京都ライトハウス通信No.127  第29回鳥居賞 岩井 和彦氏、第15回鳥居伊都賞 田代 安子氏受賞される  9月9日、京都ライトハウスホールにおいて、鳥居賞・鳥居伊都賞の伝達式が約100人の参加で行われ、田尻 彰 故鳥居篤治郎先生遺徳顕彰会代表から第29回鳥居賞受賞者の岩井 和彦氏、第15回鳥居伊都賞受賞者の田代 安子氏へ、それぞれ賞状と記念品・副賞が贈られました。  岩井 和彦氏は、同志社大学文学部社会学科福祉専攻を卒業後、日本ライトハウスなどにおいて視覚障害者の情報提供サービスの充実、福祉の向上に尽力されているほか、関西スチューデントライブラリー(関西SL)を設立し、初代会長を務めるなど、多くの組織・団体を設立されて要職に就かれました。このように職業と運動を通じた先駆的な取組を積極的に牽引されることにより視覚障害者の福祉・文化の発展に長年に渡り多様なご活躍をされてこられました。  とりわけ、時代の先端技術を視覚障害者の情報提供サービスの向上につなげる大きな役割を推進し全国視覚障害者情報提供施設協会理事長としては、全国の視覚障害者が24時間どこからでも利用できる情報総合ネットワークである「サピエ」を実現されるなど、視覚障害者福祉の増進を推進してこられたご功績は非常に大きく、鳥居賞にふさわしいものとして評価されました。  田代 安子氏は、福岡県立福岡盲学校高等部理療科を卒業後、鍼灸マッサージ業を四半世紀に渡って開業されました。その後、ご夫君 田代 浩司氏を支えるため、社会福祉法人福岡光明会に入職され、盲養護老人ホーム松月園生活指導員を経て、同副園長の要職を務められました。  また、田代 浩司氏は、福岡県点字図書館長、福岡県盲人協会会長、九州盲人会連合会会長、日本盲人会連合副会長などを歴任され、視覚障害者の福祉向上に多年に渡って精力的に奮闘され、現在は、特別養護老人ホーム松月園名誉園長に就かれています。  田代 安子氏は、自らも職業人として視覚障害者福祉の充実に尽力されると共に、視覚障害者福祉の発展に活躍をされた田代 浩司氏を支えてこられました。そのご功績は非常に大きく、鳥居伊都賞にふさわしいものとして評価されました。  受賞者のご挨拶の一部を掲載いたします。 ***岩井 和彦氏の挨拶***  創立50周年という記念すべき年に鳥居賞を受賞するという栄誉にあずかりありがとうございました。改めて『道ひとすじ―昭和に生きた盲人たち―』を読み返しました。先人達の「杖が折れんばかりの戦い」によって後を歩く者の生きづらさは明らかに軽減しています。残念ながら、私には道ひとすじは見えません。何かを極めたこともない。道は幾筋もあるが気持ちの赴くままにやってきただけのように思えます。受賞は正直心苦しいですが、日本ライトハウスや全視情協の仲間と取り組んだ事業に対していただいた受賞だとすれば仲間と一緒に受けたいと思い直しました。  7年前に大腸がんを発病して、盲人情報文化センターが仮移転する時も、情報文化センターと名前を変えて新規開館した時も入院中でした。多くの課題を持ちながら、視覚障害者にテレビを楽しむ可能性を見せてくれている地デジ移行時もベッドの上で無念でした。しかし、62歳の誕生日は違っていました。鳥居賞受賞の連絡をいただいたのです。不思議なもので、回復が進み、早期の退院。このことから私がどれだけ受賞を喜んだかご推察いただきたい。ヘレン・ケラー先生や鳥居先生は、「障害は不自由であっても不幸でない」と言われました。私は、「障害はあってもあるがままに生きたい」と思っています。拙著『レット・イット・ビー』の件でもあります。  金子みすゞさんの作品に「みんな違ってみんないい」があります。何かの基準を決めては競い合う現代社会では滅多に聞くことはないですが、涙が出そうになる言葉です。昭和に生きた先人の感謝を忘れることなく、自立への道筋を少しでも広げ、明日に向かって歩こうと思います。これからもご指導ご鞭撻をよろしくお願いします。(最後に金子氏の作品を朗読されました) ***田代 安子氏の挨拶***  この度は栄誉ある鳥居伊都賞をありがとうございました。こんな大きな賞は夢のようです。お話をいただいたときは、私で良いのだろうかと思いながらも、人生で初めていただく私のこんな大きな賞に、つい嬉しくなってお受けしました。お受けした後でも、私で良かったのかなと思いました。がむしゃらに走り続ける主人に夢中で付いてまいりました。全く視力の無い主人が、平成2年に盲養護老人ホームを作りました。このような大きな仕事が出来たのも、周囲の皆さまのご支援ご協力のお陰と感謝の気持ちを新たにしております。  その主人も7年前に脳梗塞を患いました。その日から介護生活が始まり、私の必要性を今実感しています。鳥居様ご夫妻の尊いご意志を胸に刻んで、一生懸命励んでまいります。 この後、京都府視覚障害者協会会長 内野 正光氏からの祝辞を披露した後、記念講演に移りました。 ***岩井 和彦氏記念講演「情報は命=『視覚障害者と情報』50年の歩みから」***  1971年に京都の大学へ入り、関西SL結成など私の情報人生が始まりました。同じ頃、公共図書館で視覚障害者用対面朗読が始まり、見学した私はこんなに多くの本があるのか、望めば全て読んでもらえるのかと感動しました。ところが、75年日本文芸著作権保護同盟が、公共図書館が行う録音サービスに対し「無許諾録音により著作権違反」と抗議し、「愛のテープは違法」と新聞に書かれたのです。著作権法との関わり、大げさに言うと「戦い」が始まりました。  98年に情報アクセス権、情報のバリアフリーを求めて障害者放送協議会が発足し、文化庁との交渉に携わります。「てんやく広場」が著作権法上違法との指摘があり、全視情協が何故なのかと文化庁に足を運び、データ変換についての誤解を解くデモを行うなどする中、ようやく2000年著作権法等改正案が成立し、ネットワーク上での点字データの蓄積や送受信が認められました。04年には、音声データも蓄積できるようになり、ビブリオネットが開始したものの、著作権法により、一人ひとり著者の許諾をもらってアップしなければなりませんでした。07年に一部改正され、許諾なしで出来るようになり、順次、通信分野での著作権は改善されてきました。  放送の分野では、著作権は、なかなか動きませんでしたが、総務省と交渉し、07年に視覚障害者向け放送指針が出来ました。  10年の改正著作権法で、ようやくここまで来たという気がしました。視覚障害以外でもその人が求める媒体で情報提供できるようになりました。公共図書館と点字図書館が同じ土俵で情報発信できるので期待したい。生きていくには情報が命で、それ無しには社会参加・自立はありません。  てんやく広場によるデジタル化、ネット化を経て、ナイーブネット、サピエと発展しました。視覚障害者個人が直接データをダウンロードできるようになりました。71巻のコンサイス英和辞典を下宿に置いて、辞書と格闘した70年代から、変遷の結果、健常者よりも早く辞書を引くことができるようになったかなと。  ここまで、多くの方のご苦労がありました。視覚障害者の人権が認められるようになってきた50年です。自分自身を生きてきて良かった。先人たちの道を歩いてきたからこそ、少しずつ生きづらさが軽減されてきた。だから、仲間後輩のためにできることを一杯しながら、それでも肩を張らずに当たり前のこととして生きていけるような環境になることを信じたい。先人たちの努力を継承し、持っているノウハウ・気持ちを伝えていく役割が私達にはあります。鳥居先生の盲人宣言を情報の分野で生かしながら、見えなくても情報は潤沢にありますよと。それに後押しされて明日からも歩いていきますよと。それを先生に報告して今日からも頑張っていきたいな、と思います。(山本 たろ)  船岡寮NOW 〜さて、今年の盆踊りの空模様は…〜  毎年利用者さんが披露する盆踊り。「練習不足」との去年の反省を踏まえて、今年は1ヵ月前から練習を始めました。「今から練習をします!」との担当職員の声かけに、「初めてだわ」「去年、踊ったけど、どうだったかな?」等々の弾んだ声が返ってきます。音楽を流し、輪の中心に支援員らが陣取り「ワイワイガヤガヤ」と楽しくはしゃぎながらの踊りの練習を、晴れた夜空の当日を願いながら、重ねてきました。  迎えた当日、どうも空模様が怪しい。それでも朝から相談員は櫓の組み立て作業を、午後からは京都産業大学新社会ボランティアサークルの助っ人もあったのに、ポツポツと落ち始めた雨。「今年はどうしても庭でやりたい!」「練習した成果を町内の皆さんにも披露したい」と思う気持ちは、来年までのお預けということになりました。  食堂での本番では「また、来たよ」と約30人の町内の皆さんも集まり、熱気ムンムンの中で始まりました。今年は町内に配る盆踊りの案内を「間違い探しチラシ」と趣向を凝らしました。その甲斐あって大人から子どもさんまでそのチラシを持ってきていただき「ここ間違っていた」と。5ヵ所の間違いのはずが「本当は7ヵ所あるよ」と町内の方から教えていただき大笑いでした。  来年こそ晴れますように!  (伊藤 康子) FSトモニーOBを訪ねてC 株式会社日本公文教育研究会 就労おめでとう!!寄下 博司さん  今回紹介する寄下さんは、昨年10月、株式会社日本公文教育研究会に就職されました。仕事は、FSトモニーで取り組んでいた「テープ起こし」が中心です。会議や講話の録音を文章に起こすだけではなく、内容をまとめ整理した一つの資料として作成すること。この間の業績は、社内で高い評価を得られ、関連した仕事の依頼も多く、忙しい毎日を過ごされています。  寄下さんは、この一年でたくさんの方々との出会いから、『気づき』と『学び』があったそうです。出会い、話すことで、自分のことを知っていただけたのは、とても大切なことと実感されていました。  先輩社員の方から、「一緒に仕事をして、仕事や環境は『一緒につくっていく』ということを今実感しています。『どうありたいか』を共有しながら話をしていくと、『じゃあ、こうしましょう』という方法が見つかる。寄下さんのコミュニケーション力と人間力に助けられています。何においても『信頼関係』が基本だと痛感します。今では障害者ということを意識することもなく、普通の同僚です」と、とても嬉しい感想を聞かせてもらいました。  仕事は、チームで行うことを基本とされています。寄下さんも『信頼関係』を大切にし、立派なチームの一員として仕事に励まれていると感じました。これからますますのご活躍を期待したいと思います。(小谷 泰政) 部署通信 ライトハウスだより  ☆情報ステーション☆ デイジーの実態調査で思いがけない結果  今日、大手の情報提供施設では、デイジー図書の製作が主流となっています。  理由は、@読書の利便性が向上すること、A音質が劣化しないこと、B長時間録音ができることに加え、テープ図書の録音機やコピー機、テープ自体もなくなりつつあるということです。そうした状況に対して、京都ライトハウスとして明確な方針を示して来られなかったように思います。  この間の認識として、「まだまだデイジーへの移行が進んでいない」「移行が難しい高齢者がたくさんいる」「再生機が高くて買えない人も多い」という認識でした。  本当にそうなのか、正確な状況を知るため、京都市内の北区と下京区を調査することにしました。結果は表のとおりで、デイジー利用者が7〜8割もおられるという、全く驚くべき結果でした。  この実態調査を受け、京都市での状況を推計しつつ対策を立てていきたいと考えています。デイジーの普及対策としては、@講習会の実施、A個別相談・操作援助、B訪問操作援助等に取り組んで行きたいと考えています。 ◇実態調査集計結果抜粋(2011年6月〜7月実施) 区分 利用登録者 音の利用者 デイジー   利用者 テープ   利用者 北区    (人数、%) 148人 99人 86人   86.9% 13人   13.1% 下京区   (人数、%) 46人 30人 22人   73.3% 8人   26.7% (田中 正和)  ☆あいあい教室☆ 楽しかったね!『兄弟・姉妹児のつどい』  8月19日、通園する子ども達の『兄弟・姉妹児のつどい』を行いました。いつもは優しいお兄ちゃん・お姉ちゃんだけど、いろいろ我慢していることも多いのでは…と、心配をする保護者は大勢います。そこで、兄弟が主役の行事を初めて企画し、10人の小学生が集まりました。  まずはホールでアイマスク体験。自己紹介や簡単なゲームの後、実際に白杖を使って歩いてみました。続いて“ライトハウス クイズラリー”。情報ステーションでは点字や拡大本を、用具コーナーでは、音声時計や点字付きのトランプ等を見せてもらいました。実際に点字を読む職員に、みんな興味津々。視覚障がいのある人が働いていることを知る良い機会にもなりました。  お楽しみのおやつは、自分で盛りつけたかき氷。おかわりして、大満足の子ども達でした。最後は、自分の名前の点字シールをおみやげにプレゼントして終了となりました。  初めて会う友達ともすぐに打ち解けて、賑やかに楽しい時間を過ごすことができ、後日、「点字の自由研究をしました」「家族に体験したことをいっぱい話していました」等、嬉しい報告も聞きました。子供達からは、「また、こんなんしたい!」という声があがっていました。兄弟同士の輪が広がり、もう少し大きくなった時に、お互いさらに話し合えるようになるといいな…と思います。(古川 千鶴) ☆らくらく☆ 「貼り絵の取り組み」  午前中の空いた時間等で貼り絵に取り組んでいます。80cm×110cmくらいの画用紙を使った大作です。下絵をボランティアさんに書いていただき、その絵の線上にたこ糸を貼ります。たこ糸で区切られた範囲を手で触り確認しながら、ちぎった色紙を貼っていきます。細かな部分はスタッフが手伝い、みんなで協力しながら仕上げていきます。   ★★★★★★★★★★  「季節感が楽しめる」「1人でも多くの人に見てもらって楽しんでもらいたい」「大変やけど、手を動かしたりすることでリハビリにもなる」と荻原 さい子さん(写真左側)   ★★★★★★★★★★  「全盲だから、すき間を埋めるのが難しいが頑張って埋めている」「せっかくライトハウスの外に貼ってるんやし、全盲の方にも実際に触ってほしいな」と古川 裕子さん(写真右側)  利用者皆さんの様々な思いを込めた作品は、正面玄関北側の掲示板で千本通りを行き交う方々にお披露目しています。  次はどんな絵が届くのかな、こんな絵を書いてもらおうか、綺麗に貼れた絵は展示会に出してほしいな等、みんなで楽しくワイワイ話しながら次回の下絵を心待ちにしています。(藤井 志織) ほうこく ■福祉関係者向け研修会を開催しました!  「もし突然見えなくなったら、何が困るだろうか。問題をどう解決していけるのか」9月12日の福祉関係者向け研修会では、見えない・見えにくいことの体験の他に、視覚に障害のある当事者の方に生活上での工夫や、質問に答えていただくワークショップを行いました。  参加者からは「『視覚障害=何もできない』と思っていたが、実は工夫と他の感覚をフル活用することで、かなりのことができることを教えてもらった」「その方の持つ力を発揮できるような視点で支援することが肝要だと感じた」等の感想が多数出されました。  また、当事者の方からは、「このような研修に参加できて、大変勉強になった」「たくさん質問していただき、日常生活での工夫をお伝えした。見えなくても少しの工夫でできることはたくさんある。そういうことに気付いてもらえるきっかけになって欲しい」と感想をいただきました。  これからも地域の福祉関係者と一緒に視覚障害者への支援について考え学べる機会を設けられたらと思っています。(橋本 匡子) ■京都ライトハウス創立50周年機器展示会開催  7月10日に〜生活を豊かにする機器用具展〜と銘打ち、4階は関係業者さんによる視覚障害者用最新機器の展示を、3階では音声対応の携帯電話の使い方や視覚障害者情報総合ネットワーク(サピエ)の説明会を、さらに2階では音声対応の地デジテレビやBDレコーダーの業者さんの個別説明等と、ライトハウスの全館を会場に今回の機器展示会を開催しました。  26の業者さんが90品目を超える最新機器等の展示や、使い方などの説明にご協力をくださいましたことに感謝です。  今回は「生活を豊かにする」という視点から日常生活用具などで利用出来る制度や機器購入時の注意点などをお伝えし、質問にお答えする「相談コーナー」を設けました。  猛暑日であったにもかかわらず、最後まで途切れることなく、約300人の方々にご来場いただきました。また視能訓練士を目指す神戸総合医療専門学校の学生さんや現役の方など30人を超える多くのボランティアの方々の協力を得ました。  多くの反省点もありましたが、今後の機器展示会開催に活かしてまいります。  ご参加、ご協力いただいた皆さまに改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。(高橋 一夫) ■節電の取り組み  この夏、東日本大震災によって非常に話題になった節電ですが、以前からエコロジーの観点で節電に取り組んできた私たちも、改めて館内の電気使用について点検や研修を行いました。電気事業所に各スペースの照度や電気使用量のチェックをしてもらい、その資料に基づいて職員研修会を行いました。館内の取組については、エアコンの設定温度を28度にする、すだれの活用、マメ消しなどは昨年度から行っており、非常に進んだ取組をしていると電気事業者からの評価を得ました。  あくまでも利用者の方が使いやすい施設としての基本を守るため、必要な部分の明るさは保ちつつ、冷房使用を控えるなどコツコツと心掛けた成果として、7月・8月の使用量は昨年比で13%減となりました(132,578kw→115,296kw)。これもひとえに皆さまのご理解とご協力のお陰と深く感謝申し上げます。(山本 たろ) ■東日本大震災義援金  日本盲人会連合の義援金募集の呼びかけに、京都府視覚障害者協会の皆さんと一緒に取り組み、事務所受付カウンターに募金箱を設置させていただきました。4月末までに寄せられた義援金は、第1便で380万円を、その後お預かりした220万円を第2便として日盲連へ送金いたしました。震災から半年が過ぎた今でも多くのご支援をいただいており、義援金の累計は660万円を超えました。皆さまの惜しみないご支援・ご協力に心からお礼申し上げます。  被災地の復興も、被災された視覚障害者の方々が日常の生活を取り戻されることも、まだまだ時間が必要かと思います。皆さまと共に見守り、励まし、行動し続けていきたいと思います。募金箱は2012年3月11日まで設置予定ですので、引き続きご協力よろしくお願いいたします。(北村 和子) おしらせ ■「京都ライトハウスまつり 2011」    〜地域と共に輝き続けて50年〜  今年も「京都ライトハウスまつり」を開催します。施設利用者・家族・ボランティア、職員と地域の交流の場となりますように、ステージ発表や模擬店、抽選会などの催しを予定しています。  皆さまのご来場をお待ちしております! 日 時:2011年10月30日(日)     10:00〜16:00 会 場 :京都ライトハウス 全館 ※ご来館は、公共交通機関をご利用ください。 ■京都府視覚相談会のお知らせ  見えにくさによる生活の相談は、どうぞこの機会にご利用ください。 日 時:2011年11月17日(木)     11:00〜15:30 会 場:瑞穂保健福祉センター(京丹波町)     ********************** 日 時:2012年1月17日(火)     10:30〜15:30 会 場:田辺中央病院(京田辺市) 問合せ:京都府家庭支援総合センター     障害グループ TEL 075-531-9608 ■2011年度視覚障害者福祉啓発事業 「あい・らぶ・ふぇあ」  見えない・見えにくいを知ろう 〜いろんな工夫で楽しい暮らし〜  恒例となった小学生絵画コンクールや視覚障害者の暮らしを紹介する体験・展示コーナーの他、今回も盛り沢山の企画を予定しています。 日 時:2012年1月12日(木)〜        15日(日)10:00〜18:00           (最終日は17:00まで) 会 場:大丸京都店6階 多目的ホール                【入場無料】 内 容:◇座談会「震災から学ぶ」     ◇講演「視覚障害者になって、馬からもらった生きる喜び」山下 泰三氏等、詳しくはホームページでお知らせします。 問合せ:京都ライトハウス内     あい・らぶ・ふぇあ実行委員会 ■情報ステーションより  貸出サービス等の臨時休止のお知らせ  情報ステーションでは、毎月1回の書庫整理日を設けていますが、より良いサービス提供のため点字図書の蔵書と書架の特別整理を実施いたします。ご利用の皆さまにはご迷惑をおかけいたしますが、下記の期間は、貸出とプライベートサービスの受付はお休みさせていただきます。ご理解、ご協力をお願いいたします。   12月1日(木)〜12月15日(木)  ※図書の閲覧、読み書きサービス、対面読書サービスは実施しています。  ※図書・雑誌の返却は受け付けています。 ■日本点字制定記念日企画          講演とシンポジウム  点字で広がる つながる私たちの世界  〜文字としての点字、ツールとしての点字を考える〜  1825年にルイ・ブライユによって考案された点字は、世界の視覚障害者の新たな世界を切り開く源となりました。しかし、科学技術の進歩は視覚障害者の世界にも大きな変化をもたらし、中途視覚障害の方々の増加も相まって、視覚障害者と点字との距離が広がりつつあります。岩井 和彦氏の講演やパネラーの発表を通じて、点字の未来を展望したいと思います。 日 時:2011年11月1日(火)     13:00〜16:00     ◇講演 岩井 和彦氏     「情報は命=子供ながらに      自立を意識した点字との出会い」        ◇シンポジウム     「点字の未来を考える」 会 場:京都ライトハウス 4階ホール 問合せ:情報製作センター ■年末年始 休館のお知らせ  年末年始の休館は、次の通りとさせていただきます。  12月28日(水)の夜から1月3日(火)までは休館です。宿直および日直とも不在ですので、ご了承ください。各事業所については下記の通りです。 本館 情報ステーション  読み書き・対面等  貸 出 眼科相談/ ロービジョン相談 ふれあいカフェきらきら パソコン相談 12月28日(水)18時       〜1月3日(火) 12月23日(金)〜1月6日(金) 12月25日(日)〜1月6日(金) 12月21日(水)〜1月4日(水) 12月21日(水)〜1月9日(月) 12月21日(水)〜1月9日(月) ■次の通り、職員人事を行いましたのでお知らせします。 【退 職】2011年8月5日付 相談支援室長(嘱託) 坂田 博宣 ※前号にてお知らせいたしました職員採用日につきまして、誤りがありました。慎んでお詫び申し上げますとともに、下記の通り訂正させていただきます。 【採 用】2011年5月1日付 船岡寮        河村 明美 おれい <このコーナーは、5万円以上のご寄付、 ご寄贈いただいた方々をご掲載しています> ■清水 尚夫様  6月4日 多額のご寄付を頂戴しました。 ■木 寛敬様  6月17日 多額のご寄付を頂戴しました。 ■京都から竹連合会様  6月26日 多額のご寄付を頂戴しました。 ■中西 博子様  8月2日 多額のご寄付を頂戴しました。 ■難波 國榮様  8月8日 多額のご寄付を頂戴しました。 ■大八木 明様  8月12日 多額のご寄付を頂戴しました。 ■安倍 隆二様  8月26日 多額のご寄付を頂戴しました。 ■井上 隆様  8月30日 多額のご寄付を頂戴しました。 ■丸清木材(株)様  4月28日〜8月28日 多額のご寄付を頂戴しました。 ■SGシステム(株)様  7月5日 大量のお米のご寄贈を頂戴しました。 ■(株)わかさ生活様 毎月定期的に多額のご寄付を賜り、ありがとうございます。  皆様からのご厚志はライトハウスの事業運営資金として活用させていただきます。ありがとうございました。 ■橘音楽祭  9月4日「橘音楽祭」が4階ホ―ルで賑やかに行われました。これは「ライトハウスをご利用の視覚障害の方々との交流を図りたい」というご趣旨で、京都橘ライオンズクラブの皆さまが主催されたもので、20人余りの方々が招待を受けて参加されました。  出演は、同クラブの会員の方々が結成されたピラカンサス同好会、洛北高校吹奏楽部、同志社女子大学音楽部の同級生で結成したトリオシャンテの皆さま。  全体では140人近くのご参加があり、日曜のひと時を賑やかに楽しく過ごすことができました。同クラブは、新館オープン時にホールのピアノをご寄贈いただくなどかねてより、ライトハウスの運営にご支援をいただいておりました。本当にありがとうございます。 ■ワコール労働組合様  今年も、ワコール労働組合様からのご援助により、点字版「タビリエ東京」(全5巻ドット・テイラーの地図付)を、希望が寄せられた全国の点字図書館・ 盲学校等60施設に7月11日、配布いたしました。ワコール労働組合様は、組合員からのカンパを原資として、京都ライトハウスが 行う点字図書出版事業を中心に、1982年から継続してご援助をいただいております。本当にありがとうございます。 ご寄附ご寄贈ありがとうございます! 次の通り、数々のご芳志をいただきました。厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。 (50音順・敬称略) 2011年6月1日〜2011年8月31日 寄付金60件3,814,035円 物品寄付・ご奉仕139件  【寄付金】 井口クニコ、池田和夫、宇治郷毅、尾形健一・幸代、加藤博史、倉田時子、高良冨子、小山靖子、佐藤綾子、重田雅子、鈴木紘一、(医・社)蘇生会理事長津田永明、高野正雄、タキイ種苗(株)、NPO法人たびびと、崔春夫、つかもと眼科医院、堤明子、仲島トシエ、仲瀬素市、中橋彌光、野間赳夫、花柳梅庸、ハムスターズ、平松診療所、松ア修二、松村ヨシ子、安井彰子、山下恵利子、弓削経夫、渡辺くみ子、匿名11件  【物品寄付・ご奉仕】 青山弘、芦田恵、あすなろ会、生島芙美江、池上明子、池西照子、伊佐迪子、伊地知ヨウ子、泉村照夫、五十川富士子、磯部治、一谷孝、伊藤治子、井上千恵子、井上正子、今村久美子、岩下哲男、上田澄江、(株)魚国総本社京都支社、浮守篤子、内田主男、内田務、オーガスティンジョナサン、大谷八重子、大西至、大野(株)、大羽正一、大原一晃、岡村壽子、岡本久栄、奥村久子、奥山晴生、梶原清一、加藤皓一、加藤紀江、川合正子、川戸正司、カンネベルクエリカ、木崎智巳、北垣せつ子、北村貞人、北村浩尉、北村宗昭、木原清香堂茶舗、木村芳子、京都産業大学新社会ボランティアサークル、(社)京都市シルバー人材センター、京都トヨタ自動車レクサス北大路、京都PANA-ALC、(株)公益社、上阪禎子、国際スポーツ振興協会、小松朝子、サークルにじ、さえずり会、酒井秀夫、榊美智子、佐川せつ子、佐久間正雄、佐々江温子、佐々木智栄子、佐々木陽子、塩見章子、柴田慶子、(株)シミズ・ビルライフケア関西、(株)朱常分店、白坂澄夫、城野時一、杉本倫子、鈴木さほ、副島ユキエ、大道進一、高田由紀子、橋桂子、竹内治代、田中武、田辺誠子、谷川正雄、辻謙一、辻田里津子、津田宣子、堤育子、点友会、東海和子、富村保子、巴山昭二、鳥飼藤江、鳥飼幸子、中江利彦、中澤眞佐、中島田鶴、中谷武司、南條康子、西尾紀子、西村ゆり、野坂邦子、野間赳夫、畑勇子、服部令子、林晃次、林富久子、馬場康子、福島洋子、福中正美、藤井綾子、藤田慧子、藤野つるみ、藤村由喜子、藤山和子、佛教大学混声合唱団、堀居三枝子、前川加代子、前田ふじ子、前中知栄、松本すみ子、三浦豊子、宮永まゆみ、村上直子、目黒正子、本草野政雄、森初子、森田澪、八神満喜、薮佳子、山下祐嘉里、山田恭子、山根ハマエ、山本早苗、山本善男、湯浅昭次、横山邦子、吉田善次、朗読グループあいあい、和田恭子、和田三重子、渡辺ツヤ子、渡邉三喜雄、匿名1件 京都ライトハウス後援会だより  京都ライトハウス後援会では、より多くの方に「後援会」を知っていただこうと、関係のあるイベント・催し物で出張窓口を開き、後援会員拡大を試みています。他にも後援会が広がるアイデアなどがございましたらどうぞお教えください。 後援会おれい <このコーナーは、5万円以上のご寄付、ご寄贈いただいた方々をご掲載しています> ■谷川 正雄様  4月6日 多額のご寄付を頂戴しました。 ■水野歯科医院 水野 雅則様  4月22日 多額のご寄付を頂戴しました。 ■佐々本 研二様  4月28日 多額のご寄付を頂戴しました。 ■玄田 公子様  6月11日 多額のご寄付を頂戴しました。 ■ナカノ眼科様  7月4日 多額のご寄付を頂戴しました。  皆様からのご厚志はライトハウスの事業運営資金として活用させていただきます。ありがとうございました。  次の通り、後援会費とライトハウス運営資金寄付金を納入いただきました。会員の皆さまのお名前を掲げ、厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。 (50音順・敬称略) 2011年6月1日〜2011年8月31日 後援会費183件366,000円 運営資金寄付金96件541,312円 愛きもの、青木英展、青柳安喜代、赤松春義、荒木靖子、井節男、庵原清、池田燎亮、石田寿喜栄、石津利幸、石津満寿美、市木益次郎、市谷経哉、井上医院井上佳子、井上高行、井上登志子、伊吹優、今村幸子、井村豊彦、上田直子、上村幸代、請田安央、内田順子、内田亘治、梅原悦子、裏谷時子、漆間志信、海老根正子、尾池広文、大久保クリニック大久保秀夫、太田寿、大槻登、大西信子、大西道子、大橋l志栄、大平修爾、大村昭夫、大森淳乃、岡ちか子、岡田多栄子、岡田敏男、岡本孝子、岡本一、小川和恵、奥西充彦、奥村透、奥村三千男、奥山脩二、小田淑子、小野仁之、尾本歌子、梶島スズ子、片野慶子、門哲雄、加藤継夫、加藤俊和、金綱隆弘、鴨井慶雄、刈米育子、川村正一、菊井典子、北尾祥夫、北畠典生、木下幸子、木下禎造、貴寶院邦彦・英代、木村朝子、木村容子、木村好子、京都岩倉幡枝郵便局、楠堂健、久世尚、久保和彦、栗原千尋、高良冨子、小島登美子、小西絵美、小原延章、佐伯淑子、榊田啓子、坂本正雄、酒元人四、佐々木清八、佐渡和代、佐藤完爾、佐藤雅子、佐藤令子、島田喜代子、杉本冨紗子、鈴木清視、鈴木瑠里子、砂川昇、染田泰子、橋功、橋三津子、宝田克男、竹岡保枝、田中澄江、田中泰子、田中玲子、谷田亦治、ダンスサークルうらら牛島久太郎、辻ミチ子、辻田里津子、常村弘志、寺尾直道、寺村美春、寺本佐備子、東海和子、土江田曜子、戸谷俊之、冨田仁義雄、豊田衣子、内藤俊夫、中尾明美、仲瀬素市、中根しづ子、中原正子、泥順彦、西祥太郎、西田眼科クリニック西田恵理、西野とみよ、西原勝則、橋田眞知子、橋本和子、長谷川彰、長谷川喜州、長谷川春夫、初田高明、濱口さとみ、濱野孝、原岡瑞枝、日置美代、姫野純也、平井誠、平井豊、平田眞名、平間仁、広瀬節子、福井晟、福田健、福田孝子、福田泰子、福永益子、藤田千壽、松ア修二、松本クリニック松本順子、水口幸一、水野雅文、溝川正、三谷邦子、南秋光、宮木益子、宮崎重道、宮崎富美代、宮部純、宮本政和、宗久剛、村井眞砂子、村上悦子、村山誠己、元井シズヱ、(学)桃山学院、森田妙佳、森本和子、安田恵子、安光あや、山崎靖子、山田亮三、山中慎一朗、山本敏雄、山本浩貴、山本光子、山本洋子、吉岡正子、吉澤透、吉田順太郎、吉田菜穂子、吉田博之、吉田由起、渡辺榮子、渡邉時壽、渡辺裕子、匿名4件 編集後記  ライトハウス正面玄関のキンモクセイがオレンジ色の花を咲かせ、甘い香りで来館される方々をお迎えしています。いつの間にかもう秋…。最近、食べ物が何でもおいしく感じてついパクパクと…、私にも食欲の秋がやってきたようです。(北村 和子)