京都ライトハウス通信123号 P1 第28回鳥居賞 高橋 秀治氏  第14回鳥居伊都賞 石田 一栄氏 受賞される  9月10日、京都ライトハウスホールにおいて、鳥居賞・鳥居伊都賞の伝達式が約100人の参加で行われ、狩野 勝也故鳥居篤治郎先生遺徳顕彰会代表から第28回鳥居賞受賞者の高橋 秀治氏、第14回鳥居伊都賞受賞者の石田 一栄氏へ、それぞれ賞状と記念品・副賞が贈られました。  選考経過につきましては、去る7月13日に開催の選考委員会において、京都ライトハウス理事会から推薦のあった候補者の中から慎重審議の結果、次の功績により今年度の受賞者と決定された次第です。  高橋 秀治氏は、長年にわたって視覚障害者福祉、特に「点字」の普及発展に尽力されてこられました。情報障害を大課題とする視覚障害者にとって、「点字」の活用される場面が拡充改善されることは、ノーマライゼーション実現のため不可欠であり、氏はその運動を牽引されてきました。  主な業績としては、公共施設における点字サインJIS化への取り組みについて、全国調査の実施や点字サインガイドライン作成作業などを中心となって進められ、経産省内に設けられた「点字表示検討委員会」の委員長を務めるなどの活躍をされました。また、点字関係者の技能向上や社会的普及を目指し、「点字技能検定試験」を実施し、その試験を厚労省の認定する公的資格として位置づけられました。他にも、国政選挙公報全文点訳発行へのプロジェクト立ち上げ、点字図書給付事業の改善など多岐にわたる功績をあげられ、鳥居賞にふさわしいものとして評価されました。  石田 一栄氏は、1972年に地歌箏曲家富田 清邦様とご結婚以来、一男一女の母として家庭を守られると共に、富田氏が主宰される「清和会」の運営を長きにわたり支えてこられました。  また、2004年4月に富田氏が「杉並三曲協会」の会長並びに「日本盲人会連合音楽家協議会」の会長にご就任の後は、御夫君の御活躍に応じて御妻女として支援される場も広がり、今日まで長きにわたり、富田氏のアシスタントとしての役割も見事に果たしてこられました。  富田氏が、地歌箏曲家として広く演奏活動を行われ、その素晴らしさにより芸術祭大賞など数多くの表彰を受けられると共に、盲人音楽を伝承する第一人者として活躍されてきたことを、夫人として献身的に支えてこられたことが鳥居伊都賞に相応しい業績とされました。  受賞者のご挨拶の一部を掲載いたします。 p2 ***高橋 秀治氏の挨拶***  過分な評価を頂戴して大変恐縮しております。  私の関わった仕事はいずれも一人で手がけたものではなくて、点字出版・図書館界の長年の懸案であり、先輩方が真剣に取り組まれた課題です。たまたま立場上、多くの同僚や仲間と共に具体的に関わるきっかけを持たせてもらっただけのことで、これらの課題はまだ道半ばで完全解決には今後とも力をゆるめられないものばかりです。顕彰会の皆さまに感謝し、仲間と共にありがたくこの賞を頂戴いたします。皆さま全てのご支援の賜として厚くお礼申し上げます。  もう一つお礼を申し述べなければなりません。家族で闘病に苦しんでいる者がおります。事例の少ない病気なので、後に続く人のためにも頑張っています。どこかで今もこの難病と戦っている人がいるという意味では、孤独な戦いではありません。万に一つの回復を目指して賢明に見守っていますが、心が沈んで弱気になることもしばしばです。そういうときに図らずもこのお話があり、もっとしっかりしなさいと背中を押され、強い励ましをいただいたように思いました。これからはどんなときにも一人でないことを忘れずに、鳥居先生に及ぶべくはないが、微力ながら視覚障害者に必要な情報の充実に取り組んで参ります。 ***石田 一栄氏の挨拶***  本日はこのように立派な表彰式を挙行していただき、身に余る光栄とただただ感謝の気持ちで一杯です。正直なところ、全く予想してない成り行きで、今、壇上に上がっていても自分ではないように思っています。過分なお言葉をいただき、私はうれしいという気持ちよりとても気恥ずかしい気持ちです。自分ではご評価に値するような功績があったと思っておりません。もっとふさわしい方がたくさん居られるのではと思います。この表彰をいただいたのは、これを機に、これから鳥居 伊都様に少しでも近づくよう、ますます奉仕の精神をと要請されたように思います。これからも主人 富田 清邦ともども変わらぬご指導、ご支援をよろしく申し上げ、お礼の言葉といたします。  この後、聖明福祉協会理事長 本間 昭雄氏、日本盲人会連合会長 笹川 吉彦氏などから頂戴した祝辞を披露し、高橋 秀治氏による記念講演「視覚障害者向け選挙情報の法的位置づけについて」に移りました。   ***記念講演<摘録>***国政選挙では、選挙管理委員会は選挙公報を公共施設、各家庭に無料配布します。公職選挙法に明記されているからです。しかし視覚障害者には、点訳・音訳の形でその広報「全文」が配布されることは希で、知る権利が保障されていないという問題があります。行政の理由として@原文を忠実に表記できるのかA選挙期間が短いため、大量印刷発行は無理B点訳・印刷・発送を担う施設がないC予算手当を含む都道府県選挙管理委員会の考え方が違うなどがあげられており、背景に点字への無理解があり関係者の長年の懸案でした。  平成14年、私は日盲社協点字出版部会の部会長になりましたので、ベテランの方々の協力を得てプロジェクトのレールづくりを始め、懸念を取り払う方策を皆で打ち出しました。@原文忠実は点訳・音訳の基本で技術的に可能なことを理解してもらうA期間については出版施設が一致協力すれば可能B予算と選管の理解は、平等な情報提供という視点に立っていただくなどです。 p3  しかし実現にあたってはしっかりした全国組織の支援が必須でした。そこで日盲連、日盲社協、全国盲学校校長会で構成される「日本盲人福祉委員会」の支持を得てその傘下に入り、毎日新聞社 点字毎日部を編集責任とすることで組織を固め、平成16年に「日本盲人福祉委員会 視覚障害者選挙情報支援プロジェクト」を立ち上げました。そして、この年の国政選挙である参議院選挙比例区から19施設の参加でようやく活動が開始されました。現在、点字版24施設、音声版(テープ・CD)55施設、拡大文字版(音声コード付き)1施設が全文発行に努めています。  作業は、衆議院12日、参議院17日という短期で密度の濃いもので、個性豊かな各施設が譲り合い助け合い、情報保障という一点でまとまり、作業を続けてきました。本当にありがたいことです。これも、日盲委関係機関、そして全国の視覚障害有権者の皆さまの支えがあったからこそです。課題は山積です。点字等公報は、報道・評論の一環で、選挙啓発資料として配布されており活字のような法的位置づけの獲得が切実な願いです。  今年6月、障がい者制度改革推進会議の「障害者制度改革の推進のための基本的な方向」が提出され、基本方針が閣議決定されました。その中に「点字及び音声による『選挙のお知らせ版』について、今年執行予定の参議院選挙において全都道府県での配布を目指す」となっていますが、通常広報と同様に全視覚障害者の手元に届くことまで実現して、初めて公平な選挙情報が実現します。  在宅の視覚障害者は約31万人、資料作成数は約6万部でまだ届いていない25万人をどうしていくか。音声化時代の中、減少傾向をたどる点字版はどうなるのか。独自に公報を発行した15府県との関係はどうなるか。山を越えると、また険しい山です。互いに手をつないで問題に取り組み、一般市民が持つ同じ権利を獲得できるよう、皆さまのご理解ご協力を心からお願いいたします。 (山本 たろ) FSトモニー OBを訪ねて@ 社会福祉法人 同和園デイサービスセンター 林 黎明さん   2008年の秋、同和園デイサービスセンター「かぐや」にマッサージ師として就労し、毎日10人ほどの利用者さんにマッサージをされています。  同和園は総合福祉施設として、障害者雇用に積極的に取り組まれており、デイサービスの新設に当たり、マッサージ師として視覚障害者の雇用を決められました。  現場では視覚障害への戸惑いが最初はあったそうですが、その都度話し合い改善してきたとのこと。共に働く中で林さんという人を理解し、温かく受け入れられている様子が伺われました。  林さんは「就職当初は、慣れない場所への通勤に苦労した。何度かひやりとすることもあったが、ライトハウス職員と歩行訓練を繰り返し、現在は道にも慣れ問題なく通勤できている」とのこと。「仕事はしんどい。でも、やりがいを感じている。利用者の皆さまはご高齢なため、マッサージの強弱にとても気を配っている。  これからの目標は、やさしくて効くマッサージ。皆さまに喜んでいただけることを目指したい」と、プロ意識を感じる抱負を語っておられました。  FSトモニーでは、就労移行事業として障害者の一般就労を進めています。頑張っているOB達をシリーズで紹介していきます。 (高橋 一夫) p4 船岡寮NOW 〜地域の皆さんと一緒に盆踊り〜    紅白の幕を飾った櫓を中心に八方に巡らされた提灯の灯りが熱帯夜の空とやや高揚気味の利用者たちを照らしています。浴衣姿の職員は花を添える名脇役となったでしょうか。  ここ2年は雨模様が続き、やむなく食堂でカラオケ大会でした。町内の皆さんと一緒に歌えたのは楽しいひとときでしたが、やはり盆踊りの日はムシムシしていても屋外で音楽を聴き、おいしく食べ、一杯やるのが最高です。  ボランティアの皆さんにも手伝ってもらい夕食を済ませ全員中庭へ。ベンチに座ったり車椅子に座ったりしていると、町内の方も集まって来られ、盆踊りが始まります。  船岡寮式の動作を言葉で表現する東京音頭と炭坑節。「開いて開いて、クルクル、パ、流して、チョン」「掘って掘って、また掘って、担いで担いで、後戻り、押して押して、開いて、チョチョンがチョン」毎年、練習をして本番へ。と、いっても踊る回数は2回。踊らなくても、手拍子を打つ人、座って手を動かす人、その笑顔から、若い頃は浴衣を着て踊っていたのか?いろいろと想像してしまいます。  町内の方から「あれ太鼓は?」と教えられる場面もあり、ああ36年前から続いている地域との繋がりが深い船岡寮の盆踊りなんだ、とつくづく思いました。 (伊藤 康子) 部署通信 ライトハウスだより ☆視覚障害者支援施設 鳥居寮☆  USJに行ってきました!   9月9日、京都嵯峨野ロータリークラブ様のご招待で、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行ってきました。  今回で3回目となるご招待ですが、3年連続の方から生まれて初めてという方まで総勢38人が参加されました。  「見えなくても楽しめるの?」と半信半疑で参加された方も、アトラクションの激しい揺れや水しぶき、様々な音響やお客さんの歓声など、臨場感をタップリ体感し、「想像以上に楽しかった」と満喫された様子でした。  職員の誘導も慣れてきたもので、時間いっぱいまで園内を回り、帰りのバスの中では『いくつ回った自慢』で盛り上がりました(笑)。  普段は厳しい?訓練に励んでいる利用者の皆さんが、この日ばかりは童心に返り、終始笑顔で過ごされていたのがとても印象的でした。  京都嵯峨野ロータリークラブの皆さま、本当に楽しい一日をありがとうございました。 (新居 平康) p5  ☆あいあい教室☆  「小学生 夏のつどい」を行いました!  8月19日の午後、通園児・卒園児の小学生(1・2年生)を対象に“夏のつどい”と称し、「ミニ夏祭り」を行いました。当日は、兄弟児も合わせて17人の参加があり、背丈や身体もひとまわり大きくなった子どもたちでプレイルームは満杯!久しぶりの再会に声が弾むお母さんたちの傍で、初めは照れくさそうにしていた子どもたちも、いざお祭りタイムになると元気いっぱい、みんな夢中になって遊んでいました。中でも盛り上がったのはチーム対抗の玉入れ。真剣勝負の大歓声、悔しがる姿に子どもたちの成長を感じたひとときでした。他にもボーリングに輪投げ、ヨーヨー釣り、スーパーボールすくい…と、めいっぱい遊んだお祭りの締めくくりは、みんなで囲むおやつタイム。かき氷やベビーカステラをほおばり、お喋りしながら、楽しい時間はあっという間にさよならのときを迎えました。  卒園後も新しい環境で日々がんばっている子どもたちが、安心して自分を発散できる場、また、親同士の情報交換や悩み相談をできる場があることは、とても大切です。あいあいでは卒園後のケアの一環として、今後もこのような取り組みを続けていきたいと考えています。           (冨田 裕美子)  ☆情報ステーション☆  ニューメディアの普及を目指して 1.京視協と共催でデイジー講習会を開催  7月29日、綾部市保健福祉センターで標記講習会を開催しました。参加された10人余の方が持参された機器は様々で、主に再生までの基礎的な内容について講習を行いました。  9月2日、南丹広域振興局での講習は、8人余の参加がありました。南丹では以前にもデイジー講習会が開催されているため、参加者が求めているニーズのレベルが高く、再生まではもちろんのこと、ページ移動や見出し移動、レベルによる移動等、少し発展的な内容の講習を行いました。  今後は、11月4日に山科の身体障害者福祉会館で講習会を行う予定です。 2.サピエ説明会を開催  9月15日、京都ライトハウスにて、第1回サピエ説明会を開催しました。サピエとは、主に視覚に障害のある方々に点字・デイジーデータをはじめ、地域・生活情報など様々な情報を提供するネットワークです。  当日は、サピエについての全体的な話とサピエ図書館のことをメインにお話しました。 また、デイジー図書をインターネット上で再生する方法や、デイジーデータをダウンロードしてPTP1で再生する方法など、新しい読書の方法にも興味を持っていただけたようです。  サピエ説明会は、今後も11月、12月と定期的に開催していく予定です。 (田中 正和) p6 ヘルパーステーション ふなおか 1月の船岡寮の部署紹介に始まった『船岡寮・ヘルパーステーションふなおか』の紹介も今回で遂に!?最終回です。ライトハウス通信No.122に引き続き、いつも元気いっぱいで頑張っている『ヘルパーステーションふなおか』のヘルパーさん、そして8月より船岡寮の清掃員として新しく電車の仲間に加わった職員の紹介をさせていただきます。施設内で、地域で…と、元気いっぱい走り続ける『船岡寮&ヘルパーステーションふなおか』を今後とも、よろしくお願いします。 盲人養護老人ホーム 船 岡 寮盲人養護老人ホーム 船 岡 寮 p7ほうこく ■福祉関係者向け研修会を開催しました!  8月29日、京都ライトハウスにて福祉関係者の方へ見えない・見えにくいことの理解を深め、支援するための研修会を開催し、24人の参加をいただきました。  アイマスクや弱視のシミュレーションレンズを付けて見え方の特徴を体験し、どのような支援が必要かを考えられるような体験を行ったり、食事をしたり、見えにくいことについてのワークショップを行いました。このワークショップでは、グループごとに見えないことで困ることや支援について討議し、多くの意見が活発に飛び交い、支援のあり方について有意義な時間を共有することができました。  参加者からは「実技と講義と濃い内容だった。手引き体験や情報提供を体験するのも初めてで、職場でもやってみたいと思った」「毎年してください。視覚障害の方も多く、ご本人の身になって考える機会が必要だと思います」「福祉関係者の他職種の方々と意見交換することで視野が広がりとても勉強になった」などとコメントもいただきました。  これからも地域の福祉関係者と一緒に視覚障害者への支援について考え学べる機会を設けられたらと思っています。  (神屋 郁子) ■点字触読サポーター養成研修会  〜大きな点字を触り、読める喜びを実感〜  京都ライトハウス点字普及委員会(情報ステーション・情報製作センター・鳥居寮の合同プロジェクト)では、8月27・28日、名古屋盲人情報文化センターの原田 良實所長を講師に、標記研修会を開催しました。日ごろから中途視覚障害者の点字触読サポートに携わっておられる31人の方々に、府内はもちろん、遠くは広島や静岡からもご参加いただきました。  研修会の冒頭、原田所長は「今大切なのは、点字を読める視覚障害者を増やすための支援」と強調。そして、支援者にも点字の触読体験が求められると語られました。また、触読が困難な人ほど「L点字」(通常の点字の約1.2倍サイズの点字)が有効であると説明されました。  講義の後、早速ペアを組み、晴眼者の方はアイマスクを付けてL点字を触読していただきました。横棒や点の組み合わせから成る「ウ」う「レ」れ「メ」めの点字を比較的スムーズに読んでおられました。参加者の皆さんから「習ったことを日々のサポートに活かしていきたい」などの感想が聞かれ、有意義な研修会となりました。  現在鳥居寮ではL点字教材を積極的に使用し、情報制作センターではL点字図書を出版し、情報ステーションでもL点字による打ち出しサービスを行っています。L点字を活用し、より多くの方に点字を読める喜びを感じていただければと切に願います。 (野々村 好三) p8 ■フェニックス会結成20周年 記念旅行に参加して  鳥居寮 生活訓練修了者の会(フェニックス会)は今年で結成20周年を迎え、記念式典の開催・記念誌及び文集「フェニックスU」の発刊をすでに終え、会結成20周年記念の取り組みは、残すところ四国こんぴら温泉郷への旅行となっていました。  9月11、12日の1泊2日で観光バスを利用し、生活訓練修了者、ボランティアの皆さんなど総勢44人でとても賑やかな旅行に参加させていただきました。  参加された方の生活訓練修了年度や年齢・生活地域は様々ですが、役員の皆さんが中心となり誰もが楽しく盛り上げ、新しい出会いも多く生まれました。こういった機会を誰もが10年ごとでなく、再びと切望されたことは、生活訓練修了後の皆さんの活き活きとした社会活動の様子が垣間見られたとても素晴らしい1泊2日の旅路でした。  参加された多くの皆さん、楽しい時間をありがとうございました。   (牧 和義) おしらせ ■京都ライトハウスのDVDが完成!  創立50周年を1年後に控えた6月25日、施設を紹介する「京都ライトハウスへようこそ!」(17分)、視覚障害を啓発する「見えない 見えにくいって どんなこと?」(13分)のDVDが完成し、創立記念のつどいでお披露目しました。  ライトハウスの事業内容や見えない、見えにくい方の生活を分かりやすく紹介しています。子どもたちへの教材としてもお薦めしますので、大いにご活用ください。  レンタルご希望の方は下記までどうぞ。 問合せ:京都ライトハウス事務所 ■「視覚障害者のための機器展示会」(仮称)  2011年7月10日(日)に標記展示会を開催することになりました。前回は2007年に行い、大勢の参加者で賑わった好評行事でした。今回は50周年の節目に併せて、本館ホールを中心に、より拡大した規模で行おうとするものです。  従来の暮らしに役立つ最新用具展示はもとより、ちょうどその頃にスタートする予定の地上波デジタル放送関連のもの、日々進化する携帯電話やパソコン関連のもの、ロービジョングッズなどなど多くの機器が登場します。さらには、視覚障害者に役立つパソコンソフトを増やしていきたいという思いから、一般の方々から新規開発ソフトを公募する「ソフトコンペ」を行ったり、機器の使い勝手や長短を販売事業所だけでなく視覚障害者自身が説明する「マイセルフコーナー」を作ったりなど盛りだくさんの企画を検討中です。  つきましては、皆さまからも「こういったコーナーを」「こんな機器をおいてほしい」という、開催に当たってのご意見、ご要望を募集いたしておりますので、担当者(高橋一夫、山本たろ、北村和子)までご意見をどしどしお寄せください。 p9 ■「京都ライトハウスまつり 2010」   〜おいでやす!千北灯台へ!〜  今年も模擬店や抽選会などを催し、ボランティアの皆さんや地域の方々とも交流することで、ライトハウスをより身近に感じていただきたいと考えています。 多くの方のご来場をお待ちしております。 日 時:2010年10月31日(日)      10:00〜16:00 会 場 : 京都ライトハウス(全館) 京都ライトハウスではエコ活動を実施中です。ゴミの少ないイベントにするため、マイ箸・マイバッグのご持参にご協力お願いします!! ■京都府視覚相談会  京都府家庭支援総合センターが実施する視覚相談会の予定は次のようになっています。見えにくさによる生活の相談は、どうぞこの機会にご利用ください。 日 時:2010年11月11日(木)     10:30〜15:30 会 場:公立南丹病院     ********************** 日 時:2011年1月20日(木)     10:30〜15:30 会 場:精華町役場 問合せ:京都府家庭支援総合センター     障害グループ     TEL 075-531-9608 ■2010年度視覚障害者福祉啓発事業  「あい・らぶ・ふぇあ」 〜見えなくてもできること・見えないからこそできること〜 (入場無料) 日 時:2011年1月20日(木)〜23日(日)     10:00〜18:00     (最終日は17:00まで) 場 所:大丸京都店6階 多目的ホール ★小学生絵画コンクール作品募集中です! テーマ:見えない・見えにくい人も暮らす     明るい社会 対 象:小学4年生〜6年生の児童   締 切:2010年12月17日(金) 問合せ:京都ライトハウス内     「あい・らぶ・ふぇあ」実行委員会 ■思い出募集しています!  前回号でお知らせしました「京都ライトハウスに関する思い出募集」の締め切りが近づいてまいりました。  点字、墨字、また、メールでも受け付けておりますので、皆さまの思い出をぜひお寄せください。 申込先:京都ライトハウス事務所 p10 ■年末年始 休館のお知らせ  年末年始の休館は、次の通りとさせていただきます。  12月28日(火)の夜から1月3日(月)の夜までは休館です。宿直および日直とも不在ですので、ご了承ください。各事業所については下記の通りです。 おれい <このコーナーは、5万円以上のご寄付、 ご寄贈いただいた方々をご掲載しています> ■大八木 明様  6月4日 多額のご寄付を頂戴しました。 ■ワコール労働組合様  6月30日 多額のご寄付を頂戴しました。 ■経糸の会様  8月29日 多額のご寄付を頂戴しました。 ■(株)わかさ生活様  毎月定期的に多額のご寄付を賜り、ありがとうございます。 皆様からのご厚志はライトハウスの事業運営資金として活用させていただきます。ありがとうございました。 ■小島 寿一様  8月26日 スヌーズレン遊具一式のご寄贈を頂戴しました。 ■榎並 悦子様  6月13日 植田正治写真展にご招待ありがとうございました。 ■京都混声合唱団様  7月25日 京都混声合唱団85周年演奏会にご招待ありがとうございました。 ■ワコール労働組合様  7月8日、多額のご助成をいただき「タビリエ 四国」(点字全5巻、地図付)を全国60ヶ所の点字図書館と盲学校に無料で配布させていただきました。ありがとうございました。 p11 ご寄付ご寄贈ありがとうございます! 次の通り、数々のご芳志をいただきました。厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。 (50音順・敬称略) 2010年6月1日〜2010年8月31日 寄付金 50件  3,195,605円 物品寄付・ご奉仕   119件  【寄付金】 池上忠男、植山恵、うさぎや、加藤博史、城崎明、北畑良美、京都YMCA、京都盲人ハムクラブ、楠敏雄、倉田時子、高良冨子、木の芽京都句会、小山靖子、ザ・パレスサイドホテル、塩尻昭子、重田雅子、杉村美代子、高橋夏江、タキイ種苗(株)、竹原理恵・青木由佳子、田中陽子、谷川満枝、崔春夫、堤明子、(財)鉄道弘済会西日本管理部、富村税理士事務所、奈良県私立学校人権教育推進協議会、日本聖公会京都伝道区信徒伝道協議会、花岡美容室、馬場康子、水野菊子、ミヤ眼科医院、宮崎重道、楽只自主防災会、ワコール女子陸上競技部選手一同、匿名7件  【物品寄付・ご奉仕】 青木寿江、青山弘、芦田恵、あすなろ会、生島芙美江、伊佐迪子、五十川富士子、磯部治、一谷孝、伊藤治子、井上千恵子、井上正子、今村久美子、上田澄江、(株)魚国総本社京都支社、浮守篤子、内田主男、内田務、宇野史子、大谷八重子、大西至、大原一晃、岡村壽子、岡本久栄、奥村久子、奥山晴生、梶原清一、加藤紀江、川合昇、川合正子、川戸正司、カンネベルクエリカ、北垣せつ子、北村貞人、北村宗昭、木原清香堂茶舗、木村芳子、京都當道会、京都産業大学新社会ボランティアサークル、(社)京都市シルバー人材センター、京都トヨタ自動車レクサス北大路、京都PANA-ALC、(財)京遊連社会福祉基金、(株)公益社、上阪禎子、サークルにじ、さえずり会、酒井秀夫、佐川せつ子、佐久間正雄、佐々江温子、佐々木智栄子、佐々木陽子、塩見章子、柴田慶子、(株)シミズ・ビルライフケア関西、下奥重望、(株)朱常分店、白坂澄夫、杉本倫子、鈴木さほ、竹内治代、竹内聖依、田中耕一、田辺誠子、谷川正雄、谷口敏、辻謙一、辻田里津子、堤育子、点友会、東海和子、鳥飼幸子、中江利彦、中島田鶴、永嶋まつ子、中谷武司、西村ゆり、野坂邦子、野間赳夫、畑勇子、服部令子、林晃次、馬場康子、深尾幸枝、福島洋子、福中正美、福見久代、藤井綾子、藤田慧子、藤野つるみ、藤村由喜子、藤山和子、堀居三枝子、前川加代子、前田ふじ子、前中知栄、松岡千鶴子、松本すみ子、三浦豊子、都福祉事業協会、村上直子、目黒正子、本草野政雄、森初子、森田澪、薮佳子、山下淳子、山下祐嘉里、山田恭子、山本早苗、山本順子、湯浅昭次、横山邦子、吉田善次、朗読グループあいあい、和田恭子、和田三重子、渡部隆三 p12  京都ライトハウス後援会より  9月3日、後援会理事会を開催しました。永年に渡り後援会会長として、お世話になりました塚原 勇先生が勇退されることになり、後任は元京都ライトハウス理事で眼科医の弓削 経夫先生にご就任いただきました。  今後も京都ライトハウスの充実と発展、視覚障害者福祉の推進のため、また、後援会会員の拡大のため、皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。  次の通り、後援会費と運営資金寄付金を納入いただきました。会員の皆様のお名前を掲げ、厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。 (50音順・敬称略) 2010年6月1日〜2010年8月31日 後援会費  171件 342,000円 運営資金寄付金 89件 420,500円 赤阪仁、阿含宗、浅見伸一、荒木靖子、池田燎亮、石川直子、五十川静江、市木益次郎、井上明美、井上登志子、井上雅代、井上佳子、今井俊子、今宿晋作、岩本一夫、上田^一、上村幸代、大園比路子、太田寿、大西信子、大橋l志栄、大村悦子、大目忠二・昌子、大山悠子、岡島怜子、小川和恵、奥村透、奥村三千男、尾嵜匡代、小田淑子、園城寺、梶内正富、片野慶子、加藤継夫、金綱隆弘、金田典子、亀井保幸、蒲原孝、川勝玲子、河田歯科医院河田巴、川村正一、河原林弘美、木坂順一郎、北川文子、北畠典生、北村弘、北村裕喜子、きつつきの会、木寺宏之、木下禎造、木下文恵、木村朝子、久世尚、栗原亨、合志正三、高良冨子、小島登美子、後藤茂子、小槙紀、小森修子、ザ・パレスサイドホテル、崔秀賢、齋藤信雄、酒井清、酒井久江、酒井富美子、酒元人四、佐々木幸、佐々木陽子、佐藤完爾、佐藤雅子、佐藤令子、佐野理恵、澤義則、澤ア英子、塩崎英雄、塩谷歯科医院塩谷求身、渋谷健次、島岡医院、城野時一、杉本敬子、鈴木清視、鈴木茂嗣、鈴木昌子、鈴木瑠里子、角喜代子、千保幸子、高島商店、橋功、谷初子、宝田克男、竹岡俊昌、夛田敦子、田中嘉代、田中幸子、田中セツ子、田中武、田中文夫、田中道夫、谷直介、谷口智慧、玉田和江、田村敏明、溜池良夫、辻ミチ子、堤明子、常村弘志、(財)鉄道弘済会西日本管理部、土江田曜子、徳賀民子、徳田正子、戸部節子、豊田邦子、内貴栄美子、内藤俊夫、中川真一、中島亀之助、長島盲人会、中田英子、中西頼子、中部瞭子、中部普行、泥順彦、西祥太郎、西利子、西晴行、西川千草、野中一二三、八田良子、初田高明、馬場衛、濱野孝、林勝治、日置美代、平田眞名、藤井昶夫、古澤晶子、堀井功、本沢芳子、本間トキエ、牧野敦代、松原義人、松本哲子、水谷俊夫、溝川正、南初美、宮内正太郎、宮崎政彦、向井ミサ子、村上三枝子、村上幸子、村山誠己、森紀代子、森典子、森よし子、森藤哲良、森本明子、八木裕子、夜久廣、安井ひでこ、安田勝、山本喜美子、山本早苗、山本澄子、山本洋子、湯浅鈴子、吉川真弓、吉田菜穂子、吉田華子、吉田米男、吉村美佐子、若林清子、和田美和子、渡辺榮子、渡辺多鶴子 編集後記  4月から新しく編集委員となり、2回目の発行を迎えました。完成までの過程を知る中で、あらためてライトハウスという場の大きさを実感。その動きに注目しながら、部署を越えたさまざまなメンバーとやり取りを重ねていく経験は、新たな発見や気付きにあふれ、とても刺激になります。皆さまに喜んでいただける通信をお届けできるよう、力を尽くしていきますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。  (冨田 裕美子)