、鳥居先生の生涯を学んで感動され、自分達で脚本を作り、利用者様の前で上演されるという企画があり、先生が幼少期に失明するも勉学を重ねてライトハウスを開くまでの努力や、伊都様と出会い支え合う場面などを熱演いただきました。時代を超え、皆の心に感動を与え続ける、先生の偉大さを改めて感じました。 創設前から世界の舞台に立っておられた先生なら、今の時代に、今の京都ライトハウスにどのようなご提言をされるのだろうかと、是非、学ばせていただきたかったと強く思うこの秋です。(事務局長 山本たろ) P2 第34回鳥居賞 指田忠司氏受賞される 9月9日、京都ライトハウスあけぼのホールにおいて、鳥居賞の伝達式が約80名の参加で行われ、田尻彰故鳥居篤治郎先生遺徳顕彰会代表から第34回鳥居賞受賞者の指田忠司氏に賞状と記念品・副賞が贈られました。 指田氏は、1953年埼玉県のご出身で、東京教育大学附属盲学校を経て、1978年早稲田大学法学部を卒業されました。 1992年から独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センターで研究員として勤められ(現・特別研究員)、障害者差別禁止法、各国の障害者雇用制度、視覚障害者の雇用問題に関する研究に取り組み、多数の報告、論文を出版されました。 日本盲人会連合国際委員会の事務局長をはじめ、WBUAP(世界盲人連合アジア太平洋地域協議会)の会長を務められる等、国際協力の分野でも活発に活動されています。日本盲人福祉委員会では常務理事を務められるなど、多岐にわたるご業績は、視覚障害者福祉の発展に大きく寄与するものであり、鳥居賞に相応しいものと評価されました。(講演の要旨は、7・8ページに掲載) 京都新聞2016年9月10日に「鳥居賞伝達式」の記事が掲載されました。 「鳥居賞に指田さん  北区で表彰式 障害者の雇用研究 視覚障害者福祉の発展に貢献した人に贈る鳥居賞の表彰式が9日、京都市北区の京都ライトハウスであった。本年度は障害者職業総合センター(千葉市)で特別研究員を務める指田忠司さん(63歳)(同市)が受賞した。 京都ライトハウス創設者で「盲人の父」と慕われた故鳥居篤次郎氏の業績をしのび、顕彰会が毎年贈っており、今年で34回目。鳥居氏の妻の名を冠した鳥居伊都賞は該当者なしだった。 指田さんは長年視覚障害者の雇用問題などについての研究に取り組み、多数の報告や論文の発表を行ってきた他、2008年から11年まで世界盲人連合アジア太平洋地域協議会の会長も務めた。 受賞した指田さんは「研究を支えてくれた視覚障害の仲間たちに感謝したい。今後は研究の課題などを次の世代に伝えていきたい」と話していた。(高山浩輔)」 訃報 永年にわたり、あいあい教室にて障害児ならびに保護者支援を担当してまいりました石田全代が、6月16日に急逝いたしました。 ここに生前のご厚誼に深く感謝いたしますとともに謹んでご報告いたします。 法人報告 2016年6月〜2016年8月 <6月> 17日 京都ライトハウス理事会 <7月> 4日 京都ライトハウス後援会会計監査 15日 京都ライトハウス理事会 19日 京都ライトハウス後援会理事会 <8月> 6日 楽し夏まつり参加 15日 本館休館 P3 部署報告 2016年6月〜2016年8月 情報ステーション <6月> 1日 バリアフリー上映会/南部アイセンター     音訳入門講座(他7日) 2日 音訳中級講座(他4日) 8日 点訳入門講座(他7日) 10日 全視情協総会・研修会/日本ライトハウス 14日 点訳中級講座(28日) 16日 近畿視情協総会・研修会/日本ライトハウス     音訳表現スキルアップ研修会(他3日) 17日 点訳フォローアップ講習会(20日) 23日 第64回日盲社協埼玉大会(〜24日) <7月> 2日 音訳入門講座(他8日) 6日 音訳表現スキルアップ研修会(他5日) 9日 点訳入門講座(他5日) 12日 点訳中級講座(26日) 14日 移動図書館inあみの/京丹後市立網野図書館巡回 <8月> 3日 音訳入門講座(他2日) 6日 点訳入門講座(他3日) 18日 音訳表現スキルアップ研修会 22日 点訳スキルアップ研修会 23日 点訳中級講座(30日) <ボランティアさん2名表彰される 第64回全国盲人福祉施設大会から> 6月23・24日の両日、標記大会が埼玉県熊谷市において盛大に開催されました。視覚障害者を取り巻く諸課題について報告・討議が行われる中、特に「障害者総合支援法」改正に向けた動きや、日本盲人社会福祉施設協議会(日盲社協)全体のあり方について大きく時間が割かれ活発な論議が展開されました。 この大会では視覚障害者福祉に功績のあったボランティアさんや職員等を全国規模で表彰しており、今回情報ステーションからは2名のボランティアの方が表彰されています。 高橋康信様(対面朗読)、福田孝子様(読み書きサービス) 情報製作センター <6月> 3日 日盲委選挙プロジェクト点字版全体会議/東京 4日 日本点字委員会総会・研究協議会/東京(〜5日) 7日 参議院選挙公報製作打合せ 13日 日本税理士会来館(税金啓発パンフレット製作依頼) 20日 点字普及委員会(3部門合同) 24日 参議院京都府選挙区公報立会い校正(点字・録音)/京都府選管(29日納品) <7月> 1日 京都府海区投票用紙点字印刷 2日 教科書点訳連絡会総会・第1回セミナー/日本点字図書館 10日 「日本点字表記法」改訂版編集委員会作業部会/東京 13日 情報部門職員研修「障害を理由とする差別の解消について」 20日 近畿点字研究会例会/日本ライトハウス情報文化センター 22日 ワコール労働組合様訪問(御礼並びに援助出版ご報告) 26日 情報部門職員研修「ライトハウス朱雀見学」(28日) 27日 職場巡視 <8月> 5日 長岡第三中学訪問(点字教科書について) 8日 京都市道路建設課来館(京都駅八条口点字案内板についてご相談) 11日 「日本点字表記法」改訂版編集委員会作業部会/東京 18日 全日本かるた協会役員来館 26日 日盲社協点字出版部会中間部会/東京 <点字付き「お坊さんめくり」に注目が集まっています!> 今年2月から販売を始めた「お坊さんめくり」は、9月末までに80セット以上を製作し、盲学校や点字図書館をはじめ、広く個人の方にも購入していただいています。 晴眼者と視覚障害者が、ともにゲームを楽しめるということに留まらず、点字の啓発や学習に役立つなどといった思わぬ評判を呼んでいます。 また、先日、全日本かるた協会理事の津久井様をはじめ、役員4名が来館され、当センターを長時間にわたって見学されるとともに、2020年東京オリンピック・パラリンピックに合わせて計画されている、かるたイベントに関連した取り組みについて、新たなご提案なども頂戴いたしました。 今後の事業展開に繋げていけるように検討してまいります。 P4 あいあい教室 <6月> 16日 視覚障害疑似体験会(他2日) 15日 ひよこクラブお遊び会 21日 洛陽保育園との交流 28日 てらうちこども園職員学習会/講師 古川 28日 歯科検診 <7月> 1日 経験交流会/先輩お母さんの話を聞く会(他2日) 14日 義眼相談/カジヤマプロテーゼ 24日 石田全代さんお別れの会 29日 きょうだい児のつどい 31日 お父さん交流会・懇親会 <8月> 4日 小学生「夏のつどい」(小学2年生同窓会) 13日 通園夏休み(〜16日) 20日 第38回視覚障がい乳幼児研究会横浜大会参加(〜21日) 22日 京都市立醍醐小学校職員研修/講師 古川 28日 お母さん懇談会/しょうざん <きょうだい児のつどい>  7月29日に「きょうだい児のつどい」を行いました。他部署の視覚障がいのある職員にも協力してもらい、点字体験や館内探検のあとお母さんの手作りカレーをみんなで食べました。ここでいう「きょうだい児」とは、あいあい教室に通う子どものお兄ちゃん・お姉ちゃん(小学生以上)のことです。視覚障がいへの理解ときょうだい間の交流のために行っている、毎年夏休み恒例の行事です。子どもたちからは、「オセロ(視覚障がい者用)がおもしろくて、目の見える人でも(一緒に)遊べるところがいいと思う」「点字をできるようになると、世界が広がると思った」などの感想が寄せられました。 鳥居寮 <6月> 1日 食中毒・感染症予防対策講習会 3日 視覚相談会/福知山市民病院 8日 南部サテライト/京田辺市 12日 フェニックス会総会 15日 中華料理奉仕(楊氏) 南部サテライト/長岡京市 17日 視覚障害リハビリテーション研究発表大会(〜19日) 22日 健康相談 南部サテライト/宇治市 24日 和菓子教室と和菓子資料館 <7月> 6日 南部サテライト(盲導犬使用体験) 12日 南部サテライト/京田辺市 20日 南部サテライト/長岡京市 27日 南部サテライト/宇治市 健康相談 いきいきアイデア講座 28日 体験見学会/京都府立視力障害者福祉センター 29日 京都府視覚相談会/南丹市 <8月> 3日 南部サテライト(サントリービール工場見学) 10日 南部サテライト/京田辺市 17日 南部サテライト/長岡京市 24日 南部サテライト/宇治市 寮生健康相談 31日 ヨガ講座 <京菓子作り体験に行ってきました!> 6月24日、京都市上京区にある京菓子資料館に行ってきました。 当日は、京菓子の手作り体験をする班と、お茶と京菓子をいただきながら学芸員さんによるレクチャーを受ける班に分かれて、「食べる・作る」を楽しみました。手作り体験班は、京菓子を3つ作り、お土産としていただきました。皆さん、感覚をフルに使い、手作りならではの温かみのある作品が完成しました。 普段はなかなか食べることも、ましてや手作りすることもない京菓子。「貴重な体験ができた」との声もあり、充実した1日となりました。 P5 らくらく <6月> 6日 ハレルヤ会コンサート 17日 入浴機器見学研修会 22日 嘱託医来所相談 27日 介護等体験実習生受け入れ (〜7月1日) 30日 声楽コンサート 生き方探求・チャレンジ体験/総合支援学校中学部 <7月> 1日 七夕飾りつけ 4日 介護等体験実習生受入(〜8日) 13日 歯科検診 15日 シャンソンコンサート 26日 進路見学研修/総合支援学校教員 27日 嘱託医来所相談 <8月> 1日 介護等体験実習生受入(〜5日) 3日 レッツボランティア/楽只小学校 5日 利用希望者体験見学 社会福祉援助技術現場実習生受入(〜9月9日) 9日 事業所内研修会(発達障害の理解) 23日 らくらく夏祭り(〜26日) 24日 嘱託医来所相談 26日 PTA進路施設見学/総合支援学校保護者 <今年も楽只小学校から生徒さんが来てくださいました> 楽只小学校では夏休みの教育活動の一環として、10年以上前から「レッツボランティア」という活動に取り組まれています。これは、学校周辺の施設を訪問し、多くの人との交流やボランティア体験を通して、子どもたちの豊かな心を育むことを目的とした活動です。 らくらくにも毎年来られています。今年は8月3日に、小学5・6年生の5名が来所され、本の朗読や、クイズゲーム、縦笛の演奏などを披露してくれました。利用者さんの中には、今年はいつですか、と春頃から何回も職員に尋ね、この機会を大変楽しみにしている方もおられます。楽只小学校の皆さん、楽しい一時をありがとうございました。 FSトモニー <6月> 2日 ライトハウス朱雀 ふれあいカフェ「わくわく」オープン 6日 テープ起し他作業体験(他4件) 10日 京都市地域リハビリテーション推進研修「知的障害者について」参加 13日 見学受入/京都市高次脳機能障害者支援センター職員 14日 利用希望者見学受入(他2件) 20日 新規利用者受入/マッサージ <7月> 8日 新規利用者面接  12日 利用希望者作業体験点字印刷 15日 就労実習振り返り  20日 新規利用者入所/テープ起し 22日 作業見学・体験/(株)カスタネット 27日 見学受入/京都市北総合支援学校教職員 28日 特別支援学校対象就労移行事業所説明会参加 <8月> 5日 高齢者虐待防止講演会「支える側が支えられるとき」参加 12日 利用者夏休み(〜15日) 17日 実習生受入/花園大学・大谷大学各1名(〜18日) 見学受入/(株)カスタネット 26日 見学受入/北総合支援学校PTA     入所希望者見学 <就労支援員冥利> 就労されたAさんから連絡をもらいました。就労支援に携わって初めて担当した方です。 「久しぶりですね。明日職場に訪問に行かせてもらってもいいですか」と持ちかけますと、「休みです」という返答です。一瞬、私の頭の中は曇りました。就職して3ヶ月ほど経った頃に、もう辞めたいですと泣きながら訴えられた時の事がよぎりました。 「どうしたの、何かあった?」と恐る恐る聞いてみましたところ、「今、箱根です。母と一緒に温泉旅行に来ています。三日間、お休みをもらっています」と。なるほど声がウキウキ弾んでいます。「お母さんと二人で温泉旅行に行くのが私の夢です。自分のお給料でね」と話してくれた事を思い出しました。「よかったね」を繰り返し、目頭が熱くなってきました。 これからの就労支援にこの嬉しさを大切な励みにしていきます。 P6 相談支援室・ほくほく <6月> 1日 中部自立支援協議会講演会参加 3日 北部自立支援協議会運営会議参加 10日 北部自立支援協議会全体会参加 14日 北区福祉推進委員会参加  22日 相談支援専門員スキルアップ研修参加 28日 北部自立支援協議会児童部会学習会参加 <7月> 1日 北部自立支援協議会運営会議参加 9日 北部自立支援協議会支援センター部会参加 12日 支援センター連絡会議参加 20日 京都ロービジョンネットワーク(仮称)会議参加(22日) 25日 北部自立支援協議会地域懇談会参加 27日 基幹支援センター研修事業「計画相談」座談会参加 <8月> 5日 北部自立支援協議会運営会議参加 8日 京都府相談支援従事者初任者研修参加(全6日コース) 10日 北部自立支援協議会児童部会事務局会議参加 19日 介護ヘルパー向け研修講師派遣 22日 北部圏域障害者権利擁護連絡会参加 25日 三法人相談連絡会参加 29日 北部自立支援協議会児童部会参加 <切実な災害時の避難対策> 7月25日、京都市北部障害者地域自立支援協議会の地域懇談会を、京都ライトハウスあけぼのホールで開催しました。参加者は109名でした。 「知りたい!」大規模災害発災時、私たちの地域はどう動く?大規模災害に備えて、地域住民や事業所ができることを考える というテーマで研修とグループ討議を行いました。 京都市の担当課から、福祉避難所の設置や運営についてお話しいただき、心配事やこれから取り組みたいこと等、活発な意見交換を行いました。参加されたのは、地域で活躍しておられる民生委員、社会福祉協議会、発達相談員、障害者相談員、福祉サービス事業所職員の方々です。 「避難所に自分で避難することができない」「避難所に行ってから避難先に移動するのでなく、初めから福祉避難所に行かせてほしい」という不安の声が多々出されました。このようなご意見を受け、北部地域自立支援協議会では、具体的な避難のあり方について検討していただけるよう、災害時福祉避難所に関する要望書を京都市長宛に提出します。 支援を必要とする方々が災害から身を守れるよう、私たちの要望が少しでも実現されることを望みます。 ライトハウス朱雀 <6月> 1日 引越し(船岡寮→ライトハウス朱雀)     ライトハウス朱雀開所 10日 第1回安全衛生会議 13日 入所判定委員会(特養) 15日 第1回給食衛生会議 第1回拡大会議 <7月> 1日 壬生保育所夏まつり 5日 参議院不在者投票 19日 入所判定委員会(特養) 20日 近老協福祉施設研修協議会京都大会(養護)(〜21日) 21日 京視協京丹後支部見学 25日 市老協医療ケア部会見学 26日 新任ケアワーカー研修会/全盲老連(養護)(〜29日) <8月> 15日 夏祭り 朱雀んピック 16日 五山送り火鑑賞(養護) 19日 京響コンサート(養護) 22日 外食会/くら寿司(デイサービス)(〜27日) 25日 防災避難訓練 31日 防犯訓練 <防犯訓練> 8月31日、中京警察署指導のもと、中京区の特別養護老人ホームで初めての試みとなる、不審者防犯訓練を実施しました。当日は20名程の福祉関係者が見学に訪れる中、刃物を持った不審者が侵入する事を想定し、不審者役の警察官を職員が数名で取り押さえるといった内容で、本番さながらの緊張感の中、実施しました。 訓練後の講評では、犯人との距離の取り方、防御に使用する道具の使用方法や、犯人を取り押さえる際の注意点など訓練結果をふまえてのアドバイスをいただきました。 ライトハウス朱雀のセキュリティを含めた防犯対策の在り方について、再確認を行う日となりました。 <盲養護老人ホームよりお知らせ> おかげさまで、8月より、ボウリングやカラオケなどのクラブ活動や、ティータイム、また、新聞リーディングや喫茶といったボランティアさんとの交流も再開しました。船岡寮で歴史のあるレクリエーションを、今後も引き続き行っていきます。 P7 第34回鳥居賞受賞記念講演 〈要旨〉 ご講演の要旨を掲載します。 雇用問題研究をめぐる私の歩み 法制度の展開と当事者の取組の間で 障害者職業総合センター特別研究員 指田忠司氏 【研究者への志】 大学に進学した頃、ちょうど東京都の公務員試験が点字で受験できるようになり、卒業後の進路に一つの具体的な目標ができた。学生生活を支えてくれた学内の点訳ボランティアサークルの友人たちと、学園祭に発表する調査研究のテーマとして視覚障害者の職業問題に取り組んだのもこの頃だった。卒業を控えた頃、海外で教職に就いている視覚障害者の状況を調べた関西SLの機関誌の記事に触発されて、法律職に従事する視覚障害者の状況について米、英、独の各国の視覚障害者団体に問い合せをしたのが、初めての海外調査になった。その後も専門職に従事する視覚障害者の状況について、米、英、独、仏などの先進国の状況を調べ、法律職以外の専門職についてさまざまなデータを収集した。その中で、英国のパーソナル・リーダー・サービスという、事務系職種に従事する視覚障害者の事務作業を補佐する人への支援の仕組みに出会った。人的支援による作業能率の向上を図る制度で、いつのまにか視覚障害者の雇用運動の中で「ヒューマン・アシスタント」という言葉になって頻繁に出てくるようになった。1991年にはトヨタ財団の研究助成金をもとに2か月間、欧米25都市を訪ね、視覚障害者への面接調査を行った。また障害者職業総合センターに移ってからも数多くの研究に従事してきた。 【雇用環境と当事者運動】 40数年、視覚障害者の雇用問題に関心を持ってきて、視覚障害者の雇用機会の発展を妨げているものと、発展を加速するものがあることがわかった。視覚障害者はできないという社会の決めつけを打ち破っていくこと、ブレークスルーが必要だということだ。技術的と制度的なブレークスルーとがあり、これが視覚障害者の雇用を切り開くうえで大きな武器になってきたのではないか。ここ30年ぐらいの技術的な発展は目覚ましいものがあり、これを一つのきっかけとして、いろいろな雇用機会の閉塞状況を打ち破っていくことができたのではないか。また、制度的なブレークスルーとしては、欠格条項の見直しや制度の見直し、最近では、障害者権利条約や差別解消法、雇用促進法における差別禁止条項などがあげられる。加えて、視覚障害者の運動のしかたとして、雇用運動の中でも、個人名の付く運動をすることで社会へのアピール力が高まり、運動が加速化する。これも一つブレークスルーになりえたと思う。 【支援者の力を活かす】 障害者自立支援法も含めて福祉の世界では、経済的な指標を重んじて、ものを経済効率、コストパフォーマンスというものを大きく前面に出してやっている。その影響か、視覚障害者の理解に対しても、短期的な見方しかしないような傾向がある。もっと余裕をもって視覚障害者の生活というものを観察して、支援していくという仕組みを作らなければならないのではないかと思う。そのためには、支援者も含めて専門的な知識を持っている人の力をどう活かしていくのか。職業生活を人生全般にみて、その視覚障害者が求めているものを生活の質を向上させるという視点から支援者は長期的にサポートするような見方をしてほしいと思う。これは就労支援機関だけではなく、福祉施設や教育においても大事なことだと思う。 【次の世代に夢を】 私の仕事は、調査、主に文献収集で、ほんとうに恵まれた環境でこれまで仕事ができた。職場環境を整備する上でも、組織や上司、同僚、それから事務の方々など、さまざまな目に見えない配慮が感じられた。当面の課題としては、これまでの研究を通じて得た知識や経験を次の世代の研究者にどう伝えていくのか。そのためには、資料をきちんと作っておかなければならない。そうすることが視覚障害者の雇用機会を豊かにしていくことにつながってくるのではないかと考えている。昨今、視覚障害のある子どもたち、若者たちはどんな夢を持っているのだろうか。夢が持てる社会だろうか。まったく先が見通せないような社会になってきているようにも思う。私のような60歳を超えてしまった人間は何ができるだろうか。せめて自分たちがこれまで取り組んできた経験、40年前にどんな思いで大学に行ったのか、どんな思いで新しい仕事を開くために無鉄砲にがむしゃらに生きてきたかを思い起こし、押しつけではなく、興味を持ってもらえる形で伝えていかなければならないと思っている。目指すところは、次の世代の方たちが夢をもって生きられるようにしていくこと。そういう社会を我々は作っていかなければならないし、そのために努力をしなければならないと、今回の鳥居賞受賞を機に、思いを新たにしている。 P8 お知らせ <京都ライトハウスまつり2016 〜届けよう!絆のチカラ〜> 利用者の皆さま、ご家族、ボランティアの方々、職員、そして地域の皆さまが一同に会し、交流の輪が広がることを願って京都ライトハウスまつりを開催いたします。皆さまお誘いあわせの上、どうぞお越しください。 日時 10月30日(日)10時〜16時(模擬店 11時〜なくなり次第終了) 京都ライトハウス全館 (小雨決行) 内容:船岡老人クラブハウス発表会、模擬店、見えないこと体験・点字体験、フリーマーケット、生け花教室、抽選会など。小中学生を対象としたスタンプラリーも行います(先着100名)。 ※エコなまつりをめざしています。マイバッグの持参やごみの分別に、ご協力をよろしくお願いいたします。 <第1回 京都視覚障害者「チャレンジ・ラン」開催> 「視覚に障害があっても走りたい」という方々に、決められたタイムでどれだけの距離を走破できるかチャレンジしていただきます。 ご声援、お待ちしています。 日時 11月13日(日) 9時〜正午 場所 楽只小学校(ライトハウス正面) ※昨年度で閉幕した視覚障害者京都マラソン大会の後継事業 P9 <第50回 白杖安全デー シンポジウム開催> 「誰もが安心して歩ける道・KYOから未来へ」をテーマに取り組み、シンポジウムを開催いたします。交通弱者は、安全な外出環境やいつでも・どこでも利用できる交通手段があることを望んでいます。このシンポジウムでは、基調講演に自動運転技術について筑波大学システム情報系の伊藤誠先生にお話をいただき、視覚障害者の外出について「夢」を語り合える内容としていきます。多くの皆さまのご参加をお待ちしています。 日時 11月23日(水・祝) 13時〜16時 場所 龍谷大学アバンティ響都ホール (京都アバンティ9階) ※点字案内図や音響信号の歴史を振り返る展示会も会場ロビーで行います。(11時〜16時10分) <年末年始の休館・休業のお知らせ> 本館休館中は宿直および日直も不在となりますので、ご注意ください。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。 ★本館休館 窓口・貸会場 12月28日(水)18時〜1月3日(火)   ※1月4日(水)休日対応 ★各サービスの休業 情報ステーション、読み書き・対面等、貸出 12月28日(水)〜1月6日(金) 眼科相談 12月21日(水)〜1月11日(火) ロービジョン相談 12月28日(水)〜1月11日(火) パソコン相談 12月26日(月)〜1月5日(木) 喫茶きらきら 12月26日(月)〜1月5日(木) 喫茶わくわく(朱雀) 12月22日(木)〜1月5日(木) <船岡老人クラブハウス 20年を過ぎてますます元気に!> 船岡老人クラブハウスでは、ルームボランティアや指導者の方のご協力をいただきながら、音楽やゲーム、身体活動など、20のクラブが月に1度、自主的な活動を行っています。 地域には、中途視覚障害や年齢を重ねることなどにより、“一人ぼっちで家で暮らしている視覚障害者”が多くいます。そんな中、ライトハウスに出てきて友達と交流したり、趣味を伸ばしたり、おしゃべりしたりできる場がクラブハウスです。 活動開始は1995年10月。昨年は20周年の節目を迎えました。年間述べ参加者は5千人を超えます。全国的にも珍しい取組であり、ライトハウスではこの活動を支援しています。 なお、ライトハウス1階事務所にて、20周年記念誌(墨字版600円、デイジー版400円)を頒布しております。多くの方にお手にとっていただければ幸いです。(12ページ京ラの窓「つながる京ラ」に続く) <職員人事> 次の通り、職員人事を行いましたのでお知らせします。 【採用】5月1日付 朱雀養護 山田素江 【採用】6月1日付 朱雀特養 稲冨英樹 大道亜佐子 【採用】8月15日付 朱雀養護 小石裕美 【採用】9月1日付 朱雀特養 大城恵子 小島舞 【退職】6月10日付 朱雀特養 中西哲人 【退職】6月16日付 あいあい教室 石田全代 【退職】6月30日付 朱雀養護 山田素江 【退職】7月31日付 朱雀特養 大道亜佐子 【退職】8月31日付 朱雀デイ 水田佳和 【退職】9月30日付 朱雀特養 山内香 P10 おれい 京都ライトハウス法人本部 2016年6月1日〜2016年8月31日 寄付金 52件 4,844,457円 物品寄付・ご奉仕 106件 多額のご寄付を賜りました。 青山清子様 安藤不動産(株)様 石田佳子様 ウィズ・クリエイト(株)様 岡田進様 京都インターナショナル(株)様 京都府視覚障害者協会様 下本清様 経糸の会様 ビートルズを楽しむ会様 三宅初江様 山川章三様 松尾清三様 ありがとうございました。 寄付金 アイサポート 石松千秋 一谷孝 伊東宏 加藤博史 (株)ヒトミ人見康裕 神谷俊昭 川上武司 京都ハーネスの会 倉田時子 木の芽京都句会 佐々木千絵 鈴木紘一 崔春夫 常村弘志 ナカノ眼科大徳寺前診療所 中橋彌光 ヒューマンライフサービス(有) 藤井和夫 細谷眼科医院細谷知子 松崎雅子 ミヤ眼科医院 森本保恵 やまぐち眼科 弓削経夫 匿名6件 物品寄付・ご奉仕 あすなろ会 天岡宏 飯塚涼子 生島芙美江 池田孝嘉 井後あかね 石川泰史 石田千春 一谷孝 (有)イチハシ 市邊愛佳 井上ジュン 井上千恵子 今井悟 (株)魚国総本社京都支社 内田主男 内田務 宇野宏美 オーガスティンジョナサン 大谷八重子 大槻みゆき 大戸明美 大橋東洋彦 岡野伊三郎 奥田まさ子 奥村久子 奥山晴生 音楽療法ゆるーり 海田礼子 梶原清一 加藤紀江 鎌田啓子 菊沢喜八郎 木瀬冨美子 北垣せつ子 北川吉子 北村喜久子 北村貞人 北脇圭二 木原清香堂茶舗 木村芳子 京都産業大学新社会ボランティアサークル 京都市北区視覚障害者協会 (公社)京都市シルバー人材センター 京都トヨタ自動車レクサス北大路 京都PANA―ALC 久世敏代 倉橋泰子 (株)公益社 小松朝子 さえずり会 榊美智子 佐久間正雄 櫻田朋子 佐々木智栄子 佐渡和代 (株)シーウィングス 柴尾美幸 柴田慶子 清水嵩平 (株)シミズ・ビルライフケアS―BLC関西社 城野時一 杉浦洋子 住山旦子 橋桂子 高山アサエ 谷口虹子 玉木容子 田村圭子 辻美也子 辻井玲子 土田泰子 堤育子 点友会 東海和子 同志社中学校 徳満凛也 鳥飼幸子 長曽葉子 中台不二子 中西博子 南條康子 西尾紀子 西島きよ子 西出曜子 西松義夫 西村貞子 西村ゆり 野間赳夫 畑勇子 林晃次 一松睦子 福見久代 藤井綾子 藤田慧子 藤野つるみ 逸見邦子 堀田陽子 ボランティアサークルにじ 前田ふじ子 前田美名子 前野孝子 桝井照子 松本すみ子 松本信郎 的場美恵子 三浦豊子 三木正子 宮川尚子 宮永まゆみ (株)ミラノ工務店 村井茂子 村上直子 村上元治 本草野政雄 森初子 藪佳子 山下祐嘉里 山田恭子 山西利美 横田(株)横田正幸 横山邦子 吉田善次 レッツボランティア楽只小学校 朗読グループあいあい 和田三重子 渡辺多鶴子 渡部隆三 匿名2件(50音順・敬称略) ワコール労働組合様 今年も、ワコール労働組合様からのご援助により、ガイドブックシリーズ第10作目、点字版「ココミル 伊勢 志摩」(全3巻、ドット・テイラー製地図付)を、希望が寄せられた全国の点字図書館・盲学校等の中から90施設を抽選で選び、7月20日に送付いたしました。 ワコール労働組合様は、組合員からのカンパを原資として、京都ライトハウスが行う点字図書出版事業を中心に、1982年から継続してご援助をいただいております。本当にありがとうございます。 鰍かさ生活様 8月19日、わかさ生活様より、車両の寄贈がありました。 車両はラクティスの車いす仕様のタイプです。盲養護の方の外出時や、京都ライトハウスとの往復便での使用を予定しています。 これから行楽シーズンですね。紅葉狩りやドライブなど皆さんとお出かけがしたいですね! わかさ生活様、本当にありがとうございました。 P11 京都ライトハウス後援会 応援いただきました会員の皆さまのお名前を掲げ、厚くお礼申し上げます。 多額のご寄付を賜りました。 渡邊節子様 ありがとうございました。 2016年6月1日〜2016年8月31日 後援会費 142件 284,000円  運営資金等寄付金 81件 465,631円 後援会費と運営・改築寄付金を納入いただきました。ありがとうございました。 愛きもの 赤阪仁 秋山順子 浅野美和子 芦田文子 厚見清生 荒木靖子 井節男 飯田久代 庵原清 池田陽子 いしい医院石居志郎 石川直子 石田光枝 一谷孝 一宮寿行 伊東一榮 伊藤眞一郎 井上清文 井上勢津子 井上登志子 上田明美 上村幸代 宇千代子 梅田修 海老根敦子 大久保和代 大谷光真 大目忠二・昌子 奥山脩二 小古田初江 尾嵜匡代 小田淑子 小畑三郎 梶島スズ子 門哲雄 加藤恵美子 加納重雄 川端啓介 川端弥桐 北野裕子 北村佳子 北村繁 北村裕喜子 北村良子 貴寶院善博 木村晴子 京都車椅子ダンス子亀の会 桐山まき子 久世尚 久保佳子 栗原千尋 黒住康晴 桑原あずさ 家近 高良冨子 崔秀賢 齋藤正一 齋藤妙子 佐久間正雄 酒元モモエ 佐々江満治 佐竹邦夫 志賀朱美 地蔵院 (株)実業エージェンシー 渋谷和子 清水友規 下地幸夫・和子 下野眼科医院下野廣昭 下山恵美子 新雅夫 杉本冨紗子 千保幸子 橋功 田澤勝男 多田武 辰己卓司 田中すみこ 谷垣幸代 谷口智慧 玉田和江 つくね工房やまだ山田慶三 辻本豊子 津田真吾 寺田香代子 冨久敦子 鳥飼幸子 内貴栄美子 中江和子 中島正之 中村延子 西田眼科クリニック西田恵理 西村喜美 西村さと子 西村昌子 西村芳郎 西村怜子 西山佳惠 野藤サチ子 濱口さとみ 林トモ子 原岡瑞枝 平間仁 福来啓子 福田孝子 福田富子 福永益子 藤田寿大 藤田重昭 藤田真弓 藤田有香 藤田力也 細井辰子 細川一路 細川果苗 細川海路 本庄史子 松村稔子 真鍋清子 三崎博美 水野歯科医院水野雅則 宮崎重道 宮崎政彦・瑠海 三和道子 目黒正子 茂木幹央 森能里子 八木彌生 安井ひでこ 安武真理 矢野慎輔 山ア澄子 山下久樹 山下美千代 山田明 横田弘子 横山和子 吉田温子 米澤晶子 米津喜美子 若松節子 脇勝一 脇本卯月 渡辺多鶴子 匿名3件(50音順・敬称略) P12 京ラの窓 今年度は、多くの新たな職員を迎えました。全員をご紹介したいところですが、代表して5人の方に、@仕事に対する抱負、Aマイブームをききました。ハロウィンにちなんだ仮装のイラストも、あわせてお楽しみください。 新人さんいらっしゃ〜い! 新人職員のご紹介 ・堤 泰之(デイサービスセンターライトハウス朱雀 介護職員) @利用者の皆さまに1日楽しく過ごしていただくことを目標とし、職員一同力を合わせて頑張ります。 A家族で買い物や食事に出掛けることです。家族団らんを兼ね、いい気分転換になっています。 ・関口 友佳子(ライトハウス朱雀 管理栄養士) @利用者の皆さまに喜んでいただけるような食事を提供するため、皆さまとの関わりを大切にしていきたいです。 A一人旅です。今までに屋久島、石垣島など離島を中心に旅をしました。おすすめの場所があれば教えてください! ・長谷川 源(ケアプランセンターライトハウス朱雀 介護支援専門員) @経験は少ないですが、地域の方のお役に立てるよう、また、施設の発展にも貢献できるよう、頑張ります。 Aライトハウス朱雀周辺の美味しい飲食店を探すことです。 ・北村 佳奈子(支援センターほくほく) @日々勉強中ですが、何事にも一生懸命取り組んでいきたいと思っています。 Aパン屋さんめぐり。秋なのでカボチャやサツマイモのパンが出る頃かなぁ〜とワクワクしています。 ・原口 睦央(鳥居寮) @前職(盲学校教員)でお世話になっていた京都ライトハウスでの仕事、戸惑いながらも楽しく勤めさせていただいています。戦力になれるようがんばります。 A自転車36年、トライアスロン27年の経験を活かし(?)、タンデムにも乗っています。 つながる京ラ 京都ライトハウス(京ラ)は色々な方とのつながりの中で、日々成長させていただいています。このコーナーではそんなつながりの一場面をご紹介できればと思います。 「船岡老人クラブハウス」にお邪魔しました! 毎年「ライトハウスまつり」のステージで私達を魅了してくださる「船岡老人クラブハウス」の皆さん。日頃はどのように活動されているのでしょうか。 今回は、月に一度、各クラブを越えて集まる交流会にお邪魔しました。この日のプログラムは、オカリナサークル・トトロや学生サークルの皆さんをお迎えして、演奏と人形劇を鑑賞するというものです。終了後、学生の皆さんからは「心に残るひと時となった」などの声が聞かれました。「この活動が生きがいになっている」「遠くから参加してもらえるのも嬉しい」「学生の皆さんが関心を持ってくれてありがたい」と語るクラブ員の皆さんの表情は生き生きとしています。「自分の願いを発表し合い、学生や一般の方など社会とつながる中で、社会のバリアフリー化の一翼を担っている」と運営委員代表の一谷孝さんは話します。これからもたくさんの笑顔と出会えますように。 編集後記 秋の訪れを香りでお知らせしてくれるお花…金木犀(キンモクセイ)。花言葉の『謙虚』は、香りの存在感に比べ、花が控えめである所からきているそうです。謙虚な気持ちを忘れずに、日々の小さな幸せを感じていきたいですね 。(岡崎絵里子)